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秋分の意味や由来は?お彼岸とはどんな関係なのか教えて!

秋分の旬な食べ物や季節の花は?主な風習を紹介!

秋分は二十四節気の16番目の節気ですが、秋分よりも「秋分の日」の方が印象に残っている人が多いのではないでしょうか。

秋分の日と言えば祝日ですよね。

また、「秋のお彼岸」は秋分の日を中日にして前後3日間(合計7日間)のことを指しますが、そもそも秋分とは一体どのような日なのでしょうか。

そこで今回は、秋分の意味や由来を調べてみました。

お彼岸との関係はもちろん、旬な食べ物や主な風習、2020年の秋分はいつなのかなども合わせてご紹介します。



秋分の意味と由来


秋分とは、地球が秋分点を通過する日です。

秋分点は地球から見た空を一つの球体を見なし、その天球上を移動する太陽のみかけ上の通り道である「黄道」と、地球の赤道面を天球上にまで延長した時に天球にできる大円である「天の赤道」が交差する点のことを言い、黄経(天球の座標系)が180度となります。

天の赤道と交わる点は秋分の他に春分があり、春分の黄経は0℃。

つまり、秋分と春分のみが黄道と天の赤道が交わり、それぞれを秋分点、春分点と呼びます。

そして、太陽が秋分点(春分点)を通過する瞬間が秋分(春分)、通過する日を秋分日(春分日)と言います。

秋分及び春分は、太陽がほぼ真東から昇り、真西へと沈むため昼と夜の長さがほとんど同じになります。

秋分は二十四節気の中の秋を表す節気であり、4番目に当たります(全体では16番目)。

各季節で節気は6つあるため、秋分が秋の節気の分け目になることや、昼と夜を等しく分けると言った意味から、秋“分”と名称がつけられたと言われています。

2020年の秋分はいつ?


2020年の秋分は9月22日です。

なお、秋分の次の節気である寒露が10月8日であることから、秋分は9月22日から(寒露の前日となる)10月7日までと期間で表すこともできます。

秋分及び春分は、国立天文台が作成する暦象年表に基づいて閣議された後、前年の2月の官報に掲載されます。

そのため、2年後先や5年後先などの秋分は現時点ではわからないのですが、太陽の運行によって二十四節気が決まるため、およそ9月22日~23日が秋分となるのが多いと予測されています。

ちなみに、秋分は太陽が秋分点を通過する瞬間のことを指しますが、秋分日は秋分となる日のことを指す言葉です。

また、秋分日と似た言葉の「秋分の日」ですが、この2つは同じ意味ではありません。

秋分の日は、「国民の祝日に関する法律」によって定められた国民の祝日であり、その趣旨は「祖先をうやまい、なくなった人をしのぶ」ものです。

秋分日と秋分の日は日付は同じですが、その意味は全く違うので注意しましょう。

秋分とお彼岸の関係


秋分の日を中日として前後3日間(合計7日間)は、秋のお彼岸と呼ばれる期間です。

この期間中、多くの方が実家に帰り、お墓参りを行うと思いますが、秋分とお彼岸にはどのような関係があるのでしょうか。

お彼岸とはそもそも、僧侶が悟りを開く修行をし、煩悩を捨てて境地に達した際に辿り着ける場所である彼岸が元となっています。

仏教の教えでは、彼岸である浄土は西の方向にあり、一方で私達が生きる現世(此岸と言います)は東にあると考えられており、太陽が真東から昇り真西に沈む秋分は彼岸と此岸が一年で最も近づく日とされるため、この日に修行をするのがよいと言われていました。

それがやがて、修行僧ではなく我々一般人であっても、お墓参りをすることで先祖の霊と近づくことができ、供養になると考えられるようになったと言われています。

秋分の旬な食べ物


秋のお彼岸では、仏壇やお墓に「おはぎ」をお供えしますよね。



これは、秋分にちょうど見ごろになる花が『萩』だからと言われています。

同様に、春のお彼岸に「ぼた餅」をお供えしますが、春分に咲くのが牡丹だからと言われています。

また、季節で咲く花が違う以外にも、一般的におはぎはつぶ餡、ぼた餅はこし餡で作られると言われています。

理由は、あんこの原料となる小豆は春に種を撒いて秋に収穫するため、おはぎに使う小豆は収穫したてで皮がやわらかいので皮ごと潰して食べられる(つぶ餡)のに対し、春まで保存した小豆は皮が硬くなるので皮を取り除いたこし餡が使われたと言われています。

この他に、秋分に旬となる食べ物には秋の代表的な味覚である松茸や秋刀魚などがあり、秋分にはおいしい食べ物が数多く出揃います。

秋分の季節の花


彼岸花は、まるで秋分に開花を合わせたかのように、秋分のころに一斉に咲き始める花です。

別名「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」と言い、サンスクリット語で「天界に咲く赤い花」という意味の通り、真っ赤な花びらが特徴となっています。

球根部分に毒を持っているため、昔はネズミやモグラ除けのために田んぼ周辺のあぜ道などに植えられていたようですが、球根部分は水にさらすと毒が抜けてデンプンがとれるため、万が一の場合の非常食としても役立っていたと言われています。

また、秋を感じさせる花として人気の高い金木犀も、9月下旬から10月上旬にかけて咲く代表的な花です。

オレンジ色の小さな小花がたくさん付き、香りのよい花として知られていますが、開花期間が一週間ほどと短いのが特徴です。

秋分の主な風習


秋分は、昼と夜の長さがほぼ同じになることから、秋のお彼岸としてお墓参りをする風習が昔からあります。

秋分日を「秋分の日」として祝日にしていますが、秋分の日の趣旨が『祖先をうやまい、なくなった人をしのぶ』ことからもお墓参りは欠かせない行事と言えるでしょう。

また、「秋分の日」は元々は『秋季皇霊祭』と言って、天皇が歴代の天皇や皇后、皇親の霊を祀る儀式でした。

後に秋分の日として祝日となりましたが、今でも伊勢神宮にて天皇がお見えになって執り行われています。

なお、風習ではありませんが、秋は「芸術の秋」や「スポーツの秋」「読書の秋」などにちなみ、様々なイベントや行事が各地にて行われます。

二十四節気との関係


秋分は、二十四節気の16番目の節気であり、秋の節気となります。

節気は季節ごとに6つに分かれており、秋分は秋の節気では4番目。

それぞれの季節の入りには、始まりという意味を持つ「立」が使われますが、秋分の「分」にはちょうど秋の半分が過ぎた時期であることや、昼と夜の長さが同じに分けられるという意味があります。

秋分と春分は二分、夏至と冬至は二至、立春、立夏、立秋、立冬は四立と言い、これらは二十四節気の中でも重要な節気の位置づけとなっています。

秋分を過ぎると、寒露、霜降ときて、いよいよ冬の節気に入ります。

二十四節気は旧暦に基づいているため、新暦が採用されている現在では季節感がそぐわない場合もありますが、今でも「暦の上では春」のようにテレビのニュースなどでよく使われています。

まとめ

秋分は、二十四節気の16番目の節気で、秋を表す名称となっています。

昼と夜の長さがほとんど同じであることから、東から昇って西に沈む太陽の距離が一年で最も短くなります。

西に浄土(彼岸)があるとする仏教の世界では、この日に墓参りをすることで先祖の霊と近づくことができると考えられ、秋のお彼岸としてお墓参りを行います。

2020年の秋分は9月22日で、この日を最終日に9月19日からの4日間が連休となっていますが、残念ながら秋の大型連休(シルバーウィーク)と呼べるほど長い休暇とはならないようです。



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