山の日の由来となぜ国民の祝日になったのか?

山の日

8月11日は、山の日で国民の祝日です!

国民の祝日が増えた!8月11日を「山の日」という祝日に。

祝日がないのは、6月だけとなります。

7月第3月曜日の「海の日」と同じく、自然に親しむ祝日を設けるのが目的で制定されました。

ちなみに、海の日以来の国民の祝日の制定らしいです。

目次

そもそも山の日が、なぜ8月11日なの?

山の日を制定したのは日本の議員連盟「山の日制定議員連盟」というところで、その連盟の目指すものは『山の日を国民の祝日にしよう。』というものでもありました。

2013年6月30日に山の日制定議員連盟が開いた総会では、6月上旬、海の日の翌日、お盆前・・・など

たくさんの候補があったようですが、実ははじめに採用されたのは8月12日でした。

しかし8月12日という日に、もしかしたらピンと来る人もいるかもしれませんが、実は日本史上最多の死者数を出した航空事故、日本航空123便墜落事故が起こった日も8月12日でした。

悲惨な事故があった日をあえて祝日にするものかと、反対意見が出ていたのでそれを受け止め、山の日制定議員連盟は、11月22日の総会によって山の日を、8月11日にすることを決定しました。

山の日の由来

「海の日」の祝日がありますよね。

これは1995年に祝日として施行されたものです。

なんで「海の日」の祝日があるのに「山の日」はないのか。

これは当然思いますよね。

非常に単純ですがわかりやすい理由で、山の日を作ろうという動きが出てきたようです。

1995年に海の日が制定されたのちに、一部の府県で「山の日」を制定したり行事を行うようになってきました。

8月11日が選ばれた理由

  • 夏山シーズンであること
  • お盆近くで企業活動のへの影響が比較的小さい事

があげられます。

山の日はハッピーマンデーの対象?


日本の国民の祝日の一つである「山の日」。

それまで一年の中で6月と8月だけが祝日がなかったことから、祝日を制定しようとする動きが現れました。

日付に際して多くの案が出される中、お盆休みの前日である8月12日にすれば、お盆休みと連続して休みになり、様々な利点が考えられることから、採用に向けて動きが加速しますが、8月12日は御巣鷹山に日航機が墜落した日であったため、最終的には8月11日で調整されたと言われています。

国民の祝日と言うと、日付の特定を行わずに第2月曜、第3月曜のように曜日を特定することで、土曜、日曜、月曜と連休を設けることができる、ハッピーマンデーを採用しているものもありますよね。

しかし、山の日の場合は上記のような理由で、仮に8月12日が月曜に当たってしまうと、その日を祝日としてお祝いするにはふさわしくないという理由で、日付が固定となり8月11日になったと言われています。

山の日はいつから制定されたの?

祝日の「山の日」は、2016年8月11日からです。

山の日は、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ということで祝日になりました。

学生さんにとっては、夏休み真っ盛りで、この日の祝日は??? という感じでしょう。

でも、サラリーマンにとっては、ありがたい祝日。

有給休暇をうまく使えば、お盆休みと合わせて1週間ぐらいの大型連休になるを作ることも可能です!

山の日【祝日】についての動画

祝日の定義

国民の祝日の種類

『祝日』には大きく分けて4つのタイプがあります。

  • 国家・天皇に関わるもの(天皇誕生日をふくめ5つ)
  • 神事に関するもの(成人の日をふくめ4つ)
  • 季節に関するもの(元日と春分の日・秋分の日の3つ)
  • 戦後に概念が発生したもの(スポーツの日(体育の日)・海の日・5月4日の3つ)

これらを総称して『祝日』と言っているのです。

ちなみに、次の祝日である『勤労感謝の日』は、もと『新嘗祭』であり神事に関係する祝日と分類されます。

2024年の国民の祝日一覧

曜日 祝日の名称
1月 1 元日
8 成人の日
2月 11 建国記念の日
12 振替休日
23 天皇誕生日
3月 20 春分の日
4月 29 昭和の日
5月 3 憲法記念日
4 みどりの日
5 こどもの日
6 振替休日
7月 15 海の日
8月 11 山の日
12 振替休日
9月 16 敬老の日
22 秋分の日
23 振替休日
10月 14 スポーツの日
11月 3 文化の日
4 振替休日
23 勤労感謝の日

1月の国民の祝日

●1月1日(元日)

1年の始まりである1月1日は、国民の祝日によって休日となっています。

元日は休みというのは日本においてとても一般的となっていますが、実は法律が施行されたのは昭和23年の新しい祝日法からとなっています。

それ以前も元日は休日となっていましたが、法が定める休日となったのはこの時からです。

●1月8日(成人の日

「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」を趣旨として制定された祝日です。

1999年までは1月15日に固定されていましたが、2000年以降はハッピーマンデー制度(祝日を特定の日から土日明けの月曜日に移動させることで、連休にするもの)によって、1月8日~14日のどれかになるため、1月15日に成人の日がくることはありません。

また、成人の日は、元は小正月に元服の儀が行われていたことが由来とされています。

2月の国民の祝日

●2月11日(建国記念の日

「建国をしのび、国を愛する心を養う」という趣旨により、昭和41年に制定されました。

元々は明治6年に「紀元節」(日本の初代天皇の神武天皇の即位日)として祭日となっていたものの、戦後にGHQの指示によって廃止されたものの、昭和41年に復活して祝日となった経緯があります。

●2月23日(天皇誕生日

天皇の誕生日をお祝いする日ですが、2019年に年号が平成から令和に変わり、今上天皇への譲位によって2020年から変更となります。

3月の国民の祝日

●3月21日(春分の日

「自然をたたえ、生物をいつくしむ」ことを趣旨としていますが、昼と夜の長さが(ほぼ)同一となる日を春分日としています。

春分日は毎年異なりますが、通例では3月20日もしくは3月21日のいずれかになっています。

4月の国民の祝日

●4月29日(昭和の日

「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」ことを趣旨としていますが、元は昭和天皇の誕生日→みどりの日と2度の変更経て、2007年に制定された祝日となっています。

5月の国民の祝日

●5月3日(憲法記念日
昭和22年に日本国憲法が施行されたことを記念し、翌年の昭和23年に制定された祝日です。

「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」を趣旨としています。

●5月4日(みどりの日

元は昭和天皇の誕生日が4月29日であったことから、ゴールデンウィークを形成する休日の一つとされていたのですが、昭和64年に年号が昭和から平成に変わり天皇がお御代替えしたことで、天皇誕生日が12月23日へと改められたことを機に、当初は4月29日をみどりの日として祝日に制定していました。

さらに平成17年の法改正により、みどりの日は5月4日に移動され、4月29日は昭和の日と変更されています。

なお、みどりの日は「自然にしたしむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」ことを趣旨としています。

●5月5日(こどもの日

端午の節句である5月5日に、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことを趣旨として昭和23年より制定されています。

6月の国民の祝日

6月は国民の祝日はありません。

7月の国民の祝日

●7月15日第3月曜日(海の日

平成8年に施行された当初は7月20日と固定でしたが、現在は7月の第3月曜日となっています。

「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」と趣旨としています。

8月の国民の祝日

●8月11日(山の日

平成26年に制定され、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨としています。

9月の国民の祝日

●9月16日第3月曜日(敬老の日

平成14年までは9月15日の固定となっていましたが、平成15年より9月の第3月曜に変わっています。

「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨としています。

●9月22日(秋分の日

春分の日と同様に、昼と夜の長さがほぼ同じ秋分日を祝日としています。

例年9月22日か9月23日のいずれが1日となります。

「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」ことを趣旨としています。

10月の国民の祝日

●10月14日(スポーツの日

昭和39年に行われた東京オリンピックの開会式が10月10日だったことから、この日とスポーツの日(体育の日)として、「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」ことを趣旨として祝日にしています。

現在はハッピーマンデー制度により10月の第2月曜日となっています。

なお、2020年1月1日より、名称もスポーツの日(体育の日)からスポーツの日へと変更になりました。

11月の国民の祝日

●11月3日(文化の日

明治天皇の誕生日であり、日本国憲法が公布された日です。

「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨としています。

なお、文化の日から半年後の5月3日に日本国憲法は施行され、その日を憲法記念日としています。

●11月23日(勤労感謝の日

元は新嘗祭という天皇行事による休日だったのですが、GHQによって禁止された後、勤労感謝の日として復活して祝日制定となりました。

「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」ことを趣旨としています。

12月の国民の祝日

12月は国民の祝日はありません。

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