入籍や結婚式などの日取りは縁起を担いで大安を選ぶ方が多いですが、お墓参りの場合も縁起を担いだ方がよいのでしょうか。
先勝にお墓参りへ行くのは、縁起が悪いのか気になりますよね。
そこで今回は、先勝のお墓参りについて調べてみました。
六曜とお墓参りの関係や、お墓参りの日取りの決め方なども合わせてご紹介します。
先勝にお墓参りへ行くと縁起が悪い?
先勝は六曜の中では、大安、友引に続いて3番目に縁起のよい吉日となっています。
そのため、先勝は入籍や結婚式などのお祝い事の日取りには向いていますし、お墓参りの日取りとしても縁起が悪いということはありません。
しかし、お墓参りを始めとした葬儀や法要などは、そもそも縁起を気にして日取りを決める必要はありません。
なぜなら、縁起を気にして日取りを決めるのはお祝い事が主であるからです。
当然ながら、先勝は六曜の中では縁起がよい日だからと言って、先勝にこだわってお墓参りをする必要もありません。
時間帯を気にしたほうがいい?
先勝は「先んずればすなわち勝ち」が語源となっていて、物事は急いで行うのがよいとされ、午前中が吉、午後から凶となる運気の日になるので、先勝に物事を行う時は午前中がお勧めと言えます。
しかし、先ほどもお話した通り、お墓参りに縁起の良し悪しは関係はなく、先勝にお墓参りをするからと言って必ず午前中でなければいけないというわけではありません。
ただし、先勝に限らず、お墓参りはあちこちに寄ってから行うものではない(仏様を後回しにすることになるので)と考えられており、午後よりも午前中の早い時間の方がよいと言われています。
このようなことから、先勝だからという理由ではなく、可能であればお墓参りは午前中に行うのがよいでしょう。
とは言え、都合などによって午前中にお墓参りをするのが難しい場合もありますよね。
そのような時は無理をせず午後から行ってもよいですが、霊園は閉園時間が決まっており、あまり遅い時間になると開いていないことがあるので注意して下さい。
お墓参りの時期はいつ行けばいい?
お墓参りは基本的にはいつ行ってもよいのですが、一般的にお墓参りを行う時期があります。
命日
年に一度の故人が亡くなられた月日(祥月命日とも言います)と、月に一度の故人が亡くなられた日(月命日)があります。
祥月命日はその年により、一周忌、三周忌、七回忌、十三回忌など呼び名があり、お墓参りの他、法要を行います。
お彼岸
春分の日を中日に前後3日間の合計7日間を春の彼岸、秋分の日を中日に前後3日間の合計7日間を秋の彼岸と言い、お墓参りを行います。
お彼岸にお墓参りをするのは、昼と夜の長さがほぼ同じになる春分の日、秋分の日は、太陽が真東から上がり、真西へ沈みますが、仏教の世界では東がこの世、西にあの世(極楽浄土)があると考えられており、お墓で手を合わせると故人や先祖に供養の気持ちが届きやすくなると考えられているからです。
お盆
お盆にお墓参りをする理由については諸説ありますが、旧暦の8月15日に先祖や故人の霊が還ってくる時期と言われており、お墓参りをして降りてきた霊を送迎したのが始まりと言われています。
さらに、お盆の初日となる8月13日は迎え火を焚いて霊を迎え、最終日の16日には送り火を焚いて霊を送り出します。
なお、全国的では新暦となった今でもお盆は8月15日に行うところが多いですが(月遅れのお盆と言います)、旧暦を新暦に直して7月15日にお盆を行う地域もあります。
年末年始
一年の無事や健康を感謝し、先祖や故人の霊に年末にお墓参りをします。
年末には大掃除を行う方が多いと思いますが、お墓も同様に綺麗に掃除をして、新しい年を迎える準備をするのがよいでしょう。
また、新年のお墓参りでは一年の無事や健康をお祈りします。
お墓参りを避けたほうがいい六曜は?
入籍や結婚式などのお祝い事では縁起のよい日を選ぶことが重要視されやすいですが、お墓参りでは縁起がよい日にこだわる必要はありません。
むしろお墓参りに関しては、縁起のよい大安を選ぶのは失礼に当たると考える方もいますが、大安にお墓参りをしても特に問題はありません。
これとは逆に、赤口や仏滅のような縁起の悪い日のお墓参りについても、縁起を気にする必要がありません。
つまり、お墓参りを避けた方がいい六曜というのは存在しない、ということになります。
お墓参りの日取りを決める時は縁起の良し悪しは気にせず、都合のよい時に行うようにしましょう。
お墓参りをしては行けない日が存在する?
お墓参りは基本的には行きたい時に行って構いませんが、お墓参りをしてはいけない日があるという話を聞いて、どうしたらよいのか困っている方もいるようです。
そこでここでは、お墓参りをしてはいけない(と言われている日)についてご紹介します。
友引
友引は大安の次に縁起のよい日になりますが、「冥土に友を引く」という意味から葬儀の日取りには避けられています。
そのため、お墓参りの場合も友引は避けた方がよいのでは?と思う方がいますが、友引にお墓参りを避ける必要はありません。
雨の日
昔の霊園は足場が整備されておらず、雨の日にお墓参りをすると転んだり怪我をしたりしやすかったため、避けられることが多かったのですが、最近はそのようなことはないので、雨の日だからと言って特にお墓参りを避ける必要はなくなりました。
ただし、雨の日にお墓参りをする時は雨具の用意などを万全にして出掛けるようにしましょう。
また、雨だけではなく風も強いなど悪天候の場合は、無理をせずに予定を後日に変更するのがよいでしょう。
お盆
先ほど、お盆はお墓参りを行う時期と解説しましたが、地域によってはお盆にお墓参りを行わず、家にいて迎え火、送り火を焚いて先祖や故人の霊をお迎えするのが風習となっているところもあります。
その場合は、お盆にはお墓参りを行わず、その前後にすることが多いようです。
お墓参りの日取りの決め方は?
一般的には命日や法要、お盆、お彼岸、年末年始に行くことが多いですが、それ以外であっても、自分が行きたいと思った日に行っても構いません。
また、お墓参りをする理由も先祖や故人の供養だけではありません。
結婚の報告、就職の報告、進学の報告を始めとして、感謝の気持ちを伝えたくなった時、悩んでいる時、先祖や故人と話がしたくなった時など、いつでもよいのです。
その際に「今日は仏滅だから避けた方がいいな」などと思う必要はないので、六曜を始めとした暦注などは気にせず、先祖や故人に会いに行って下さい。
まとめ
先勝にお墓参りをしても縁起が悪いということはありません。
お墓参りでは縁起の良し悪しを気にして日取りを決める必要がないので、先勝であっても仏滅であっても大安であっても、都合のよい日にお墓参りを行いましょう。
また、友引や雨の日はお墓参りを避けた方がよいと言われていますが、こちらも特に問題はありません。
とは言え、「縁起のよい大安にお墓参りとは失礼」「仏滅にお墓参りは縁起が悪い」という考えを今も持っている方がいる(特に年配者に多いようです)のも事実です。
そのため、家族や親戚とお墓参りを行う時は、日取りについて事前に連絡を取り、理解を得た上で行うのがよいでしょう。
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