年賀状はある程度送る人を決めてやりとりしますが、人によっては年賀状を送りたいけど返信は不要であると考えて対応するケースもあるのです。
そこで、今回は年賀状の返信不要を相手に伝える時の書き方や例文はどうなっているのかをチェックしつつ、そもそもこの返信不要にすることが相手に失礼なのかも考えてみたいと思います。
年賀状を出していない人から届いた場合、いつまで返信すればいいのかも調べていきましょう。
年賀状の返信不要を相手に伝える時の書き方
年賀状で返信不要であるということを伝える場合は「来年からは年賀のご挨拶を遠慮します」とか「来年からの年賀状をご辞退します」という書き方をするのが一般的となります。
年賀状は受け取ってから相手に返信することは少なく、元旦に届くように動きますので必然的に「来年からは年賀状はいらない」という内容で記載する必要があるのです。
ただし、例外として絶対にこちらに年賀状を送ってくることがない相手の場合は「特に問題がなければ、ご返信をいただくには及びません」といった言葉を最後に付け足して返信不要の年賀状にするのが正解となるでしょう。
年賀状の返信不要の例文集
年賀状において返信不要を相手に伝えるときの書き方ははっきり言って答えがありません。
というのも、「返信不要ならばわざわざ年賀状を出す必要がない」とか「返信不要という内容で年賀状を送ること自体が失礼だからやらない方がいい」という指摘がかなりあるからです。
それでも年賀状での返信不要を相手に伝えたいという人は「来年からは年賀のご挨拶を遠慮します」とか「来年からの年賀状をご辞退します」という書き方をすることになるでしょう。
あくまでも来年からの年賀状は不要という内容で記載する必要があります。
通常のメールの場合は「このメールへのご返信は不要です」とか「ご確認いただければ、ご返信には及びません」とか「ご返信はどうかお気遣いなさいませんようお願い申し上げます」といった言葉を用いるのですが、年賀状ではこういったメッセージを使うのはちょっと難しいでしょう。
実際にこの例文を用いる場合は絶対に年賀状が来ないと確信している相手に年賀状を送ろうという考えた場合になります。
こちらから先に年賀状を相手に届けて見てもらう事になるので、行き違いにはならず返信不要であるという旨が確実に伝わります。
年賀状ではなくビジネスにおける返信不要だとどうなる?
ビジネスにおいてはこの返信不要を使った例文は色々とありますし、使う場面もそれなりにあるのです。
返信不要のお見舞いメールを送る場合
この後のご返事はお気遣いなさらないようお願い致します。」
仕事の返信でが不要という場合
返信不要を伝えると相手に失礼?
これは相手の受け取り方次第なのでなんとも言えませんが、年賀状での返信不要は非常に失礼と感じる人もいるのは事実です。
わかりやすいのがこちらの「断捨離 | やましたひでこ公式サイト(https://yamashitahideko.com/2017/01/03/no-1928/)」というサイトにある一文でしょう。
このサイトの言葉を引用すると「ところでこの、「返信不要です」という一文。ありがたい気持ちもありつつも。どこか、モヤっとした気持ちになるのは自分だけでしょうか。」とあり、なんとなくこの返信不要という言葉が気に入らないことがわかります。
他にも「年賀状に返事は不要ですと書いているほうが失礼」とか「返信されて困らないならそういう一文は全く必要ない」とか「受け取った側も混乱するから迷惑」という指摘もあります。
また「真面目な人ほど返信すべきかどうか悩ませてしまい返信してしまうケースがある」という指摘もありました。
人によっては「返信が不要という考え方そのものが間違っているから、自分の考え方を変えるべき」とダメだしする人もいました。
相手から返信不要と伝えられた時の対応
厄介なのはこの「返信不要」という記載があっても実は返事をした方がいいというケースもあることです。
個人的な意見ですが、ここまでくるともはや察することは不可能なので返信不要と書いてあったのなら何も悩まずに返信しなければいいと思います。
真面目な人ほど対応に悩んでしまいますが、悩むことなくそのまま受け取ればいいでしょう。
「返信不要」と書いてるのだからその文章通り返信しなければいいのです。
色々と考えて悩んでいたところで答えが出ない案件に該当しますので、変に悩まずすっぱりと答えを出してしまいましょう。
日本人は気遣いができる人種として紹介されることが多いですが、気遣いをしすぎると疲れてしまいますので考えたところでわからない案件はシンプルな答えを出すようにした方がいいです。
年賀状を出していない人から届いた時の返信の仕方
最後に年賀状を出していない人から年賀状が来てしまった場合の対処方をまとめていきたいと思います。
こちらは返信不要とはまた別の対応が必要になるでしょう。
いつまで
基本的に年賀状を出していない人から年賀状が来た場合、なるべく早く返信する必要があるのでその日のうちに帰す必要があります。
いつまで、という考え方ではなくできるだけ急いでという考え方で対応しましょう。
期限を考えた場合はお正月期間で返信する必要があるので、松の内に出す必要があります。
関東を含めた一部地域では松の内が1月7日までで、関西を含めた一部地域では1月15日となっていますので、この期間中には出すようにしてください。
書き方
松の内が終わってしまった場合は年賀はがきではなく日本郵便の通常はがきを使って寒中見舞いの挨拶を相手に送ってください。
また、1月1日を過ぎた場合は元日や元旦という言葉は使ってはいけないので注意しましょう。
そして非常に難しく答えが出ていないのが「年賀状が送れてしまったことに対するお詫びの有無」となります。
一般的に年賀状というのはおめでたい内容にする必要がありネガティブに繋がるワードは入れないのですが、お詫びを書き添えるとそのお詫びがネガティブに繋がるので良くないという意見があるのです。
三が日までに出せるならお詫びは不要と考えてください。
また、「こちらが年賀状を出したからあわてて出した」ということを悟られると悪印象を与えてしまいますのでお詫びは添えないか詫びるコメントも書き添える場合でもあっさりとした内容にした方がいいでしょう。
返信したくない場合
返信をしたくない場合でも返信不要という記載がなければ返信した方がいいです。
どんなに嫌いな相手でもその相手に攻撃材料を与えることは避けた方がいいでしょう。
あくまでも社交辞令としてきちんと返信してください。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は年賀状における返信不要についての情報をまとめました。
ネット上を色々と探ってみた限りだと、年賀状における返信不要はあまり好まれていないことがよくわかりました。
返信不要にしたいのならわざわざ年賀状を出す必要がないという指摘が多数ありましたし、返信不要にしたいという考え方そのものが間違っているという指摘すらありました。
答えが出にくいなんとも言えない記事となっていますが、一つの例として参考にしてもらいたいです。
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