天一天上に結婚式をすると縁起がよいのでしょうか?
天一天上は吉日の一つと言われていますが、聞き慣れない方も多いですよね。
結婚式は縁起の良い日に行いたいですが、吉日は早くから予約が埋まっていて希望通りにいかないことも。
結婚式の日取りの決め方に悩んでいる方も多いと言われています。
そこで今回は、天一天上の結婚式について調べてみました。
結婚式の日取りの決め方や注意点などをご紹介します。
天一天上に結婚式をすると縁起がいい?
天一天上に結婚式をするのは縁起が良いと言えます。
天一天上とは、天一神という方角の神様が天に昇っている期間のことを言います。
天一神は地上にいる時に、四方をそれぞれ5日間かけて巡っており(これを天一神遊行と言います)、その期間に天一神がいる方位を訪れたり、事を起こすと祟りが起こると言われていました。
しかし、天一天上になると天一神は天に行ってしまいます。
地上には天一神はいないので、どの方位に進んでも祟りを気にする必要がありません。
そのため、天一天上は旅行や引っ越し、外出などに縁起の良い吉日とされています。
結婚式は式場を選んで出かけるものですし、結婚式の後にそのままハネムーンに行く場合もありますよね。
このようなことから、天一天上の結婚式は縁起が良いと言われています。
結婚式の日取りの決め方や注意点
結婚式の日取りは、次の3つの視点から決めるとよいと言われています。
また、その際の注意点も併せてご紹介していきます。
時期を決める
結婚式をすることが決まったら、最初に時期を決めましょう。
結婚式の時期として有名なのは6月です。
これは、ヨーロッパの言い伝えで6月に結婚をする花嫁は幸せになれると言われているから。
しかし、日本では6月は梅雨に当たるため、参列者にとってはあまり好ましい時期とは言えないかも知れません。
また、真夏や真冬と言った極端な気温の時期も、結婚式をするにはふさわしくないと言えるでしょう。
このようなことから、結婚式の時期として人気なのは天気が安定している春と秋になります。
なお、会社によっては年度末に決算期があるため、3~4月の結婚式は推奨していない場合などもあります。
時期を決める時には会社の都合などの配慮も必要になるでしょう。
曜日を決める
時期が決まったら、次は曜日を決めます。
翌日が休みの人が多い土曜、もしくは金曜が人気となっていますが、最近は平日に休みの会社も増えているので、その辺りは会社の都合などをしっかりと把握しておいた方がよいでしょう。
金曜、土曜の人気とは反対に、週の中日となる火曜、水曜、木曜は比較的空きが多く、予約が取りやすいと言われています。
ナイトウエディングで遅い時間の結婚式であれば、そこまで曜日を気にする必要はないかも知れません。
吉日にする
先ほども少し触れた通り、日本では冠婚葬祭の日取りは暦注によって決める風習があります。
そして、この場合の吉日とは一般的に六曜を指すことが多いので、結婚式を吉日にするなら必然的に大安が日取りとして選ばれやすくなります。
最近の若い世代では暦注や六曜を知らない方も多く、吉日にこだわらずに結婚式の日取りを決める場合もありますが、参列する親族や年配者の中には今でも六曜にこだわる方が多くいます。
そのため、赤口や仏滅と言った凶日を選んでしまうと、トラブルになることもあるので注意をして下さい。
天一天上と凶日が重なってた場合は結婚式はどうしたほうがいいの?
天一天上と凶日が重なっていた場合、結婚式をどうするかは人それぞれによって違います。
暦注には今回ご紹介している天一天上の選日を始め、六曜、七曜、九星、十二直、二十八宿、暦注下段と様々な種類があります。
そして、種類によって日の吉凶の決め方が違うので、同じ日でありながら片や吉日、片や凶日となり、吉日と凶日が重なることもあるのです。
天一天上に限らずどのような吉日であっても、同じ日に凶日が重なっているのは縁起が悪いと捉える方であれば、結婚式は別の日にした方がよいでしょう。
一方で、天一天上であることが最も優先されるのであれば、他に凶日が重なっていてもあまり気にならないかも知れません。
ただし、一つの考え方として言えることがあります。
それは世間一般の認知度では、天一天上は低いということ。
これに対し六曜は多くの方が知っているため、例えば天一天上と仏滅(六曜の凶日)が重なった場合、ほとんど方は「仏滅だから結婚式は別の日にした方がよい」と言うでしょう。
いくら天一天上が縁起の良い日だと言っても、理解を示してくれる方は少ないかも知れません。
このようなことも含めて、結婚式の日取りを考えるのがよいでしょう。
天一天上以外に結婚式に縁起のいい吉日は?
大安
六曜の中で最も縁起の良い日になります。
一般的な知名度も高く、「結婚式は大安に」行うという方はとても多いので、希望の日に予約が取りにくいというデメリットもあります。
一粒万倍日
選日の一つで、一粒の籾(もみ)が万倍に実り稲穂になるという意味があります。
この日に始めたことは後に大きな収穫になると言われているので、結婚は特にお勧めの吉日となります。
天赦日
暦注下段という暦注の一つで、暦の上の最上の大吉日になります。
結婚式の日取りにもとても向いていますが、一年に5~6日しかない貴重な日です。
母倉日
暦注下段の一つで、母が子を育てるように天が人を慈しむ日という意味があります。
万事に吉となりますが、特に婚姻関係に良い日と言われています。
結婚式を避けた方がいい凶日は?
仏滅
六曜の中で最も縁起の悪い日になります。
仏も滅するほどの凶日という意味があります。
不成就日
選日の一つで、何も成就しない、成功しない日という意味になります。
結婚式は避けた方がよいでしょう。
受死日
暦注下段の一つで、暦の上で最悪の大凶日になります。
葬儀以外は大凶となるので、結婚式も避けた方がよいでしょう。
天一天上に行うといいことは?
天一天上は天一神が天に昇っているので凶となる方位がない期間なので、旅行や引っ越し、外出などが特にお勧めの日となります。
また、天一神が天に昇っている間は、代わりに日遊神が地上に降りてきます。
日遊神は不浄を嫌う神様なので、家や部屋が汚れていると祟りを起こすと言われています。
そのため、掃除を丁寧に行うとよいと言われています。
特にキッチンやお風呂場、トイレと言った水回りを綺麗にするとよいと言われています。
まとめ
天一天上に結婚式をするのは縁起が良いでしょう。
天一天上は天一神が天に昇っている期間を指し、この間は凶となる方位を考えずに出歩くことができるからです。
結婚式場の場所を気にすることなく決めることができますし、新婚旅行もお勧めとなります。
ただし、現在の日本では天一天上よりも、六曜による吉凶の方が知名度が高いと言えます。
そのため、天一天上と仏滅が重なった時は、仏滅であることを考慮して結婚式の日取りを変更した方がよいでしょう。
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