男の子の端午の節句と初節句の祝いの仕方!
男の子の節句である「端午の節句」。
端午の節句には、鯉のぼりを揚げ、鎧兜や大将人形と言った五月人形を飾り、菖蒲湯に浸かって、柏餅やちまきを食べる、というのが一般的ですが、初節句を迎える場合も内容はこれらで構わないのでしょうか。
また、初節句とは一体いつのことを指すのでしょうか。
男の子と女の子で、違いはあるのでしょうか。
そこで今回は、そんな「今さら人に聞けない端午の節句や初節句の祝い方」について、詳しく調べてみることにしました。
男の子の初節句のお祝いはどのようにすればいの?
初節句の時期については、生後数か月から1才近くと、こどもが生まれた日によって大きく月齢に差が生じます。
このため、〇〇をしなければいけない、というような決まりきったものはありません。
一番は、赤ちゃんの体調やお母さんの産後の回復具合に合わせて行うのがよいと思います。
また、初節句のお祝いを行う際には、頂いた鯉のぼりや鎧兜、五月人形を飾り、お祝いの膳を用意します。
お祝いの膳の内容としては、柏餅やちまき、鰤や鱸(すずき)の出世魚、勝男にちなんだ鰹、定番の縁起物である海老や豆などがあります。
勿論、これらの品物を全て手作りすべき、というのではなく、市販の物を上手く取り入れて揃える工夫をして構わないと思います。
初節句の五月人形は誰が買うの?いつ贈ればいいの?
五月人形は誰が買うのかについては、地域により異なると言った方が正しいと思います。
日本の古い風習では、母親の実家が贈るものとされているようですが、武家文化の中心であった江戸がある関東では、家を継ぐ男児の誕生を祝って直系である父親の実家が購入していたようです。
また、鯉のぼりは父親の実家から、五月人形は母親の実家からと分かれている地域もあるようですので、住んでいる地方によって話し合った方がよいかも知れません。
初節句とは?
初節句とは、こどもが生まれて初めて迎える節句のことで、男の子なら5月5日の端午の節句、女の子なら3月3日の上巳の節句(桃の節句)に行います。
ただし、生まれてすぐにこれらの節句を迎える場合は、翌年に持ち越して初節句を行うこともあります。
通常、生後1~2ヶ月であれば、生まれた年に行わず翌年に行うケースが多いようです。
また、初節句には男の子なら鎧兜や大将人形などの五月人形を、女の子なら雛人形を両親の祖父母から贈るのが慣習となっています。
しかしこれは、全て母親の実家で贈る場合と、鎧兜は父親の実家から鯉のぼりは母親の実家から、というように地域によって誰が贈るか、に差があります。
最近では、両方の祖父母がお金を出し合って、両親が選ぶというパターンが定着してきているようです。
まとめ
初節句のお祝いの仕方や五月人形の購入については、以外と知らなかったという方が多かったのでないかと思います。
こどもの誕生を祝ってくれる両家の祖父母に少しでも感謝の気持ちを返せるように、親としてのつとめを無事に果たしたいものですよね。
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