背中が痒い原因とかゆみを抑える対処法!病気の可能性は?

背中が痒い場合の対処法と解消法!

頭が痒い、手が痒い、お腹が痒い、足が痒い。

痒みというのは、体のいたるところで起こるものですが、その中でも背中が痒い時というのはいつもに増してつらいものではないでしょうか。

なぜなら、背中はお腹や頭のように簡単に掻くことができないからです。

近くに家族や恋人がいれば、「ちょっと背中を掻いてもらえる?」と頼むこともできますが、一人暮らしであればそれは叶いません。

痒いのに手が届かないイライラというのは、誰しも一度は経験したことがあると思いますが、本当に苦痛です。

もちろん、家族や恋人がそばにいたとしても、外出中に背中をボリボリと掻いてもらうのは難しいですが・・。

今回はそんな、背中の痒みについて調べてみました。

なぜ背中が痒くなるのか、その原因や対処法をご紹介したいと思います。

目次

背中が痒くなる原因は?

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何だか背中が痒いな・・と思うことが増えてきたと思うのは、大抵、秋から冬に掛けてではないでしょうか?

背中の痒みに季節が関係あるの?と思うかも知れませんが、それがあるのです。

寒くなるにつれ、空気が乾燥していきますが、この乾燥こそが背中の痒みの原因と言われています。

冬は顔や手が乾燥しやすくなることから、マスクやクリームが手放せないという方は多いと思いますが、顔や手と同様に背中も周りの空気によって乾燥しやすくなっています。

また、「私は湿度の高い夏も背中が痒くなる」という方がいらっしゃると思います。

夏は気温が高いため汗をかきやすく、汗による雑菌の繁殖などから痒みを引き起こすこともありますが、実は汗をかいて乾いた後というのは皮膚表面の水分も一緒に蒸発してしまうため、以外と乾燥しています。

そのため、夏だからといって肌は乾燥しないわけではなく、夏であっても冬と同じように乾燥による背中の痒みが起こる場合もあるのです。

背中のかゆみがあり湿疹やブツブツが出る場合の原因は?

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普段、自分の背中を見る機会というのはなかなかないと思いますが、痒みを感じてガリガリと掻いていたら、ふと指先にニキビのようなものがあたったように感じたり、鏡越しに背中を見てみたら赤くブツブツとした湿疹ができていた、なんてことはありますよね。

このような場合、考えられるのはシャンプーやボディーソープなどの洗い残し。

しっかりと流してるつもりです、背中にはくぼみがあるため、そこに洗い残しが付着し、雑菌が繁殖して痒みとともに湿疹を発症させてしまう場合があります。

また、実は背中は顔と同じくらい皮脂腺が多く分布しており、ニキビなどができやすいところなのです。

人の皮膚には、常在菌といって誰にでも住みついている菌がいます。

常在菌は通常は何も悪さをしないのですが、増えすぎるとニキビや湿疹などの原因となってしまいます。

特にマラセチア菌などは皮脂をエサにしているので、皮脂が多いところで増殖しやすいと言えます。

背中のかゆみが伴う病気は?内臓疾患の可能性は?

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背中の痒みの主な原因は乾燥と言われていますが、その他に「病気が起因する」場合もあります。

中でも、糖尿病や肝硬変など、気が付かないうちに病状が進行していることが多い病気は、痒みが初期症状として現れるケースも少なくありません。

これは、肝臓や腎臓といった体内の老廃物を無毒化し、排出する作用を行う器官にトラブルが起こると、脳内でβエンドルフィンというホルモン物質が大量に分泌され、それによって痒みを引き起こすものと言われています。

また、リンパ性白血病や多発性硬化症などでも、初期症状として背中の痒みが起こる場合があります。

そのため、背中の保湿やケアをしているにも関わらず痒みが続く場合や、背中の痒みの他に発熱など気になる症状がある場合には、内臓疾患の可能性もあるため早めに病院を受診するようにしましょう。

背中が痒い時にやってはいけない事!

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背中に限らず痒いところがあると、つい爪でガリガリと掻いてしまいますよね。

でも、掻いている時は気持ちよくても、掻き終わるとヒリヒリした痛みを感じたり、前よりももっと痒みが増したりと、掻かなければよかったと後悔することも少なくありません。

実は、痒みに対して掻くという対処法としてはよいとは言えません。

爪や指先で掻いてしまうことで、背中に傷がつき、そこに雑菌が繁殖する可能性があります。

なお、一人でも背中が掻ける孫の手も、力加減が難しく皮膚を傷付けてしまう場合があるため、使うのは控えた方がよいでしょう。

また、痒いところを温める方がいらっしゃいますが、これは返って逆効果になります。

温めると血管が拡張するため、血流がよくなって余計に痒みがひどくなります。

そのため、痒い時は冷やす方が痒みを止めるよい方法と言えます。

背中のかゆみを抑えるための対処法

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背中の痒みを抑えるためには、次の方法を試してみましょう。

①お風呂は38度程度のぬるめに入りましょう

熱すぎると皮膚の皮脂が剥がれてしまい、潤いを補おうと過剰に皮脂が分泌されてしまいます。

また、血管が拡張されると痒みが増しますので、ぬるま湯にさっと浸かる程度にしておきましょう。

②ゴシゴシ洗わないようにしましょう

痒みがあるとその部分をしっかりと洗わなければと思ってしまいがちですが、洗い過ぎは肌に必要な皮脂まで奪ってしまうためおすすめできません。

また、ナイロン製のタオルなどで洗うのも肌を傷つけやすいことから、背中が痒くて湿疹がある時は手で洗うようにしましょう。

③肌に優しいものを利用しましょう

洗浄力の高いボディソープは、皮脂を取りすぎてしまうことがあるため、肌に優しいボディソープや石鹸を利用するのがよいでしょう。

④しっかり洗い流しましょう

背中にシャンプーやボディソープが残らないように、念入りにすすぐようにしましょう。

⑤水分を丁寧に拭き取りましょう

お風呂から上がったら、タオルで優しく背中の水分を拭き取りましょう。

自然乾燥させると、水分が蒸発する時に肌に必要な潤いが逃げやすくなってしまいます。

⑥保湿をしましょう

顔と同じように背中も保湿することで、乾燥を防ぎ痒みを抑えることができます。

背中のかゆみに効果的な市販薬!

乾燥に気を付けたり、保湿を行っても改善しない背中の痒みには、市販薬を使ってみるのもおすすめです。

ここでは、背中の痒みに効果的な市販薬をご紹介したいと思います。

新レスタミンコーワ軟膏

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ステロイドが入っていないため、ステロイドは避けたいという方でも安心して使えます。

ジフェンヒドラミン塩酸塩が、痒みや炎症の元となっているヒスタミンの働きを抑えてくれます。

参考URL: https://hc.kowa.co.jp/otc/1109

ポリベビー

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ステロイド不使用のため、赤ちゃんの肌でも安心して使うことができます。

参考URL: https://www.polibaby.jp/

メンソレータムAPソフト

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背中の痒みを抑える治療効果に加え、保湿力もプラスされています。

参考URL: https://jp.rohto.com/-/media/com/apsoft/apsoft-lotion/4987241117376.pdf

まとめ

背中の痒みがあると、夜も満足に眠れなかったり、仕事や勉強に集中できなかったりと、生活の質を低下させてしまいます。

そのため、背中に痒みを感じたら、早めに対処を行い、痒みの程度や範囲をできるだけ最小に留めるようにするのがよいでしょう。

なお、背中の痒みがなかなか改善しない時は、皮膚科を受診して適切な治療を受けるだけではなく、発熱や倦怠感など気になる症状がある場合は内科など、一見皮膚とは関係ない診療科を受診することも検討してみましょう。

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