先勝に引っ越しをするなら午前中がいい?午後は良くないの?
引っ越しをするには様々な理由があると思いますが、どのようなケースであっても、住んでいた場所を離れて新天地へと向かう時は、少しでも縁起を担いでおきたいものですよね。
一般的に引っ越しは大安にした方がよいと言われていますが、大安の引っ越しは予約が埋まりやすく、思うように希望の日に引っ越しを行うのは難しいそうです。
そのため、大安よりも予約が取れやすい先勝の日に引っ越しをすることもあると思いますが、先勝の引っ越しは縁起がよいのかどうか、気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、先勝の引っ越しについて調べてみました。
先勝に引っ越しをする場合は午前中がいいのか午後がよいのか、縁起を担ぐための対策や注意点などをご紹介したいと思います。
先勝に引っ越しをしてもいいの?
そもそも、先勝や大安などは六曜と呼ばれる中国が発祥の暦注で、日本に伝わった後、漢字の意味からその由来などが何度も変わっているものです。
もっと簡単に言うと、その日の吉凶を占うものとなっていて、いわゆる占いと同じと考えてよいでしょう。
朝、テレビ番組などで星座別の運勢が放送されていたりしますが、それを見た何人の人が実際にラッキーカラーを身に纏ったり運気の上がる行動をするでしょうか。
血液型で性格診断をするのも同じで、占いには根拠がありません。
そして、六曜にも科学的根拠はなく、加えて仏教の教えなどとも何ら関わりがありません。
つまり六曜は迷信なので、引っ越しに限らず、「仏滅に結婚式をしてはいけない」「友引に葬式をしてはいけない」というのは、単に昔からそう言われているだけのこと。
このようなことから、先勝に引っ越しをしても何の問題もないと言えます。
先勝に引っ越しをしたら縁起はいい?
六曜に科学的根拠も仏教的な意味合いもないと言われても、新しい出発となる引っ越しを縁起がよい日にするのに越したことはない、と多くの方が思うのではないでしょうか。
運気がよいとされる日、よくないとされる日のどちらとも引っ越しの都合がつくなら、気持ちとしては運気がよいとされる日を選びたくなりますよね。
それでは、先勝の日の引っ越しはどうなのでしょうか。
先勝の引っ越しは、縁起がよくも悪くもないと言えます。
そのため、縁起を担いで先勝に引っ越しをするという方はあまりいません。
しかし逆に、縁起が悪いわけでもないので、大安に都合がつかなければ先勝を選ぶという人もいるでしょう。
先勝の引っ越しは午前中が良いと言われる理由は?
先勝は特別縁起がよいとも悪いとも言えない日なので、「あまり六曜に興味がないけれど、だからと言ってわざわざ縁起の悪い日に引っ越しするのも・・」と思う人にとっては、選びやすい日と言えるでしょう。
しかし、先勝に引っ越しをする場合には注意も必要です。
なぜなら、先勝は午前中は吉日ですが、午後からは凶に転じるからです。
先勝の由来は、“先ずれば勝ち”から来ています。
これは、物事は早く行った方がよいという意味になります。
つまり、一日の中で早くやって来る午前中は運気が上がるものの、午後からは運気が落ちるため縁起が悪いと言われているのです。
このようなことから、先勝に引っ越しをする場合には、午前中で終わらせてしまうことが大切になります。
先勝の日の引っ越しが、どうしても午後になってしまう時の対策は?
引っ越しをしたことがある方ならわかると思いますが、朝の早い時間から引っ越しを始めても、終わるのはその日の夜だったりしますよね。
引っ越しは一日仕事となる場合は多いので、先勝だからと午前中に全てを済ませるのは現実的に難しいでしょう。
そのような時は、午後からは引っ越しの荷物に手をつけず、一旦休んでしまうとよいかも知れません。
先勝の次は友引なのですが、友引は大安に続いて引っ越しをするには吉と言われている日です。
そのため、先勝の午前中にできる分だけ引っ越しを行い、午後は休んで、翌日の友引から作業を再開すると縁起の悪い先勝の午後に作業を避けることができます。
また、六曜の時間の考え方では、午前は正午までではなく、午後2時までとなっています。
荷物の量が少ない、近場に移動などの好条件が重なれば、朝から引っ越し作業を始めて午後2時までに終わらせることができるかも知れませんね。
先勝に引っ越しをするときの注意点は?
日にちの都合がつかず、どうしても先勝の午後にしか引っ越しができない時は、可能であれば入居先の鍵をもらい、少しずつでも荷物を入れておくとよいでしょう。
実際に引っ越し業者を呼んで引っ越しをする日が先勝でも、それ以前に、例えば大安や友引などに荷物を入れると、その日を引っ越しの日とすることができます。
また、前もって荷物を入れておくことが無理な時は、玄関に盛り塩をしてから引っ越しを始めると、お祓いと同じ効果があると言われています。
同様に、新居近くの神社にお参りに行くのもよいと言われています。
ただし、六曜は仏教や神道とは直接関係がないため、これらはあくまでも「縁起が悪いと言われている日に引っ越しするのがちょっと・・」という気持ちをすっきりさせるための方法になります。
世の中には、六曜は全く気にしないという方もいるので、あまりにも日にちにこだわりすぎてしまい、生活に支障が出てしまうような引っ越しのスケジュールを組んでしまわないように注意しましょう。
六曜と引っ越しの関係は?
ここまでは、先勝と引っ越しの関係について見てみましたが、六曜には他にも大安、友引、先負、赤口、仏滅があります。
これらと引っ越しの関係はどうなっているのでしょうか。
大安
大安は六曜の中で最も縁起がよい日とされているので、日取りを気にする方は大安を選んで引っ越しをする場合が多いようです。
そのため、直近では予約がとりにくく、さらに料金も割高に設定されていることが多くなります。
大安に引っ越しがしたい場合は、引っ越しすることが決まった時点ですぐに業者に連絡をして、空いている大安の日を抑えた方がよいでしょう。
友引
友引は元々は共引という言葉が由来となっていて、意味は「何事も勝負がつかない日、引き分ける日」になります。
そのため、結婚式や入籍、引っ越しなどの慶事の際には、大安に次いで縁起の良い日とされています。
大安同様に直近では予約が取りにくくなるので、友引に引っ越しを考えているなら早めに予約するのがよいでしょう。
先勝
先勝は友引の次に縁起がよいとされる日で、六曜の中ではちょうど真ん中あたりの運気となります。
先負
先負は先勝と意味が逆で、何事も急ぐのは凶、遅い方が運気がよくなるとされています。
そのため、引っ越しは午前中ではなく午後から行うのがよいでしょう。
物事を始める時間もそうですが、この日は静かに穏やかにした方がよいとされているので、慌ただしい引っ越しは避けた方が無難と言えます。
赤口
赤という字が血や火事を想像させ、六曜の中でも仏滅に匹敵するほど縁起の悪い日とされています。
仏滅の詳しい意味については次に説明していますが、仏滅は滅することで新しい物が生まれるという捉え方ができる一方、赤口は縁起がよくないことしかイメージできないため、仏滅よりも引っ越しの場合には選ばない方がよいとも言われています。
仏滅
仏も滅するほど運気のよくない日、最悪の日として慶事は避けられています。
引っ越しの場合も、予約が入りにくいことから料金の設定を割安にしている業者があるため、六曜を全く気にしないとう方なら通常よりも安い価格で引っ越しができる可能性もあります。
まとめ
先勝に引っ越しをしても特に問題はありませんが、縁起を担ぐ人は午後は避けた方がよいでしょう。
先勝は「先ずれば勝ち」という意味から、午前中は吉ですが午後は凶となります。
どうしても先勝の午後に引っ越しとなる時は、午後は作業を止めて翌日に持ち越すなど、午後を避けるようにすると運気を下げることはないと言われています。
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