年賀状は様々なプリントが簡単にできることから横書きにするという人も多いでしょう。
その場合にちょっと悩んでしまうのが数字の扱いです。
今回は年賀状の縦書きの数字の書き方をチェックし、区切るところはどこになるのか、文字の大きさはどうしたらいいのか、差出人の住所は裏面に書くのが正しいのか、そもそも横書きにしていいのかを見ていきましょう。
年賀状には色んなマナーがあるので、覚えやすいモノから覚えてもらいたいです。
年賀状の縦書きの数字の書き方
基本的にはがきは縦書きにした場合、住所などで出てくる数字は漢数字で扱い、横書きにした場合は住所などで出てくる数字は算用数字にするというマナーがあります。
縦書きでも350号室といった3桁や4桁の数字は算用数字にするケースもありますが、基本的には縦書きならば漢字を用いるのです。
ただし、縦書きで算用数字の「1」を用いる場合「ハイフン(‐)」と間違えてしまうケースがありますので、明確に「1」と見えるように書く必要があるので注意しましょう。
縦書きの漢数字の扱い方について
はがきにおける数字の扱いはかなり厄介で覚えていないと間違えてしまうケースが多々あります。
シンプルな横書きで算用数字を用いるのならば間違えることは少ないのですが、漢字オンリーになった場合は「この場合どうしたいいのだろう?」と詰まってしまう部分があるのです。
最も悩ましいケースがマンションに住んでいる方によくある「321号室」といった3桁以上の数字でしょう。
この場合漢数字で書くなら「三百二十一」となるのですが、これでは見にくくなるということで基本的には「三二一」と記載するのです。
この書き方を好まない人は3桁以上の数字の部分には算用数字を用います。
ただし、「三百二十一」を「三二一」という書き方にしても良いのは住所だけであり、年号の場合はしっかりと「三百二十一」のように書かないといけません。
「平成27年」ならば縦書きのはがきだと「平成二十七年」と記載する必要があると言うことです。
こちらは省略すると指摘されてしまうので、住所の漢数字とは扱いが違うということを把握しておく必要があります。
数字は漢数字のほうがいい?
先ほど記載したように、はがきで数字を用いる場合は「縦書きなら住所などで出てくる数字は漢数字」で扱って「横書きにした場合は住所などで出てくる数字は算用数字にする」といったルールがあります。
ただし、部屋番号などの3桁以上の数字は漢数字では表記しにくくわかりにくいという意見が増えているため縦書きでも算用数字にするケースが増えています。
たとえば「4321号室」は昔なら「四三二一号室」と縦書きでは表記していましたが、今は縦書きでも数字の部分は横書きにして表記するということです。
マンション暮らしではない人でも番地の表記が「二一の一四」ならば「21―14」と記載することがあります。
はがきにもマナーはありますが、最も重要なことは読みやすいかどうかなので漢字にすることで読みにくいと感じるような所は算用数字にした方が良いという意見が増えているのです。
人によっては絶対に縦書きなら漢字にした方が良いと指摘することがありますが、個人的には読みやすさを重視してもらいたいと思っております。
年賀状の住所の区切るところは?
年賀状を含むはがきにおいて住所の書き方の基本は「できるだけ2行以内に収まるように書くこと」にあります。
しかし、ものすごく長い住所やアパート名などがある人は2行で納めることは非常に難しいでしょう。
そこで重要になるのは区切るポイントになります。
一般的に住所の区切りポイントは「市町村区など区切りのいいところ」になります。
あまりにも長くて2行に収まらないという人は番地やマンションの部屋番号などを漢数字ではなく算用数字で用いるようにしましょう。
それだけでも縦に長くなることの防止になってくれます。
年賀状の住所の文字の大きさは?
年賀状の文字の大きさに決まりはありませんが、優先順位がありますのでその優先順位で大きさを決める必要があります。
基本的にはがきにおいて最も重要なのは宛名であり宛名が最も大きな字で書く項目であります。
次点でその人の住所か送り主の名前となるでしょう。
そして表書きで最も小さくなるのは差出人の住所となります。
明確な文字サイズの決まりはありませんが、このルールを守って対応するようにしてください。
アパートやマンション名は小さく書いたほうが良い?
基本的な文字サイズのルールは先ほど記載したように宛名⇒差出人の名前または贈られる側の住所⇒差出人の住所となっておりますが、その住所の文字サイズはアパートやマンションやビル名を小さくした方が良いという意見があるのです。
理想的な書き方は住所の1行目に都道府県名から番地を記載し、2行目にはアパート・マンション・ビル名を記載するというものです。
この2行目の文字は1行目と比べるとやや小さく書いた方が良いという意見もあります。
どうしても文字数が多くなりがちという人は住所内でも文字のサイズを変えてみるというのもいいでしょう。
差出人の住所は表面?裏面?
これも明確な答えはありませんが「裏面に差出人の住所が書いてあった場合は、表面に書かなくてもOK」というのが現代のはがきのルールとなっています。
つまり、どちらか一方に記載すればいいのです。
年賀状には裏面に色んなプリントをするのが一般的となっており、プリントは一度作ればそれ一つで対応できるので情報を色々と記載する人も増えています。
差出人の住所や名前も裏面に集約する人も多いのですが、これは問題ない行動となっているのでうまく活用しましょう。
ただし、気に入ったプリントが横書きになると表書きも横書きにしないといけないので、一部の人達にとってはマナー違反に見えてしまう恐れがあります。
年賀状を横書きにするのは失礼?
マナー的にどのようになっているのかを記載すると「年賀状は縦書きであると強く認識している人もまだまだいるのでそういった人達からは横書きはマナー違反に見える」となるでしょう。
特にマナー違反をして怖いのが取引先や目上の人になりますので、そういった礼儀が大事という人が相手の場合は横書きは使わない方がいいです。
逆に仲が良い人ならば横書きにしても問題ないという認識になっていますので、年賀状を色々と凝ってプリントしている人は礼儀を大切にする人達むけのモノと、そこまでマナーにこだわらなくても良い人達向けの2種類を用意して対応するといいでしょう。
個人的な意見ですが、そういって区分けするのは面倒に感じてしまったのでプリントするタイプでも全部縦書きのタイプで対応していました。
誰がどのように受け取るのかははっきり言ってわかりませんので、あえてリスクを背負う必要はないと感じてしまったのです。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は年賀状における縦書きや横書きについての情報を記載しました。
年賀状を含めたはがきにおいて横書きと縦書きで悩むのはやっぱり住所における部屋番号などの3桁以上の数字です。
はがきは読みやすさが最も重要ですので、読みやすいように算用数字を交えて書くようにしましょう。
算用数字を交えた方が読みやすくなりますので、うまく活用することを考えてください。
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