入籍や結婚式などのお祝い事は縁起のよい日に行うのがよいという話はよく聞きますが、厄払いも縁起のよい日を選ぶのがよいのでしょうか。
また、世間一般的に縁起のよい日として知られているのは大安。
それでは、先勝に厄払いをするのは問題ないのか気になりますよね。
そこで今回は、先勝の厄払いについて調べてみました。
厄払いの日取りの決め方や縁起のよい日なども、合わせてご紹介します。
先勝に厄払いをしてもいいの?
その理由については、主に2つあります。
先勝は吉日
縁起のよい日=大安のイメージが強く、それ以外は縁起が悪い日と捉えている方もいますが、先勝は大安、友引に続いて3番目に縁起のよい日になります。
先勝は「先んずればすなわち勝ち」が語源となっており、物事は急いで行うのがよいという意味です。
そのため、午前中は吉、午後からは凶となる運気の日です。
縁起が気になる場合でも、先勝の午前中に厄払いを行えば、縁起がよいので心配はありません。
六曜と神社は関係がない
先勝や大安などは、六曜という中国が発祥の吉凶占いの一つで、起源については諸説ありますが、そのどれもが神社とは関係がないものです。
つまり、神社で行う行事は厄払いを始めとして、お宮参りや七五三なども、六曜における縁起の良し悪しで日取りを決める必要はないのです。
このようなことから、先勝が仮に縁起の悪い日であっても問題なく厄払いを行うことができます。
厄払いの日取りの決め方
厄払いの日取りの決め方に特に決まりなどはありませんが、一般的には厄年となる年の元日から節分の期間に行う場合が多いようです。
節分までに行うのは、節分の意味が大きく関係しています。
節分には季節を分けるという意味があり、旧暦の立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれ前日のことを示す言葉です。
つまり、節分を過ぎると季節が変わるというわけです。
昔は季節の変わり目には災いが起こりやすいと考えられていたため、どの節分でも厄払いが行われていましたが、季節が冬から春に変わるだけではなく、新しい年の始まりとなる立春の節分(大晦日)のみが重要視されるようになりました。
このようなことから、厄払いの期間として節分までと考えられるようになったと言われています。
ただし、厄払いは必ず節分までと決まっているわけではなく、節分を過ぎても行うことができます。
実際には自分の誕生日や、新年度となる4月に厄払いをする方もいますし、思い立ったが吉日とばかりに「今日、厄払いをしてもらおう」と急きょ神社に予約を入れる方もいます。
厄払いに縁起のいい日は?
厄払いの日取りは縁起の良し悪しで決める必要はありませんが、そうは言われても験を担いで縁起のよい日を選びたいと思う方もいますよね。
そこでここでは、先勝以外の六曜の縁起のよい日や、六曜以外の縁起のよい日をご紹介します。
大安
六曜は知らなくても、多くの方が大安はとても縁起がよい日だということを知っていますよね。
大安は六曜の中で最も縁起がよい日であり、一日を通じて吉となるので、入籍や結婚式を始め、お宮参りや七五三などのお祝い事の日取りとしてよく選ばれています。
厄払いの日取りで縁起を担ぎたいという場合は、大安を選ぶとよいでしょう。
友引
大安に次いで六曜で2番目に縁起のよい日になりますが、午前11時~午後1時のみ凶となるので、この時間帯の厄払いは避けた方がよいでしょう。
午前11時までと、午後1時以降であれば吉となり、縁起がよくなります。
先負
「先んずればすなわち負け」の意味があり、負けという字が入っていますが、六曜の中では吉日の一つに数えられます。
先勝とは反対に午前中は凶、午後からは吉となる日です。
午後であれば厄払いをしても、縁起がよい中で行うことができます。
一粒万倍日
一つの籾(もみ)が万倍に実り稲穂になる、という意味があり、この日に物事を始めると成果が大きくなる開運日と言われています。
そのため、厄払いの日取りとしてもお勧めとなります。
一ヵ月に5~6日あるので、大安の日の都合がつかない時は一粒万倍日で都合のつく日に厄払いをしてみるのがよいでしょう。
なお、大安と一粒万倍日が重なる日もあり、この場合は効果がさらに大きくなると言われています。
天赦日
百神が天に昇り、万物(どのような悪事でも)許す日とされ、暦注(暦に記載される吉凶の類)の中で、最も縁起のよい最上日です。
厄払いの日取りとしてもお勧めですが、一年に5~6日しかない貴重な日となります。
六曜を意識して厄払いをしたほうがいい?
六曜は「結婚式は大安に」「友引の葬儀は避ける」などのように、縁起の良し悪しを決める場合にとても大きな意味を持つものです。
六曜に科学的根拠はなく、神社とも関係がないと聞いても、縁起が気になってしまうのであればその気持ちに素直に従うのがよいでしょう。
なぜなら、仮に仏滅(六曜の中で最も縁起が悪いと言われている日です)に厄払いをして、何か災いが行ってしまった時に、「仏滅に厄払いをしたから」と落ち込んだり悩んでしまう可能性があるからです。
その時に大安に厄払いをしていれば、災いが起こっても「大安に厄払いをしたから、これくらいで済んだのかも知れない」とよい方向に考えられるかも知れません。
せっかく厄払いをしても、日取りについて後からずっと悩み続けるのは辛いですよね。
そのため、縁起が気になってしまうという方は、吉日を選んで厄払いを行うのがよいでしょう。
もちろんそれとは反対に、縁起は特に気にならないという方は、六曜は関係なく、ご自身の都合のよい時に厄払いを行っても構いません。
そもそも厄払いって何?
一般的には「厄年」と言われる年齢に行いますが、厄年は男性と女性で異なります。
男性の場合は数え年で25才、42才、61才、女性の場合は19才、33才、37才とされています。
これらの年齢は本厄と呼ばれる年で、その前後の年齢(それぞれ前厄、後厄)でも厄払いを行う場合もあります。
また、厄年の中でも特に災いが起こりやすいと言われているので大厄で、男性は42才、女性は33才となっています。
他の厄年では厄払いはしないけれど、大厄だけは厄払いをするという方もいます。
ただし、厄年は凶事や災難に遭いやすいと言われていますが、科学的根拠はありません。
そのため、厄年であっても厄払いを全くしない方もいらっしゃいます。
厄払いをしたからよい事ばかりが起こる、というわけでないですし、厄払いをしなかったら必ず災いが起こるというわけでもありません。
しかし、男性の42才は働き盛りの反面、会社で重要な役職やポストを任されるなど、心身ともにストレスが溜まりやすく体調を崩しやすい年齢に差し掛かります。
女性の場合も30代に入ると体の衰えを感じることが多くなるでしょう。
そのような時に、「厄払いをしたから安心」と不安な気持ちを落ち着かせることができれば、それだけで厄払いの効果は十分にあると思えます。
厄払いの一番の効果は、「厄払いをした」ということで得られる、お守りのような安心感なのかも知れません。
まとめ
神社と六曜には何の関係もないので、先勝に厄払いを行っても問題はありません。
縁起が気になる場合でも、先勝の午前中は吉となるので安心です。
さらに縁起のよい日に厄払いをしたいのであれば、大安や一粒万倍日、天赦日がお勧めです。
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