年賀状はある程度送る人を決めてやりとりしますが、人によっては年賀状を送りたいけど返信は不要であると考えて対応するケースもあるのです。
そこで、今回は年賀状の返信不要を相手に伝える時の書き方や例文はどうなっているのかをチェックしつつ、そもそもこの返信不要にすることが相手に失礼なのかも考えてみたいと思います。
年賀状を出していない人から届いた場合、いつまで返信すればいいのかも調べていきましょう。
年賀状の返信不要を相手に伝える時の書き方
年賀状のやり取りは、日本の文化の中で大切な役割を果たしています。
新年の挨拶として、親しい人々に感謝の気持ちを伝える手段として、長年にわたり愛されてきました。
しかし、時には「来年からは年賀状のやり取りを控えたい」という気持ちを伝える必要があるかもしれません。
そんな時、どのように伝えれば良いのでしょうか。
年賀状の返信不要を伝える優しい書き方
- 感謝の気持ちを最初に: 「今年も素敵な年賀状をありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えましょう。これにより、相手に対する敬意を示すことができます。
- やんわりと伝える: 「来年からは、年賀のご挨拶を控えさせていただきます」という表現は、柔らかく、相手にプレッシャーを与えない方法です。
- 理由の説明: 状況に応じて、簡単な理由を添えることも一つの方法です。例えば、「多忙につき」といった一言が、相手に理解を促します。
- 最後に再度感謝を: 「これまでのご交流に心から感謝しております」と締めくくることで、温かみのある結びとなります。
特別なケース:返信不要の伝え方
- 相手からの年賀状がない場合: 「特に問題がなければ、ご返信は不要です」という言葉を添えることで、相手に負担をかけないよう配慮しましょう。
年賀状のやり取りは、日本の美しい伝統の一つです。
しかし、時にはその伝統を優しく断る必要があります。
その際は、感謝の気持ちを忘れずに、相手の気持ちを尊重する言葉選びを心がけましょう。
相手に対する敬意と感謝の気持ちを込めて、心温まるメッセージを送ることが大切です。
年賀状の返信不要の例文集
忙しい現代社会において、年賀状のやり取りが負担に感じられることもあります。
そんな時、相手に返信の必要がないことを伝えることで、お互いの負担を軽減することができます。
返信不要の伝え方のポイント
- 相手への配慮を忘れずに:返信不要と伝える際も、相手への敬意と感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
- 来年以降の年賀状について言及する:返信不要の意向は、来年以降の年賀状に関しても伝えると良いでしょう。
- 明確かつ丁寧な表現を心がける:曖昧な表現は避け、相手が誤解しないように丁寧な言葉遣いを使いましょう。
返信不要の例文集
- 来年からの年賀状について
「新しい年の幕開けに、心からのご挨拶を申し上げます。来年からは、年賀状のやり取りを控えさせていただきます。これまでのご交流に感謝しております。」 - 負担軽減のための伝達
「いつも温かいお心遣いに感謝しております。皆様のご多忙を考え、来年以降の年賀状はご辞退させていただきます。今後とも変わらぬお付き合いを賜りますようお願い申し上げます。」 - シンプルな表現
「新年あけましておめでとうございます。来年からは年賀状のご挨拶を省かせていただきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」
注意点
- 返信不要の意向を伝える際は、相手に不快感を与えないように注意しましょう。
- このメッセージは、特に親しい間柄や、長年のやり取りがある方に向けて使うのが適切です。
年賀状は、新年の挨拶として大切な役割を果たしていますが、時にはその形を変えることも必要です。
返信不要のメッセージを添えることで、相手に対する思いやりを示し、お互いの負担を軽減することができます。
新しい年が皆様にとって幸多きものとなりますように。
年賀状ではなくビジネスにおける返信不要だとどうなる?
ビジネスにおいてはこの返信不要を使った例文は色々とありますし、使う場面もそれなりにあるのです。
返信不要のお見舞いメールを送る場合
この後のご返事はお気遣いなさらないようお願い致します。」
仕事の返信でが不要という場合
返信不要を伝えると相手に失礼?
これは相手の受け取り方次第なのでなんとも言えませんが、年賀状での返信不要は非常に失礼と感じる人もいるのは事実です。
わかりやすいのがこちらの「断捨離 | やましたひでこ公式サイト(https://yamashitahideko.com/2017/01/03/no-1928/)」というサイトにある一文でしょう。
このサイトの言葉を引用すると「ところでこの、「返信不要です」という一文。ありがたい気持ちもありつつも。どこか、モヤっとした気持ちになるのは自分だけでしょうか。」とあり、なんとなくこの返信不要という言葉が気に入らないことがわかります。
他にも「年賀状に返事は不要ですと書いているほうが失礼」とか「返信されて困らないならそういう一文は全く必要ない」とか「受け取った側も混乱するから迷惑」という指摘もあります。
また「真面目な人ほど返信すべきかどうか悩ませてしまい返信してしまうケースがある」という指摘もありました。
人によっては「返信が不要という考え方そのものが間違っているから、自分の考え方を変えるべき」とダメだしする人もいました。
相手から返信不要と伝えられた時の対応
厄介なのはこの「返信不要」という記載があっても実は返事をした方がいいというケースもあることです。
個人的な意見ですが、ここまでくるともはや察することは不可能なので返信不要と書いてあったのなら何も悩まずに返信しなければいいと思います。
真面目な人ほど対応に悩んでしまいますが、悩むことなくそのまま受け取ればいいでしょう。
「返信不要」と書いてるのだからその文章通り返信しなければいいのです。
色々と考えて悩んでいたところで答えが出ない案件に該当しますので、変に悩まずすっぱりと答えを出してしまいましょう。
日本人は気遣いができる人種として紹介されることが多いですが、気遣いをしすぎると疲れてしまいますので考えたところでわからない案件はシンプルな答えを出すようにした方がいいです。
年賀状を出していない人から届いた時の返信の仕方
最後に年賀状を出していない人から年賀状が来てしまった場合の対処方をまとめていきたいと思います。
こちらは返信不要とはまた別の対応が必要になるでしょう。
いつまで
基本的に年賀状を出していない人から年賀状が来た場合、なるべく早く返信する必要があるのでその日のうちに帰す必要があります。
いつまで、という考え方ではなくできるだけ急いでという考え方で対応しましょう。
期限を考えた場合はお正月期間で返信する必要があるので、松の内に出す必要があります。
関東を含めた一部地域では松の内が1月7日までで、関西を含めた一部地域では1月15日となっていますので、この期間中には出すようにしてください。
書き方
松の内が終わってしまった場合は年賀はがきではなく日本郵便の通常はがきを使って寒中見舞いの挨拶を相手に送ってください。
また、1月1日を過ぎた場合は元日や元旦という言葉は使ってはいけないので注意しましょう。
そして非常に難しく答えが出ていないのが「年賀状が送れてしまったことに対するお詫びの有無」となります。
一般的に年賀状というのはおめでたい内容にする必要がありネガティブに繋がるワードは入れないのですが、お詫びを書き添えるとそのお詫びがネガティブに繋がるので良くないという意見があるのです。
三が日までに出せるならお詫びは不要と考えてください。
また、「こちらが年賀状を出したからあわてて出した」ということを悟られると悪印象を与えてしまいますのでお詫びは添えないか詫びるコメントも書き添える場合でもあっさりとした内容にした方がいいでしょう。
返信したくない場合
返信をしたくない場合でも返信不要という記載がなければ返信した方がいいです。
どんなに嫌いな相手でもその相手に攻撃材料を与えることは避けた方がいいでしょう。
あくまでも社交辞令としてきちんと返信してください。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は年賀状における返信不要についての情報をまとめました。
ネット上を色々と探ってみた限りだと、年賀状における返信不要はあまり好まれていないことがよくわかりました。
返信不要にしたいのならわざわざ年賀状を出す必要がないという指摘が多数ありましたし、返信不要にしたいという考え方そのものが間違っているという指摘すらありました。
答えが出にくいなんとも言えない記事となっていますが、一つの例として参考にしてもらいたいです。
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