お彼岸のお供え物は何が良い?金額相場はどのくらい?

お彼岸(春彼岸・秋彼岸)のお供え物のマナーは?現金を供えるのはあり?

お彼岸の時期になると、実家に帰省してお墓参りをするという方が多いと思います。

その際、お墓や仏壇に供えるお供え物を持参すると思いますが、お彼岸のお供え物には決まっているマナーはあるのでしょうか。

また、お供え物の金額相場や、品物を用意できなかった場合に現金を供えるのはいいのかなど、疑問に思っていることもあると思います。

そこで今回は、お彼岸のお供え物について調べてみました。

目次

お彼岸のお供え物は何が良い?【春彼岸・秋彼岸】


お彼岸のお供えについては、特に決まったものがあるわけではありませんが、春彼岸は「ぼたもち」、秋彼岸は「おはぎ」をお供えする方が多いですよね。

ぼたもちもおはぎも、もち米を炊いたものを餡(あん)で包んだ和菓子ですが、実はこの2つ、名前が違うだけで同じ食べ物だとご存知でしたか?

ではどうして同じ食べ物なのに、わざわざ違う名前で呼んでいるのでしょうか。

春彼岸のお供え物

春彼岸にはぼたもちをお供えするのが一般的ですが、それは春は牡丹の花が咲く時期だからです。

つまり、ぼたもちの「ぼた」は、牡丹が由来となっています。

また、お彼岸にぼたもち(おはぎ)を食べるのは、原料に使われている小豆に魔除けの効果があると言われていたことや、昔は砂糖が高級品であったため、砂糖をたっぷり使ったぼたもち(おはぎ)をお供えすることで先祖供養になると考えられていたからと言われています。

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秋彼岸のお供え物

秋彼岸にはおはぎをお供えします。

おはぎの由来は、秋の時期に咲く萩の花となっています。

なお、ぼたもちとおはぎは小豆の収穫時期が異なるため、収穫直後の秋彼岸では皮を残したつぶあんを、収穫から日が経っている春彼岸では皮が固くなっているので皮を剥いたこしあんを使うことが多いようです。

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お彼岸のお供え物の金額相場は?


お彼岸のお供えの金額相場は、3,000~5,000円が一般的とされていますが、お寺の法要に参列をする場合はお供え物の他にお布施を用意することがあると思います。

その場合は、お供え物を1,000~2,000円にし、お布施を3,000円程度にするという方が多いようです。

お彼岸のお供え物は、金額は高ければ高いほどよいというわけではなく、高すぎる金額は逆に先方が困惑したり、恐縮してしまうこともあります。

そのため、相場の3,000~5,000円内で収めるようにするのがよいと言われています。

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お彼岸のお供え物のマナーは?


お彼岸のお供え物については、特に「これ」という決まりがあるわけではありませんが、お墓や仏壇のお供え物には「五供(ごくう)」という基本があり、多くの場合はこの五供に沿ったものを選びます。

五供は次のようになっています。

線香のことです。

仏様は香りを食べると言われているので、線香の匂いは故人に届いていると言われています。

最近はコーヒーや緑茶など、変わった香りがする線香が販売されているので、生前コーヒーが好きだった人なら喜ばれると思います。

線香と同じで、花の香りも仏様に届いていると言われています。

生前、故人が好きだった花があれば、その花をお供えするのがよいでしょう。

灯明

ろうそくのことです。

ろうそくは消費するものなので、お供え物として持参すると喜ばれます。

飲食

故人が好きだった食べ物や飲み物をお供えするのがよいと言われています。

また、旬の果物や、ゼリーや羊羹などのお菓子、乾物(そうめん)などもお勧めです。

お水やお茶をお供えします。

仏壇やお墓にお供えする水のことを『浄水』と言います
(宗派によっては水をお供えしないところもあります)

お供え物を持って行く場合、水を除いた香、花、灯明、飲食から選べば特に問題はないでしょう。

ただし、仏教では殺生を禁忌としているため、生の魚や肉は避けた方がよいです。

また、消費期限の短い食べ物や飲み物は、先方が困ってしまうこともあるので、同様に避けた方がよいでしょう。

お彼岸のお供えに現金を供えるのはあり?


お彼岸に行く前にお供え物の準備ができなかった場合、現金をお供えしてもよいのか悩むところですが、これについては地域や各家庭の考え方によって大きく変わります。

お彼岸は自分だけではなく、親戚や知り合いなどもたくさんお墓参りや法要にやってくる時期のため、どうしてもお供え物が似たようなものになりがちですし、大量の食べ物は処理に困ることもありますよね。

そのため、お供え物が重複することを避けるために、現金をお供えに決めている家庭や地域も多いようです。

しかし、どこの誰でも「現金はお供え物としてOK」という認識を持っているかと言われたらそうではありません。

中には品物がはっきりと決まっていることもあるので、自己判断せずに実家や地域の人に尋ねてみるのがよいでしょう。

お彼岸のお供え物に熨斗は必要なの?


結婚祝いや出産祝いなどのお祝い事を始め、お歳暮やお中元などいわゆる贈答品には『熨斗』や『熨斗紙』がついているのをよく見かけると思います。

熨斗(のし)とは右上についている飾りのことで、元々は乾燥させたアワビを貼っていたのが由来です。

のした(伸ばした)アワビをつけることで「幸せが長く続きますように」という願いが込められていると言われています。

また、アワビは古くから不老長寿の象徴とされていたため、入院時のお見舞いの品につけることもあります。

熨斗と水引(紐で結んでいる部分)が印刷されているものを熨斗紙と言い、現在は贈答品の多くに熨斗紙が使用されていますが、お彼岸のお供え物の場合、お祝い事ではないため熨斗紙は使いません。

当然ながら熨斗もつけずに、代わりに水引のみが印刷されている『掛け紙』を使います。

水引の色は慶事では赤・白を使いますが、お彼岸のお供え物の場合は、黒・白もしくは双銀、黄・白を使います。(地域によって異なります)

お彼岸のお供えのお花は何?


お墓や仏壇にお供えする花には、菊のイメージを持っている方は多いと思いますが、実は必ず菊でなければならないという決まりはなく、基本的には故人が好きだった花や季節の花をお供えして構いません。

色も特に決まりはありませんが、一般的に白や薄い黄色、紫など淡い色が好まれます。

また、「母の日」に贈ることが多いカーネーションもお供えの花によく選ばれています。

これは1907年にアメリカで、亡き母への追悼として白いカーネーションを教会で配ったことが由来とされています。

母の日では赤やピンクのカーネーションが人気ですが、お彼岸のお供えでは白や黄色のカーネーションが好まれています。

それ以外では、春彼岸であればちょうど見ごろを迎えるアイリスやマーガレット、トルコキキョウ、秋彼岸ならリンドウやケイトウなどがお供えとして人気があります。

なお、故人が好きな花だったとしても、匂いの強いものや毒のあるもの、棘のあるものはお供えとしてはふさわしいとは言えませんので、その点は注意した方がよいでしょう。

まとめ

お彼岸のお供えの金額相場は3,000~5,000円となっており、お供えの他にお布施を包む場合は、お供えと合わせてこの金額内に収めるようにするのがよいと言われています。

また、お供えの品物についても特に決まりはありませんが、仏教では殺生を禁忌としているため、肉や魚の生ものは避けた方がよいのと、日持ちしないものが大量になると先方が処理に困ってしまうことがあるため、できれば日持ちのするお菓子や乾物などがよいと言われています。

品物を用意する時間がなければ現金をお供えしても構いませんが、地域や各家庭によっては現金はNGとしている場合もあるので、事前に確認しておくのがよいでしょう。

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