2023年ゴールデンウィークはいつからいつまで?有給休暇(有休)をとって大型連休にする方法は?
新年度が始まる4月は、仕事や学校など新しい環境に身を置く人も多く、心身ともに疲れが溜まりやすい時期ですよね。
そのタイミングで巡ってくるゴールデンウィークは、リフレッシュをするにはもってこいの機会!
旅行や趣味を満喫しようと、早くから計画を立てる人も多いでしょう。
それでは2023年のゴールデンウィークは、いつからいつまでなのでしょうか。
2023年のゴールデンウィークはいつからいつまで?
一般的には、4月29日(昭和の日)から、5月5日(こどもの日)までがゴールデンウィークですが、厳密にいうと、「直前・直後の土日」と「祝日」の間の平日の日数によって期間が決まります。
「ゴールデンウィーク」は祝日だけではなく、土曜日や日曜日や振替休日なども含めて考えます。
2023年ゴールデンウィークの期間の祝日について
ゴールデンウィークは、国民の祝日が繋がってできる大型連休ですが、一つ一つの祝日の意味や由来についてはご存知でしょうか。
そこでここでは、ゴールデンウィークを構成する祝日についてご紹介します。
4月29日 昭和の日
昭和の日は元々は昭和天皇の誕生日を祝う祝日でした。
天皇誕生日はかつて「天長節(てんちょうせつ)」と呼ばれる祭日でしたが、昭和23年に『国民の祝日に関する法律(祝日法)』によって「天皇誕生日」という祝日に改正されました。
昭和天皇が崩御後、明仁様が平成の天皇として即位されると、天皇誕生日は昭和天皇の4月29日から平成天皇の12月23日へと変わりますが、その際、ゴールデンウィークを構成する祝日の一つであった昭和天皇の天皇誕生日がなくなってしまうと国民生活に影響が出ることが懸念され、4月29日を祝日として継続させるために、「みどりの日」へと名称が変更され国民の祝日として継続されました。
さらに、みどりの日は5月4日に移行となったため(詳しい説明については「みどりの日」にて記載しています)、4月29日は「昭和の日」と名称が変更になりました。
昭和の日の趣旨は「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」というもので、昭和天皇の功績を称えた日となっています。
5月3日 憲法記念日
昭和22年5月3日に日本国憲法が施行されたことを記念し、「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」ことを趣旨として制定されました。
日本国憲法の施行は昭和22年5月3日ですが、公布は昭和21年11月3日です。
そのため当初は公布日である11月3日を憲法記念日とする案もあったようですが、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の反対により断念し、施行日の5月3日となりました。
11月3日は元々、明治天皇の誕生日であり、明治時代は天長節、昭和初期は明治節という名称で祭日でしたが、GHQは天皇と国民が結び付くことを恐れていたため、この日を憲法記念日とすることに強い拒否を示しました。
なお、11月3日は現在「文化の日」で祝日となっています。
5月4日 みどりの日
「自然にしたしむとともにその恩義に感謝し、豊かな心をはぐくむ」ことを趣旨として、平成元年に制定された祝日です。
昭和の日でも触れましたが、元々は昭和天皇の誕生日である『天皇誕生日』という祝日だったため、当初の日付は4月29日となっており、昭和天皇が崩御後、平成天皇に変わったことから名称が変わりました。
さらに、平成19年には4月29日から5月4日へ日付が移行されています。
これは、5月3日の憲法記念日と5月5日のこどもの日に挟まれた5月4日は、祝日と祝日の間の平日に適用される「国民の休日」であったためです。
なお、みどりの日という名称は、昭和天皇が植物に造詣が深く、自然をこよなく愛していたことが由来とされています。
5月5日 こどもの日
こどもの日は「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことが趣旨となっていますが、元々は『端午の節句』と言って男の子の誕生や成長をお祝いする日でした。
端午の節句は五節句の一つで、中国発祥の自然哲学である陰陽五行説から成る、災いを避けるために行われていた厄払いの行事です。
陰陽五行説では奇数は陽、偶数は陰とされますが、陽が重なって奇数となる1月7日や3月3日、5月5日、7月7日、9月9日は陰の力が強い日とされ、厄払いが行われていました。
その際、邪気を祓う力があるとされていた菖蒲を飾ったり、菖蒲湯に浸かって身を清めたりしていたのが、武家時代になると菖蒲が勝負に通じることから、男の子の健康や出世を願うものに変わっていったと言われています。
その後、昭和23年に男の子に特定するのではなく、こどもの日としてこどもの成長や幸せを願う祝日になりました。
2023年ゴールデンウィークに有給休暇(有休)を使って大型連休にするなら?
ゴールデンウィークに里帰りや遠方に旅行に出掛けたいという場合などには、有給休暇(有休)を上手く使うと格段に休みの期間を伸ばすことができます。
2023年のゴールデンウィークカレンダーは
4/30(日) 休日
5/1(月) 平日
5/2(火) 平日
5/3(水)憲法記念日
5/4(木) みどりの日
5/5(金) こどもの日
5/6(土) 休日
5/7(日) 休日
例えば、5月1日と2日の2日間を有休にすると、29日(昭和の日)から9連休が可能になります。
2023年の3連休は8回!
2023年の3連休は8回あります。
3連休であれば、2泊3日の旅行など少し足を延ばしてお出かけできます。
2023年の3連休は全部で8回 |
1月7日(土)~1月9日(月) |
5月3日(水)~5月5日(金)+ 週末(土・日)で5連休 |
7月15日(土)~7月17日(月) |
8月11日(金)~8月13日(日) |
9月16日(土)~9月18日(月) |
10月7日(土)~10月9日(月) |
11月3日(金)~11月5日(日) |
12月30日(土)~1月1日(月) |
銀行・郵便局や行政サービスはカレンダー通り
それでは、2023年の銀行・郵便局や行政サービスはどのようになっているのでしょうか。
まずは、業種別にご紹介したいと思います。
一般的な企業
5月3日(水曜)から5月7日(日曜)までの5日間となります。
銀行・郵便局
5月3日(水曜)から5月5日(日曜)までの5日間となります。
一般的な企業と同じで、いわゆる「カレンダー通り」と言われるゴールデンウィークの形態です。
ゴールデンウィーク(GW)の郵便物配達には注意が必要
普通扱いとする郵便物・ゆうメール(特定記録とするものを含む)については、国民の祝日、土曜日および日曜日は原則配達を休止しているため注意が必要です。
ゴールデンウィーク中の普通扱い郵便物・ゆうメールの配達日は、5月1日(月)・2日(火)の通常平日と5月5日(金)こどもの日に行われます。
急いでいる場合は、速達、書留、簡易書留、ゆうパック、ゆうパケット、レターパックプラス、レターパックライト、クリックポストなどを利用しましょう。
これらは国民の祝日、土曜日および日曜日も配達されます。
サービス業
ホテル、ショッピングモール、テーマパーク、飲食店などのサービス業は、他の人が休んでいる時が掻き入れ時となるため、ゴールデンウィークもカレンダー通り休めるところはほぼありません。
そのため、ゴールデンウィーク後に他の従業員と休みが重ならないように調整をして、各個人が休みをとることが多いようです。
製造業などの一部の会社
製造業などの一部の会社は機械稼働や生産の関係もあって5月1日(月)・2日(火)を休みにして長期の休暇を設定する会社もあります。(※また個人的に有給休暇や代休を取得するとまとめて長期休暇に出来たりもしますよね。)
その場合・・・
4月29日(土)~5月7日(日)の9連休!となります。
まとめ
2023年のゴールデンウィークは、基本的に4月29日から5月5日までとなります。
少し長く連休がほしいという方は、有給休暇を上手く使うと2023年は9連休が可能になります。
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