先勝の納車は、縁起が良いのでしょうか、悪いのでしょうか。また、納車が先勝の午前中にできないときはどうしたらいいのでしょうか?
長年、行動をともにしていた愛車を手放す日は、何とも淋しい気持ちになります。
しかし同時に、新しい相棒がやってくる納車を心待ちにしている人は多いでしょう。
日本人は、結婚式や入籍、引っ越しなどの際に何かとお日柄を気にしますが、納車も例外ではありません。
とは言え、納車はいつなら縁起が良いのか、よくわからない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、先勝の日の納車について調べてみました。
そして、先勝は終日縁起が良いのでしょうか?よくないのでしょうか?、それとも午前中だけ?午後だけ?など時間帯も気になりますよね。
さらに納車の後、交通安全祈願のお祓いに神社へ行く方も多いと思いますが、先勝の日は果たしてどうなのでしょうか。
気になることを、すべてまとめて調べてみました!
先勝の納車は大丈夫なの?
新車にしても中古車にしても、車は購入してすぐに納車・・というわけにはいきません。
車の購入には、車検証や車庫証明の発行などにある程度時間が必要となるため、購入しても2~3週間くらいは待たされるのが一般的です。
そのため、納車の日については、比較的自分の都合に合わせて決めることができるでしょう。
基本的にはディーラーのセールスマンから、「〇日以降であれば納車ができます」と連絡が来たら、以降の日程で都合のよい日を選べばOKです。
その際、お日柄にこだわる人は大安や友引を選ぶことになります。
そういうのは特に気にならない、とにかく最短で納車して欲しいという方は、場合によってはその日が先勝となることもありますよね。
先勝に納車をしても大丈夫なの?と思うかも知れませんが、先勝に納車をしても特に問題はありません。

先勝に納車をするなら午前中?午後は縁起が悪い?
ただし、先勝の日に納車を行う場合は、午前中は吉ですが午後からは凶となっているので注意が必要です。
先勝は「先ずれば勝ち」から成る言葉で、これは何事も早く行うと運気がよいという意味があります。
つまり、時間帯が早い午前中に行うのはよいのですが、午後から何かを行うのはよくない日となります。
そのため、納車に限らず、結婚式や入籍などのお祝い事は先勝の午後は避けた方がよいと言われています。
なお、この場合の午前とは午後2時までを指します。
一般的には正午を過ぎたら午後ですが、六曜の考え方で行くと午後2時までなら納車はしてもよいということになるので、必ずしも午前中に行う必要はありません。
本人の都合はもちろん、場合によってはセールスマン側の都合で午前中に納車ができないこともあると思いますが、午後2時までに納車ができれば大丈夫です。
どうしても先勝の午前中に納車ができないときの対処法は?
車のディーラーは、朝10時が開店となるところが多いため、午前中に納車をしてもらうと思うとあまり時間がありません。
特にセールスマンに自宅まで来てもらう場合は、希望通りの時間が予約できないことがあります。
そこで、どうしても先勝の午前中に納車をしてもらいたいという時は、自宅での納車ではなく、自らディーラーに出向いて納車をする方法もあります。
これだと、セールスマンも時間の調整がつけやすいので、比較的希望の時間に納車がしやすくなります。
万が一担当のセールスマンが対応できなくても、他のセールスマンやサービス担当の人が代わって納車を行ってくれることもあります。
車を何台か買い替えていて、操作など熟知しているという人は、必ずしもセールスマンに1から10を聞いて納車をしてもらわなくてもよい場合もありますよね。
どうしても先勝の午前中に納車を済ませたい時には、検討してみるのもよいでしょう。
交通安全祈願やお祓いは先勝でもいいの?
交通安全祈願やお祓いについては、先勝の日に行って特に問題はありません。
しかし、納車と同じように午前中が吉となっているので、縁起を担ぎたい人は午後からの参拝は控えた方がよいでしょう。
なお、六曜の中で最も吉日と言われている大安の翌々日が先勝となるため、納車日を大安にして、その翌々日に交通安全祈願に行くという人もいるようです。
また、納車日や交通安全祈願は別にどの日でも構わないものの、登録日は大安にこだわるという人もいます。
登録日は車検証が下りて所有権が付く日となるため、その日こそ車が自分の物になった日と考える方もいるようです。
そのため、最も重要なのは登録日となるので、その日が大安になるようにセールスマンにお願いしてみるとよいでしょう。
納車日や交通安全祈願は、仕事などとの兼ね合いでなかなか都合がつけられないという方は、登録日に注目してみるとよいかも知れませんね。
先勝の縁起は大安と比べるとどうなの?
縁起のよい日としてよく知られているのは大安ですよね。
それでは、大安と先勝を比べた場合、どちらの方が縁起がよい日なのでしょうか。
大安や先勝はそもそも、六曜という中国の暦注が発祥となっています。
暦注とは日時や方位などの吉凶や運勢などを示すもので、日本に伝わったのは鎌倉時代と言われていますが、現在使われている先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の6つが確定したのは江戸時代とされています。
また、六曜は専門家によって解釈が異なる面もあり、必ずしもここに記載されているものが正解とは言えません。
例えば、吉凶の時間については午前を午後2時までとする見方がある一方で、正午までとしている人もいます。
このように、六曜の起源や意味などはややあやふやな部分が多いのですが、吉凶については次の順で縁起がよいとされるが一般的となっています。
大安
六曜の中で最も縁起がよいとされる日。万事によいとなっていますが、特に結婚式や入籍、開店などの慶事を行うのがよいと言われています。
友引
本来は何事も勝負がつかない“共引”が由来とされていますが、現在の友引は友を幸せに引くという意味で、結婚式などによいとされています。ただし、お葬式などは友を冥途に引くという意味になるため避けられています。
先勝
先ずれば勝ちの意味で、何事も早く行うと吉とされています。そのため午前中は運気がよいものの、午後は凶となります。勝負事、賭け事、訴訟などを行うのに特によいと言われています。
先負
先勝の逆で、何事も遅く行うのが吉とされる日です。午前は凶、午後から吉となります。
赤口
六曜の中で仏滅と並ぶ凶日と言われる日のため、大事なことは赤口に行わない方がよいと言われています。
仏滅
六曜の中で最も縁起が悪い日。特に慶事は避けるべきとされています。
このように見てみると、先勝は友引に次ぐ3番目となっており、大安ほど慶事に向いているわけではないものの、午後を除いて咲ける必要がないことがわかります。
六曜と納車の関係について!
カーディーラーで車を購入すると、ほとんどのセールスマンから「納車は大安にしましょう」と言われると思います。
それまで六曜をあまり気にしていなかった人でも、縁起のよい日に納車をしてくれるとなると、悪い気はしないですよね。
しかし、大安の納車は予約が多く、込み合うことも予想されます。
そこで、大安ほどではないけれど縁起がよいとされる友引や、午前中なら吉日となる先勝に予定をずらして納車をお願いすると、希望の日にスムーズに納車を行ってもらうことができるでしょう。
また、吉凶に興味がない、関心がないという方なら仏滅でも赤口でも問題がないですよね。
この2つの日は納車を避ける人が多いので、比較的直近でもセールスマンの都合が合えば納車をしてくれる可能性があります。
車は事故を起こすと取り返しのつかない状況に陥ることもあり、縁起を担ぐ人は以外と多いようですが、赤口や仏滅にあえて納車をしてもらうことで、いつも以上に運転に気を付けるようになると、よい方向に受けとる人もいるようです。
要は、六曜にしても占いにしても、捉え方によっていくらでも前向きによく考えることができると言えるでしょう。
まとめ
先勝は大安、友引に次いで3番目に運気のよい日となっているので、納車をしても特に問題はありません。
ただし、運気がよいのは午前中となっているので、午後から納車を考えている人は時間をずらすか、日にちをずらす必要があるでしょう。
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