復日とは?2024年はいつ?意味や由来と読み方は?

復日

復日は縁起がいい?

暦注にもいろんな種類がありますが、なんとなく文字から吉凶が推察出来るものも多いのです。

しかし、今回紹介する復日は名前だけではどのような日なのか推察できず、由来や意味まで見通すことは難しいでしょう。

復日の読み方や2024年はいつが該当するのかも含めて、皆様にとって気になる情報を満載でお届けします。

同じような意味があると言われている重日との違いもチェックしていきましょう。

目次

復日とは?


復日とは「良いことはさらにプラスに働いて、悪いことはさらにマイナスに働く日」という意味があります。

重日と全く同じ意味を持っているのです。

由来はかなり色々と調べましたが、気になる情報は「コトバンク」のモノです。

それを見た限りでは陰陽道における五行の考え方が基本になっているという事がわかります。

陰陽道は古代中国で生まれた自然哲学思想ではありますが、日本独自の進化を遂げている呪術や占術の技術体系そのものですので、そこが元となっているということは復日は日本独自に誕生したモノと考えて間違いないでしょう。

個人的に気になることは同じように日本独自で作られたモノと推察出来る重日とほとんど同じ意味にしているということです。

同じ意味を持たせるのなら、わざわざ別の暦注を用立てる必要は無いと思ってしまいます。

復日の読み方


復日の読み方は「ふくにち」「ぶくび」です。

前者の「ふくにち」はなんとなく読めると思いますが「ぶくび」はちょっと読みにくいでしょう。

昔のカレンダーは「ぶく日」と記載していたと言われているので、おそらく「ふくにち」よりも「ぶくび」と読んでいた人が多いと思われます。

ただし、どちらにしても変換では出てきませんので単語登録して使いましょう。

それだけでも知名度がそこまで高くないと言うことがわかってしまいます。

その言葉が現代社会においてどれだけ浸透しているのかを調べる簡易的なバロメーターがこの単語登録されているかどうかなので、気になる単語が出てきたらスマートフォンやパソコンを使って入力して見てください。

2024年の復日はいつ?

2024年の復日は現在の暦(普通のカレンダーで見た時)では下記の通りです。

日にち 節月 六曜 日干支(節月) 十支
2024年1月4日 11月 先負 丁卯
2024年1月6日 12月 大安 己巳
2024年1月15日 12月 仏滅 戊寅
2024年1月16日 12月 大安 己卯
2024年1月25日 12月 友引 戊子
2024年1月26日 12月 先負 己丑
2024年2月6日 1月 友引 庚子
2024年2月10日 1月 先勝 甲辰
2024年2月16日 1月 先勝 庚戌
2024年2月20日 1月 大安 甲寅
2024年2月26日 1月 大安 庚申
2024年3月1日 1月 先負 甲子
2024年3月8日 2月 仏滅 辛未
2024年3月12日 2月 仏滅 乙亥
2024年3月18日 2月 仏滅 辛巳
2024年3月22日 2月 友引 乙酉
2024年3月28日 2月 友引 辛卯
2024年4月1日 2月 赤口 乙未
2024年4月4日 3月 先負 戊戌
2024年4月5日 3月 仏滅 己亥
2024年4月14日 3月 友引 戊申
2024年4月15日 3月 先負 己酉
2024年4月24日 3月 赤口 戊午
2024年4月25日 3月 先勝 己未
2024年5月4日 3月 仏滅 戊辰
2024年5月8日 4月 仏滅 壬申
2024年5月12日 4月 友引 丙子
2024年5月18日 4月 友引 壬午
2024年5月22日 4月 赤口 丙戌
2024年5月28日 4月 赤口 壬辰
2024年6月1日 4月 仏滅 丙申
2024年6月8日 5月 先勝 癸卯
2024年6月12日 5月 大安 丁未
2024年6月18日 5月 大安 癸丑
2024年6月22日 5月 先負 丁巳
2024年6月28日 5月 先負 癸亥
2024年7月2日 5月 先勝 丁卯
2024年7月13日 6月 先勝 戊寅
2024年7月14日 6月 友引 己卯
2024年7月23日 6月 大安 戊子
2024年7月24日 6月 赤口 己丑
2024年8月2日 6月 先負 戊戌
2024年8月3日 6月 仏滅 己亥
2024年8月8日 7月 大安 甲辰
2024年8月14日 7月 大安 庚戌
2024年8月18日 7月 先負 甲寅
2024年8月24日 7月 先負 庚申
2024年8月28日 7月 先勝 甲子
2024年9月3日 7月 友引 庚午
2024年9月8日 8月 先勝 乙亥
2024年9月14日 8月 先勝 辛巳
2024年9月18日 8月 大安 乙酉
2024年9月24日 8月 大安 辛卯
2024年9月28日 8月 先負 乙未
2024年10月4日 8月 仏滅 辛丑
2024年10月11日 9月 大安 戊申
2024年10月12日 9月 赤口 己酉
2024年10月21日 9月 先負 戊午
2024年10月22日 9月 仏滅 己未
2024年10月31日 9月 先勝 戊辰
2024年11月1日 9月 仏滅 己巳
2024年11月8日 10月 大安 丙子
2024年11月14日 10月 大安 壬午
2024年11月18日 10月 先負 丙戌
2024年11月24日 10月 先負 壬辰
2024年11月28日 10月 先勝 丙申
2024年12月4日 10月 友引 壬寅
2024年12月9日 11月 先勝 丁未
2024年12月15日 11月 先勝 癸丑
2024年12月19日 11月 大安 丁巳
2024年12月25日 11月 大安 癸亥
2024年12月29日 11月 先負 丁卯
2024年の選日 | 暦注カレンダー
参考URL: https://rekichu.com/senjitsu/?y=2024

同じような意味を持っている重日も1年間に60回ほどありますので、同じような日が1年に約130回も発生するということになります。

1年の30%以上がこの「良いことはさらにプラスに働いて、悪いことはさらにマイナスに働く日」という日になりますので、重日とセットで覚えておきましょう。

復日の決め方について

復日の決め方は二十四節気の節入で区切って後はその日の十干で決まります。

正月と7月は甲の日と庚の日、2月と8月は乙の日と辛の日、3月と6月と9月と12月は戊の日と己の日、4月と10月は丙の日と壬の日、5月と11月は丁の日と癸の日となっているのです。

このように十干は甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類からなるのですが、復日はその中に2つが必ず該当するようになっているので、5日に1回は訪れるという計算になります。

つまり、1年が365日と考えるとだいたい72回はこの復日が発生するということになるのです。

2024年は71回ほど復日が発生することが上述してあることかわかっているので、この単純計算もある程度あっているということがわかります。

復日は縁起がいい?


先ほど記載したように復日は「良いことはさらにプラスに働いて、悪いことはさらにマイナスに働く日」になりますので、吉日でも凶日でもありません。

その日の行動次第ではプラスにもマイナスにもなる日なのです。

むしろ善行を積むと大吉に変ずる日になりますので、縁起が良い日と考えた方が良いでしょう。

また、旅行や金銭の貸し出しにも大きなプラスとなると言われているので覚えておいてください。

NG行動となってくるのが、婚礼や葬儀はなっているので注意しましょう。

結婚と相性が悪いと言われている理由は再婚に繋がってしまうことが理由になっているようです。

復日と重日の違いは?


重日の意味は「良いことはさらにプラスに働いて、悪いことはさらにマイナスに働く日」ですので、はっきり言って意味は復日と全く一緒です。

違いは重日は陽が重なる巳の日という陰が重なる亥の日が該当するという決め方でしょう。

また、重日は治療や種まきとも相性が悪いという情報があります。

そして、重日で吉となる行動は善行以外に商品や不動産の回入れや新しい何かを取り入れるか始めるというのもあるので、これも違いになりそうです。

個人的にはこの程度の違いしかないと思ってしまうので、一緒にしてしまって良いと考えてしまいます。

しかし、重日は中国の易学からきているという情報もあり、陰陽五行思想からきている復日とは発祥が異なっています。

そのためこの2つを後から一緒にすることはできないのでしょう。

凶日は何がある?


復日や重日は扱い方次第で凶日になってしまいますが、本格的な凶日というのは仏滅赤口以外にも色々とあるのです。

有名どころとしては不成就日受死日十死日三隣亡といったところでしょうか。

マイナーなところでは、帰忌日天火日地火日大禍日狼藉日滅門日などが該当します。

このように凶日という扱いを受けている暦注は大量にありますが、知名度が低いモノがかなりありますので気になったモノは一つ一つ調べていく必要があるでしょう。

凶日の考え方について

凶日はこのようにかなり色んな種類がありますので、それらすべてを考慮すると行動が非常にしにくくなります。

なので、すべての凶日を考慮して日々を生きていくというのはやめた方が良いでしょう。

逆に吉日をすべてチェックするというのも大変ですので、ある程度気になったモノをピックアップするのが正解でしょう。

ただし、凶日には受死日や十死日のようにあらゆる吉日をすべて無効化してしまうようなものもありますので、このように影響力がでかすぎるモノを抜粋するというのもポイントになると思います。

しかし、暦注というのはあくまでも科学的根拠が無い迷信という意見も多数ありますので、あまり影響されすぎないことも重要になるのでしょう。

復日のまとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回は復日とはいったい何なのかを記載して参りました。

復日はこのようにちょっと変わった暦注であり、意味はほとんど重日と変わらないという不思議な日となっています。

善行を積めば積むほどプラスになってくれる日でもありますので、常に意識して行動することも大切になってくるでしょう。

良いことをすれば必ず良いことが返ってくるというのは一種の人生訓でもありますので、この意識は重要になるでしょう。

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