宝くじを購入する日は縁起を担ぎたい!
そう思う方は多いのではないかと思います。
一般的によく知られている縁起の良い日は大安ですが、それでは先勝はどうなのでしょうか。
宝くじを買いに行きたいけれど、大安の日は用事があって行けそうになく、先勝の日なら可能という場合、果たして運は逃げてしまうのか気になりますよね。
勝(つ)という字が入っているので、縁起は良さそうですが、実際にはどうなのでしょう。
そこで今回は、先勝に宝くじを購入すると縁起がよいのか、お勧めの時間帯などを調べてみました。
先勝に宝くじを購入すると縁起がいい?
結婚式や入籍などのお祝い事は大安に行うべきというのが、日本で古くから続く慣習になっていますが、一般的に「よいお日柄」を指すのは、『六曜』と言う中国が発祥の暦注(吉凶を占うもので、暦に記されるもの)によって決められており、多くは大安を示すものになります。
六曜をあまりよく知らないという方でも、大安は聞いたことがある、縁起がよい日だということは知っているという場合が多いのではないでしょうか。
そのため、縁起がよい=大安という認識が強く、他の六曜はあまり縁起がよくないイメージがあるかも知れません。
しかし実際には、先勝は6つある吉凶日の中では、大安、友引に続いて3番目に縁起のよい吉日となっているので、入籍や結婚式などのお祝い事の他、宝くじを購入するのは縁起がよい日と言えるでしょう。
宝くじを購入するオススメの時間帯は?
先勝には「先んずればすなわち勝ち」という意味があり、物事は急ぐとよい日、つまりは先手必勝が吉となる日です。
このようなことから、午前中は吉となるので、宝くじを購入するのは午前中がお勧めになります。
なお、午後については吉ではなくなるだけではなく、凶の運気に転じてしまうため、宝くじの購入はお勧めできません。
先勝は午前中が吉、午後は凶と覚えておくとよいでしょう。
なお、六曜における午前の解釈は14時までとなっています。
そのため、昼の12時を過ぎてしまっても「午前が終わってしまった」とガッカリする必要はありません。
会社勤めの方ならお昼休みに外出して宝くじを買っても、14時までなら運気のよいタイミングで購入したことになります。
宝くじに向いている六曜は?
宝くじの購入は縁起のよい日に行いたいものですが、一般的に縁起がよい日とされるのは六曜が元になっています。
そして六曜における吉日は大安、友引、先勝、先負の4つとなっていますが、それぞれに吉となる時間帯などが異なるため、宝くじを購入する場合は時間に注意が必要になります。

大安
六曜の中で最も縁起がよいとされる日で、一日を通して吉となるため、宝くじの購入に一番向いている日となります。
宝くじ売り場に「本日、大安吉日」という幟(のぼり)が上がっているのを見たことがある方も多いのではないかと思います。
自分の好きな時間帯に購入することができるので、気持ちにゆとりをもって購入することが可能です。
友引
大安に次いで縁起がよいとされる日ですが、午の時刻のみ凶に転じるので注意が必要です。
具体的には午前中は11時まで、午後は13時以降であれば吉の日なので、友引に縁起を担いで宝くじを購入する時はこれらの時間帯がよいでしょう。
先負
先勝とは逆に、「先んずればすなわち負け」となる日のため、午前中は凶、午後から吉となる日です。
負(ける)という字からマイナスのイメージを受け取りますが、昔は「小吉」「周吉」という名称で吉日の一つであったことや、今でも午後であれば縁起がよい日となるので宝くじの購入がお勧めとなります。
※先負の宝くじ購入については、「先負に宝くじを購入すると当たらないのは本当?買う時間帯はいつ?」で詳しく解説しています。
なお、六曜にはこの他に赤口と仏滅の凶日もありますが、6つすべての日で最も一等の当選確率が高かったのは仏滅というデータも出ています。
大安だからと言って、必ずしも当選しやすくなるというわけではなさそうですね。
宝くじを購入するのにオススメの吉日!

一粒万倍日
一粒の籾(もみ)から万倍の稲穂が実るという意味で、何を行うのも縁起のよい日となります。
お金に関わることもよいとされ、この日に財布を新しくするとお金が貯まると言われています。
天赦日
天がどのような悪事であっても許すとされる日で、数ある吉日の中でも最も縁日がよいとされる日です。
一年に5~7日しかない貴重な日ですが、宝くじを購入するには絶好の日と言えるでしょう。
寅の日
寅は黄金色の毛並みが金に通じることや、「千里を行って千里を帰る」と言われていることから、お金が戻ってくる=金運が上がる効果があると言われています。
宝くじ購入や、新調した財布を下ろす日に最適と言われています。
なお、暦によっては天赦日+寅の日+一粒万倍日が重なることもあります。
一年に一度あるかどうかのビックチャンスの日に、宝くじを購入してみるのもよいでしょう。
巳の日
ヘビは古来より、弁財天(お金の神様)の使いと言われていることから、巳の日には金運が上がると言われています。
なお、巳の日は12日に一回巡ってきますが、己巳の日は60日に一回しか巡ってこない貴重な日となるので、巳の日よりも宝くじの購入に向いている日と言われています。
宝くじを買わないほうがいい凶日

赤口
六曜の中の凶日の一つで、午の時刻(午前11時~午後1時)以外は凶となる日です。
そのため、お祝い事はもちろんのこと、縁起が気になる方は宝くじ購入も避けた方がよいでしょう。
仏滅
六曜の中で最も縁起が悪いと言われている日です。
「仏も滅するほどの凶日」という意味があり、一日を通して凶となります。
ただし最近は、ぶつめつ=物滅に通じることから、一旦全ての物事がクリアになり、新しく始める日という解釈がされており、入籍や結婚式などのお祝い事を始め、宝くじの購入日としてあえて選ぶ方も増えています。
また、あるアンケートによると購入日別の一等当選確率では、仏滅が一番高かったことがわかっています。
不成就日
読んで字の如く、何事も成就しない日という意味になり、宝くじの購入には向いていません。

先勝と六曜の関係!
先勝は六曜の一つで、大安、友引に続いて縁起がよいとされる日になります。
六曜の発祥は中国ですが、中国では賭け事が盛んだったため、賭けのタイミングを見計らうために六曜が利用されていたと言われています。(六曜の起源については諸説あります)
現在は大安が最もよい吉日となっていますが、大安は本来「大いに安し」で、物事などは行わず何もせずに休むのがよい日という意味になり、当時は今のようにとても縁起がよい日というわけではなかったようです。
そして、大安に変わって最も縁起がよいと言われていたのが先勝でした。
勝という字が入っていることからも、賭け事において特に縁起がよいと考えられていたようです。
六曜が日本に伝わったのは鎌倉時代末期から奈良時代と言われており、庶民が使うようになったのは江戸時代になってから。
さらに今のような名称や意味になったのは戦後と言われており、これまでに幾度となく名称や意味が変わっていたと言われています。
※六曜についてさらに詳しく知りたい方は、「六曜について疑問が多いQ&Aを一挙ご紹介!」をご覧ください。
まとめ
先勝に宝くじを購入する時は、縁起のよい午前中がお勧めですが、一等当選者が最も多いのは仏滅と言われていることから、六曜にはそこまでこだわる必要がないのかも知れません。
宝くじ売り場を通りがかった時、なんとなく「今日買おう」と思った直感を信じてみるのもよいかも知れませんね。
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