バックムーンにはどんな願い事を叶えてくれるの?

バックムーン

バックムーンとは?願い事は何を叶えてくれる?

ピンクムーンやフラワームーンなど、月ごとに満月には呼び名が付けられていることをご存知でしょうか。

7月の満月はバックムーンと言いますが、そもそもどうして満月に呼び名が付いているのか気になりますよね。

そこで今回は、バックムーンについて調べてみました。

バックムーンとはどのような意味や由来があるのか、2024年のバックムーンはいつなのかなど、バックムーンに関する様々な疑問にお答えしていきます!

目次

バックムーンとは?

バックムーンとは、7月に見られる満月のことを指します。

この名前の由来は、オスの鹿(バック)の角が7月頃に生え変わることに関係しています。

アメリカの先住民たちは、この現象にちなんで7月の満月を「バックムーン」と名付けました。

かつての人々は、月の満ち欠けに基づいて暦を決める太陰暦を使用していました。

太陰暦では、月の満ち欠けの周期が約29.5日で、新月から満月、そして再び新月へと移り変わります。

このため、新月の日を1日目として数えていました。

しかし、太陽暦と比べると一か月の日数が異なるため、年間で約10日ほどのずれが生じます。

これが数年経つと約1か月の違いとなり、暦と実際の季節感にずれが生じることになります。

そのため、昔の人々は季節を正確に把握するために、毎月見られる満月に名前を付けていました。

7月の満月を「バックムーン」と呼ぶのも、ちょうどこの時期にオスの鹿の角が生え変わることと結びつけていたからです。

2024年バックムーンはいつ?

2024年のバックムーンは7月21日(日)です。

太陰暦では新月を1日とし、新月から15日目は満月になると考えられていました。

そのため、日本でも代表的なお月見(満月を鑑賞する行事)である『中秋の名月』は旧暦の8月15日(現在の暦では9月中旬から10月上旬)となっていますよね。

しかし、実際に月が満月になるのは13~15日と日にバラつきがあるため、必ずしも15日目が満月とは限りません。

しかも現在は太陽暦が使われているので、旧暦(太陰暦)とは差があるので、今回の7月5日のように15日ではない日付に満月がやってきます。

バックムーン(Buck Moon)の別名

7月の満月は「バックムーン」という名称以外にも、さまざまな別名があります。

別名英語名称意味
ヘイムーンHay Moon干し草月
サンダームーンThunder Moon雷月
サマームーンSummer Moon夏月
クレーンムーンCrane Moon鶴月
ライプコーンムーンRipe Corn Moon熟したトウモロコシ月
ハングリーゴーストムーンHungry Ghost Moon空腹な幽霊月

こうして名前を見てみると、7月という季節がどんな時期かが思い浮かびますね。

干し草を作る季節や雷が多い時期、夏本番であることなどが名前から伝わってきます。

これらの呼び名を通して、7月の自然の様子や人々の生活が垣間見えるのは面白いですね。

バックムーンの見える方角や時間

2024年のバックムーンは7月21日に見られます。この日、東京では月の出が19時12分、月の入りが翌日の3時47分です。

バックムーンを楽しむには、7月21日の夜から22日の早朝が一番の見頃となります。

満月は太陽とは反対の方角から昇るため、バックムーンも東の空から見え始めます。以下の表に詳細をまとめました:

時間帯見える方角
月の出(19:12)東の空
深夜南の空
月の入り(翌3:47)西の空

夜が深まるにつれて、月は東の空から南の空へ移動し、明け方には西の空へ沈みます。

ですので、月が昇り始める夕方は東の空、深夜には南の空を見上げてみてください。

バックムーンがスピリチュアル的に叶えてくれる願い事は何?

夜空に浮かぶ満月は、古くから多くの謎と魅力を持っています。

特に7月の満月、通称「バックムーン」は、その美しさに加えて、特別な意味を持つとされています。

バックムーンの持つ意味

バックムーンが持つとされる力には、仕事運と健康運の向上が含まれています。

この時期の満月を見ることが、健康と仕事に良い影響を与えると言われているのです。

願い事理由
健康運雄鹿が古いツノを落とし、新しいツノを生やす時期であり、これが再生と健康の象徴とされているため。
仕事運先住民にとって鹿は生活の基盤であり、その繁栄が仕事運向上の象徴とされているため。

健康運の向上

バックムーンが健康運に関連するのは、自然界のサイクルに由来します。

この時期、雄鹿は古いツノを落とし、新しいツノを生やします。

これが再生と健康のシンボルとされ、新たな始まりと体の回復を意味しています。

昔から、人々はこの自然のサイクルを見て、自分の健康を祈り、回復を願ってきました。

仕事運の向上

仕事運に関して、バックムーンの意味はさらに深いです。

先住民にとって、鹿は食料や毛皮を提供する重要な存在でした。

また、鹿のツノは高価で取引され、収入源としても大切でした。

このため、バックムーンを見ることで、仕事運の向上を願う文化が生まれたのです。

心の安定とポジティブな思考

バックムーンを見ながら健康や仕事に関する願いを唱えることは、単なる迷信とされることもあります。

しかし、これは心の安定やポジティブな思考を促す効果があります。

自然のリズムに合わせて自分の願いを明確にすることで、心が落ち着き、目標に向かって前進する力が得られるのです。

バックムーンの夜に願いを

バックムーンの夜には、空を見上げて心の中で願いを唱えてみてはいかがでしょうか。

その美しい光が、健康と仕事の成功を照らし出してくれるかもしれません。

実際にバックムーンを見た人の感想

https://twitter.com/Fumichan_87/status/1809003881999036739

バックムーン以外の珍しい満月の名前


アメリカの先住民族は、季節を感じさせる呼び名を一ヵ月に一回巡ってくる満月に名付けています。

また、月には神秘的で珍しい名前が数多く存在します。

そこでここでは、バックムーン以外の珍しい月の名前を意味と共にご紹介します。

ブルームーン

塵やガスによって月が青く見える現象のことを言いますが、様々な条件が重ならないと見られないことから、ブルーム―ンを用いた慣用句『once a blue moon』には極めて稀、滅多にないと言った意味があります。

スーパームーン

スーパームーンは、月が公転軌道内で地球に最も接近することで、地球から見た月がいつもより大きく見える現象を言います。

正式な天文学用語ではありませんが、世界的にスーパームーンは一大天体ショーとして人気があります。

マイクロムーン

スーパームーンとは反対で、月が公転軌道内で地球から最も離れるため、いつもより小さく見える現象をマイクロムーンと言います。

ブラッドムーン

ブラッドムーンは皆既月食によって、月が赤胴色に見える現象を言います。

皆既月食とは、太陽と地球、月が一直線に並ぶことで、月が地球の影に入るものです。

その際、太陽光線の中でも赤色のみが月まで届くことから、月が赤胴色に見えます。

ウルフムーン

ウルフムーンは1月の満月の呼び名です。

バックムーンと同様に、アメリカの先住民族が季節を把握するために名付けたと言われています。

北アメリカでは2月の繁殖時期に向けて、1月は狼の遠吠えが増えることからこの名前が付けられました。

また、先住民族にとって狼はとても神聖な動物であることも関係しているそうです。

スノームーン

スノームーンは2月の満月の呼び名です。

日本と同様に北アメリカでも2月は最も積雪量が多くなることから、このように呼ばれるようになったと言われています。

ワームムーン

ワームムーンは3月の満月の呼び名です。

ワームとは虫のことで、春が近づき温かくなってくると、冬眠していた虫が地表へと這い出てくる様子から、このように呼ばれるようになったと言われています。

ピンクムーン

ピンクムーンは4月の満月の呼び名です。

実際に月がピンク色に見えるわけではなく、北アメリカではこの時期に芝桜などが開花し、一面がピンク色に色づくため名付けられたと言われています。

フラワームーン

フラワームーンは5月の満月の呼び名です。

春から初夏に向かう時期には、北アメリカでも色とりどりの花が咲き乱れることから、このように呼ばれるようになったと言われています。

ストロベリームーン

ストロベリームーンは6月の満月の呼び名です。

北アメリカではこの時期がストロベリーの収穫の最盛期となるため、それにちなんでストロベリームーンという名前がつけられたと言われています。

スタージョンムーン

スタージョンムーンは8月の満月の呼び名です。

スタージョンとはチョウザメのことで、この時期に漁の最盛期を迎えることから、このように呼ばれるようになったと言われています。

また、チョウザメはアメリカの先住民族にとって魚の王様と考えられていたことも由来しています。

ハーベストムーン

ハーベストムーンは9月の満月の呼び名です。

果物や野菜、穀物が収穫の時期を迎え、農家の方々が夜遅くまで作業をする姿を月明かりが照らしている光景が由来となっていると言われています。

ハンターズムーン

ハンターズムーンは10月の満月の呼び名です。

夏の間に太った鹿などの野生動物を、ハンターが狩るのに絶好のタイミングであることから、このように呼ばれるようになったと言われています。

ビーバームーン

ビーバームーンは11月の満月の呼び名です。

11月になるとビーバーが越冬のために巣作りを始めることから、このように名付けられたと言われています。

コールドムーン

コールドムーンは12月の満月の呼び名です。

寒さが厳しくなり、本格的な冬となる時期に見られる満月という意味で、このように呼ばれるようになったと言われています。

バックムーンのまとめ

バックムーンは7月の満月の呼び名です。

ピンクムーンやストロベリームーンとは違い、あまり聞きなれない名前でしたが、由来や意味を知ってみると「なるほど」と思える部分がありました。

なお、2024年は7月21日となっています。

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