引っ越しはできれば縁起のいい日に行いたいのですが、引っ越しに最適な縁起のいい日とはいったいいつなのでしょうか。
今回は縁起のいい日とされている寅の日と引っ越しは相性がいいのかどうかをチェックしつつ、そもそも引っ越しの日取りの決め方はどうなっているのか、引っ越し向けの縁起のいい日はいつなのかを見ていきます。
引っ越し料金が安くなる日や時期がどうなっているのかも見ていきましょう。
寅の日に引っ越しをすると縁起がいい?
結論から先に記載すると寅の日は引っ越しとも相性がいいとされています。
寅の日は金運がアップする金運将来日として有名で、金運がアップする日として商売人の方々には未だに根強く信奉されている日となっていますが、実は引っ越しとも相性がいい日とされているのです。
虎は中国の故事成語で『虎は千里を往って千里を帰る』という意味があり、これが引っ越しにもプラスに働いていると考えられているからです。
元々の意味は『千里を1日で帰るようなとっても勢いがあり行動力があること』とか『千里も移動した親虎でも急いで巣穴にいる子供を心配して変える様子から、親の愛情が強いことを表す』とされていますが、そこから『どんなときでも無事に帰ってくる』とか『大きな移動でも無事にたどり着ける』という意味を持たれるようになり引っ越しや旅行とも相性がいい日という扱いをされるようになりました。
いわゆる新しい家への旅立ちという意味で相性がいいとされているのでしょう。
引っ越しの日取りの決め方は?
引っ越しの日取りの決め方はその日が吉日かどうかというのもありますが、それよりも重要な決め方があります。
それは入居日と退去日をいつにするのかです。
この2つがある程度見えてこないと引っ越しの日程も立てることはできません。
まず、引っ越しをするための入居日や退去日の決め方は以下のとおりとなります。
新居の物件探しをする⇒気に入った物件を見つける⇒内見をする⇒新居の物件に申し込みを行う⇒住んでいる住居の解約予告期限を確認し、退去日を決める⇒入居日を決める⇒引っ越しをする日を決める
最後に引っ越しをする日程を決めることになるのですが、退去日と入居日に無理がなければいくらか前後させることはできますので、その中から縁起のいい日を選ぶこともできます。
ただし、縁起のいい日はそれだけ割引ができなかったり費用的にも高くなりがちなので要注意となっているのです。
お財布とも相談して日程を決めましょう。
また、『年盤』と呼ばれる1年に一度しか変わらない方位と『月盤』と呼ばれる1ヶ月に1回変わる方位を組みあせて引っ越しが推奨される方角と推奨できない方角をチェックするという方もいますが、これまで調べると行動がかなり縛られてしまうので、そこまで意識する必要はないでしょう。
引っ越しに縁起のいい日は?
引っ越しにおける縁起のいい日は色々とありますが、代表的なものは『大安』『寅の日』『天赦日』『一粒万倍日』などが該当するでしょう。
大安はいわゆる六曜の中で最も吉の日とされているので、引っ越しなどの慶事とも相性がいいとされています。
天赦日は『百神が天に昇り会合し天が万物の罪を赦す日』という意味があり、暦注の中でも最上級の吉日であらゆる運が向上する日となっています。
1年間に5日程度しかないので大安よりも強力な吉日なので優先する人もいるようです。
一粒万倍日は『一粒蒔いた籾(もみ)が万倍にもなって実る』という意味がありこの日始めたことは必ず何倍になって返ってくる吉日とされているため、引っ越しとも相性がいいとされています。
ただし、借金などのマイナス行動も倍になってしまうので、要注意と言えるでしょう。
引っ越しをしない方がいい縁起の悪い日は?
引っ越しと相性が悪いとされている縁起の悪い日は『仏滅』『赤口』『不成就日』『土用』『三隣亡』『受死日』『十死日』などが該当するでしょう。
まず仏滅と赤口は六曜における凶とされている日であり、引っ越しなどの慶事との相性は良くないとされています。
不成就日は何事も成就することがない凶日とされており、引っ越しとの相性も良くない日とされています。
土用とはいわゆる土用の丑の日で用いられる土用ですが、この土用はどの方角への移動が良くないとされているので、引っ越しとの相性も悪いとされているようです。
三隣亡は『建築をすれば火事を起こして近所隣を滅ぼす日』とされており、建築業界における引っ越しや地鎮祭を避ける日となっています。
受死日はカレンダーで『●』と表記されることから黒日とも呼ばれている凶日で、この日は仏滅を凌ぐ凶日として扱われており引っ越しもNGとされているようです。
十死日は受死日よりもましとされていますが、全般的に凶とされている日であり引っ越しも要注意となっています。
引っ越しの料金が安い日や時期は?
ここまで色んなお話をしてきましたが、六曜や十干十二支や風水を全く気にしていないという人にとっては雑学以外のナニモノでもないでしょう。
しかし、こういったお日柄や時期というのは直接的な料金に繋がってくるので馬鹿にならないのです。
引っ越し料金は実は同じ年だったとしても条件次第で最大2倍もの差が発生してしまうのです。
この値段差が発生してしまう条件が『時期』と『お日柄』と『人数』になります。
まず時期についてですが、これは繁忙期ほど圧倒的に高くなりそれ以外は一気に安くなるという仕組みです。
引っ越しがどうしても多くなる時期とは2月から4月でありこの時期は引っ越し料金がかなり高くなります。
逆に考えるとそれ以外の時期ならばある程度料金は抑えられるということです。
次にお日柄についてですが、これは『休日や祝日』と『六曜』が関係していることが多いです。
つまり『休日や祝日』は割引が発生しにくくなり、六曜における吉日の大安も割引が発生しにくくなるということです。
逆に仏滅や赤口という凶日でさらに平日は割引価格になりやすいと言えるのです。
これらの情報をまとめると、2月から4月以外の六曜的には凶日とされている仏滅や赤口が引っ越し料金をかなり抑えられると考えられます。
実際にアート引越センターの割引が適用される日を見てみると、土日の休日や祝日そして大安といった吉日は割引価格が設定されることが少ないことがわかっているので、この情報は信頼できるでしょう。
また、人数についてですがオフシーズンの単身と繁忙期の単身での料金差は一部データでは約160%だったのですが、3名以上のファミリーのオフシーズンと繁忙期の料金差は同じデータで約200%だったのです。
つまり、人数が多くなればなるほど上昇倍率が多くなりやすいということがわかります。
引っ越し代金は荷物の量によっても変わりますが、10万円が20万円になってしまうケースもありますのでこの料金差は馬鹿にできないのです。
10万円もあれば色々とできますので、少しでも料金を抑えたいという人は繁忙期を避けて凶日とされる平日を活用しましょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は寅の日と引っ越しの関係性について解説しました。
寅の日と引っ越しは相性がいいとされていますが、知名度的には六曜よりも下なのでしょう。
六曜の吉凶によって料金にも差が出ていることがはっきりとわかっているので、少しでも料金を抑えたいという人はあえて凶日を選ぶのもありだと思います。
平日の凶日だと30%オフにもなっていたので、時期を大きく動かせないという人はお日柄を調査しつつ日程を決めてください。
コメント