5月の満月フラワームーン2024年はいつ?見える方角や時間は?見ると願い事が叶う?
5月の満月をフラワームーンと言います。
日本でも満月と言えば中秋の名月がありますが、5月の満月には特に呼び名はないですよね。
どうして「フラワー」なのか気になりますし、2024年はいつ見られるのか、フラワームーンの意味や由来などを詳しく知りたいという方も多いのではないかと思います。
そこで今回は、謎の多いフラワームーンについて調べてみました。
フラワームーンとは?
アメリカの先住民族が月ごとの満月に名称をつけたのが始まりで、アメリカやヨーロッパでそのように呼ばれています。
なぜ5月の満月がフラワームーンになったのかと言うと、日本でもそうですがアメリカでは5月と言えば春から初夏へと季節が変わり、色とりどりの花が辺り一面に咲き乱れる時期のため、5月に見える満月にフラワームーンと名付けたそうです。
昔の人々は月の満ち欠けを頼りに一日や一ヵ月、一年を決めていました。
しかし、月の満ち欠けは29.5日で一周(新月から満月、そしてまた新月へと戻る)するため、実際の季節感とだんだんとズレが生じてしまいます。
そのため、アメリカの先住民族はその月にちなんだ呼び名を満月につけ、季節を把握していたと言われています。
フラワームーン(Flower Moon)の別名
5月の満月は「フラワームーン」という名称以外にも、さまざまな別名があります。
- プランティングムーン:Planting Moon(種蒔き月)
- ミルクムーン:Milk moon(牛乳月)
- ヘアムーン:Hare Moon(野ウサギ月)
- グラスムーン:Grass Moon (牧草月)
- ブライトムーン:Bright Moon (輝月)
- ドラゴンムーン:Dragon Moon(龍月)
- パンサームーン:Panther Moon(豹月)
別名をこうして並べて見てみると、5月がどういった季節なのかが思い浮かびますね。
フラワームーン2024年はいつ?
国立天文台によると、2024年のフラワームーン(5月の満月)は5月23日となっています。
フラワームーンの見える方角や時間
フラワームーンに限らず、満月は太陽とは反対の方向から登るため、月の出の時刻に東の空に現れ、真夜中に南の空を通って、月の入りとなる明け方に西の空へと沈みます。
なお、2024年5月6日の月の出は東京で19時16分となっております。
一方月の入りは翌日7日の4時46分となっているので、月の出から月の入りまでの時間帯であれば、天気がよければフラワームーンを見ることができそうです。
フラワームーンを見ると願い事が叶う?
フラワームーンは「秘密」や「絆」「変化」などが象徴とされ、これらに関連した願い事を願うと叶うという言い伝えがあります。
願い事は満月が最も大きく見える時間帯が良いそうで、2021年5月26日の場合は20時19分が最大食となるので(月と地球が最も近づくため、月が大きく見えるスーパームーン現象となる時間)、願い事がある方はその時間を狙って月を眺めてみるとよいでしょう。
実際にフラワームーンを見た人の感想
フラワームーン同じ時刻私も写真撮ってたよ💛何回も撮り直して…ベランダの鳩よけネットに邪魔されて😅みんな同じ夜空を見て癒されてたんだね#皆と生きる#フラワームーン#空で繋がってる#光GENJI#佐藤アツヒロ#俺たち永遠257 pic.twitter.com/zHXGkzs9fH
— マロン (@830yellow222) May 13, 2020
満月 5月の満月はフラワームーンと呼ばれてるそうです。
夜空にぽっかり浮かんだ満月。
月の道も現れ、神秘的ですね(^^♪#写真好きな人と繋がりたい#写真撮ってる人と繋がりたい#月 #満月 #フラワームーン#Moon #お月様俱楽部 pic.twitter.com/9f9gkhi5tw— かずきち (@ikaros_0101) May 13, 2020
その他の珍しい月の名前
フラワームーンがアメリカの先住民族が季節を把握するために名付けたという理由からうかがえるように、フラワームーン以外にも月ごとに満月の呼び名があります。
そこでここでは、珍しい月の名前を色々とご紹介したいと思います。
ブルームーン
ブルーム―ンとは、塵やガスの影響で月が青く見える現象のことを言います。
実際に行うのは非常に珍しいことから、極めて稀、あり得ないという意味の慣用句『once in a blue moon』にブルームーンが使われているほどです。
スーパームーン
スーパームーンは、月の公転軌道が楕円のため、地球に最接近するタイミングで見える満月のことを言います。
正式な天文学用語ではありませんが、スーパームーンは月が最も小さく見えるマイクロムーンに比べて、明るさが14%、大きさが30%も違うそうです。
マイクロムーン
スーパームーンの反対で、月が地球から最も遠ざかるため、月が小さく見える現象のことを言います。
ブラッドムーン
ブラッドムーンは皆既月食によって月が赤胴色に見える現象のことを言います。
皆既月食とは太陽、地球、月が一直線に並ぶことで、太陽の光を浴びた地球の影が月を覆う状態を指し、その際に太陽光線の中でも強い赤色の光のみが月まで到達するため、赤胴色に見えると言われています。
ウルフムーン
ウルフムーンは1月の満月の呼び名です。
アメリカの先住民族は、2月の繁殖期を前に狼の遠吠えがよく聞こえるようになる1月に、ウルフムーンという名前をつけたそうです。
スノームーン
スノームーンは2月の満月の呼び名です。
2月は日本のみならず、北アメリカも最も積雪が多くなる時期のため、スノー(雪)の月という名前をつけたそうです。
ワームムーン
ワームムーンは3月の満月の呼び名です。
ワームとは虫という意味で、少しずつ気温が上がって雪が溶け始める時期になると、冬眠のために地中に埋まっていた虫が地表へと出てきて這う様子が見られるようになることから、このように呼ばれるようになったと言われています。
ピンクムーン
ピンクムーンは4月の満月の呼び名です。
ピンクとありますが、実際に月がピンク色に見えるわけではなく、4月頃になると北アメリカでは芝桜などのピンク色の花が咲くようになるから、そこから由来してつけられたと言われています。
ストロベリームーン
ストロベリームーンは6月の満月の呼び名です。
北アメリカでは6月がストロベリーの収穫期のため、このように呼ばれるようになったと言われています。
バックムーン
バックムーンは7月の満月の呼び名です。
バックとは牡鹿のことで、7月頃になると牡鹿の角が生え変わることから、このように呼ばれるようになったと言われています。
スタージョンムーン
スタージョンムーンは8月の満月の呼び名です。
スタージョンとはチョウザメのことで、北アメリカでは8月が漁の最盛期となります。
ハーベストムーン
ハーベストムーンは9月の満月の呼び名です。
秋になり果物や野菜の収穫期を迎え、夜遅くまで作業に追われる農家の姿を、月が明るく照らす様子から名づけられたと言われています。
ハンターズムーン
ハンターズムーンは10月の満月の呼び名です。
エサが豊富な夏の間に太った鹿などの野生動物を、ハンターが狙う絶好のタイミングのため、このように呼ばれるようになったと言われています。
ビーバームーン
ビーバームーンは11月の満月の呼び名です。
ビーバーは11月を迎えると、越冬のための巣作りを始めることから、このように呼ばれるようになったと言われています。
コールドムーン
コールドムーンは12月の満月の呼び名です。
だんだんと寒さが厳しくなり、本格的な冬を迎える頃に見える満月という意味で名づけられたと言われています。
まとめ
フラワームーンは5月の満月の呼び名で、気温がだんだんと上がり、辺り一面に花が咲き乱れる季節という意味合いが込められています。
2024年のフラワームーンは5月6日ですので、夕方が近くなってきたら空の様子を頻繁にチェックしてみましょう。
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