神吉日に結婚式をすると縁起がよいのでしょうか?
日取りの決め方や注意点が気になっている方も多いでしょう。
神吉日は何となく縁起の良さそうな日ですが、初めて聞いたという方もいますよね。
そのため、神吉日に結婚式をすると縁起がよいのかわからないという方も多いようです。
そこで今回は神吉日の結婚式について調べてみました。
結婚式の日取りの決め方や注意点なども、合わせて解説していきます。
神吉日に結婚式をすると縁起がいい?
暦注とは簡単に言うと暦に掲載される吉凶占いのこと。
日本では特に六曜が有名です。
六曜を知らなくても、大安が縁起の良い日、仏滅は縁起の悪い日ということは知っている方が多いのではないかと思います。
そのため、冠婚葬祭と言った重要な行事は、六曜による日の吉凶を元に決めることが多いです。
縁起の良し悪しをあまり気にしたことがないという方でも、自分の結婚式は大安に挙げたいと思うのではないでしょうか。
しかし、必ずしも結婚式を挙げたい日と大安が重なるわけではないですよね。
それでは大安以外には吉日がないのかと言えば、そうではありません。
今回ご紹介している神吉日を始め、他にもたくさんの吉日があります。
結婚式は縁起の良い日にしたいなら、様々な暦注の吉日を知った上でよりよい日を選びたいものですね。
結婚式の日取りの決め方や注意点
結婚式の日取りの決め方はカップルによって違いますが、多くのカップルは次のような決め方で決めているようです。
そこでここでは、結婚式の日取りの決め方や注意点をご紹介します。
時期
一年の中で「いつ」結婚式をするのか、おおよその時期を決めます。
基本的には結婚する当事者の希望が叶いますが、気温の高い(もしくは低い)真夏や真冬は避けられる傾向にあり、代わりに天候の安定している春、秋は人気となっています。
また、会社勤めをしている場合なら、会社の繁忙期は避けた方がよいでしょう。
曜日
土日を休みにしているところが多いので、翌日も休みとなる土曜、もしくは金曜が人気の高い曜日となります。
ただし、会社の休みによっては平日に結婚式を行うこともできるでしょう。
また、近年は会社帰りに行くことができるナイトウエディングが流行っていることもあり、こちらの場合なら平日でも
結婚式を行いやすいと言えるでしょう。
吉日
日ごろは縁起の良し悪しをほとんど気にしないという方でも、結婚式の日取りは吉日に行いたいと思うようです。
そのため、土日の吉日はあっという間に予約で埋まってしまうことが多いでしょう。
最近の若い世代では、料金の割引サービスがある(必ずしも全ての結婚式場であるわけではありません)赤口や仏滅などの凶日をあえて選ぶこともあるようですが、両親や祖父母の世代からは了解を得られない可能性もあります。
2人だけで結婚式を挙げる以外は、参列者が困惑しないように吉日を選ぶのもマナーと言えるでしょう。
神吉日と凶日が重なってた場合は結婚式はどうしたほうがいいの?
神吉日と凶日が重なっていた場合は、結婚式をどうすればよいのでしょうか。
吉日と凶日が重なる(※)と、天赦日(暦注下段の一つで、暦の上で最上の大吉日)以外の吉日は凶日の影響を受けてしまい、縁起の良さが半減すると言われています。
つまり、神吉日と凶日が重なっていた場合、神吉日のみの日よりも縁起は悪くなってしまうというわけです。
それでは、結婚式はどうしたらよいのでしょうか。
これは人それぞれによって答えが違い、凶日が重なっていてもあまり気にせず(縁起が良いことには変わりないから)結婚式を行う方もいれば、凶日が重なっているのは縁起が悪いとなり日取りを変更する方もいます。
結婚式は人生に一度の晴れの日のため、とことん縁起にこだわって日取りを決めるのもよいでしょう。
ただし、暦注は科学的根拠のない迷信です。
吉日に捉われすぎてしまうと、結婚するタイミングすら逃してしまう可能性があります。
(※)暦注は今回ご紹介している暦注下段の他にも、六曜を始め、十二直、二十八宿、九星、七曜、選日と数多くの種類があります。
そして、種類によって日の吉凶の決め方が違うため、暦注下段では吉日であっても、六曜では凶日ということも起こってしまいます。
神吉日以外に結婚式に縁起のいい吉日は?
ここでは、神吉日以外に結婚式に縁起の良い吉日をご紹介します。
暦注の種類が違うと吉日と凶日が重なってしまうことがあるように、吉日と吉日が重なることもあります。
神吉日は年間に200日もある吉日のため、比較的他の吉日と重なりやすいと言えます。
吉日と吉日が重なると縁起の良さが倍増すると言われているので、神吉日と吉日が重なる日を選んでみるのもよいですよね。
大安
六曜という暦注の一つで、最も縁起の良い日になります。
日本では一番有名な吉日と言えるので、大安の結婚式は予約が取りにくいほどの人気です。
一粒万倍日
選日と言う暦注の一つで、一粒の籾(もみ)が万倍に実り稲穂になるという意味がある日です。
この日に始めたことは後に大きな収穫になると言われているので、結婚式やお金に関すること(宝くじや財布の購入、銀行口座の開設など)に特に良い日と言われています。
天赦日
暦注下段の一つで、百神が天に昇り、万物の罪を赦すという意味がある日です。
暦の上で最上の大吉日となっており、天赦日だけは唯一、凶日の影響を受けません。
そのため、結婚式の日取りに希望する方が多いのですが、一年に5~6日しかない貴重な日のため、実際に都合を合わせることは難しいと言えます。
結婚式を避けた方がいい凶日は?
そこでここでは、結婚式を避けた方がよい凶日をご紹介します。
仏滅
仏も滅するほどの凶日という意味があり、六曜の中で最も縁起が悪い日になります。
六曜をあまり知らない人でも、仏滅が凶日ということは知っているので、結婚式の日取りには避けられやすいです。
不成就日
選日の一つで、言葉の通り何も成就しない日という意味があります。
お祝い事である結婚式の日取りでは凶日はどれも避けたいですが、特に不成就日はその意味から避ける人が多いと言われています。
受死日
暦注下段の一つで、暦の上の最悪の大凶日になります。
葬儀以外は全て大凶となり、当然ながら結婚式も避けるべき日となります。
神吉日に行うといいことは?
神吉日はその名の通り、神様(神社)に関係することを行うと良い日です。
そのため、神事や祭礼、祈願、遷宮など、神社に纏わることをすると特によいと言われています。
お宮参りや七五三、安産祈願、合格祈願など、神社にお参りに行く時は、神吉日を選んでみるとよいかも知れません。
また、結婚式は教会で挙げる方が多いですが、神吉日にこだわって結婚式をするなら神前式もお勧めです。
神前式とは神社で挙げる結婚式のことで、地元の神社などもよいですし、恋愛成就のパワースポットとして知られる伊勢神宮も素敵ですよね。
最近は「和婚」と言って、和式の結婚式を挙げる若い世代が増えていることもあり、それに伴って神前式の人気も高まっています。
まとめ
神吉日は吉日のため、結婚式を行うのは縁起が良いです。
日本では吉日と言えば大安がよく選ばれていますが、実は大安以外にも多くの吉日があり、その中でも神吉日は一年間に200日もあるので、お祝い事の日取りに選びやすいと言えるでしょう。
より験を担ぎたいなら、神吉日に他の吉日が重なっている日を選ぶのがお勧めです。
また、神吉日は神社に関係する行事が特に吉となっているので、結婚式を行うなら神前式にするとよりご利益が得られるかも知れません。
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