寅の日に神社にお参りをすると縁起がいい?日取りの決め方は?

寅の日は金運がアップする日として有名ですが、神社へのお参りもプラスに働いてくれる日なのでしょうか。

今回は寅の日と神社へのお参りとの関係性について考察し、神社へのお参りの日取りの決め方はどうなっているのか、神社へのお参りに縁起のいい日はいったいいつなのか、逆に縁起の悪い日は存在しているのかを解説いたします。

寅の日にするといいことややってはいけないことはなんなのかも見ていきましょう。

目次

寅の日に神社にお参りをすると縁起がいい?


寅の日は金運招来日と呼ばれるほど金運がアップする日と言われております。

また、旅行などの旅立ちとの相性もいいとされていますが、神様へのお願い事が通じやすくなるといった記載は見られなかったので神社との相性がいいとは言えなさそうです。

しかし、金運がアップする神社や商売繁盛の効果がある神社に行くと、寅の日の効果が高まるという声はありますので、『寅の日だから神社参りは縁起がいい』のではなく『神社へのお参りの効果によって寅の日の効力が高まる』と考えましょう。

寅の日ってどんな意味があるの?

寅の日は虎にまつわるパワーが発揮される日とされています。

まず、古代中国では虎の皮が金色に見えることから金運アップの象徴として捉えられていたと言うこと、そして財宝や戦いの神様である毘沙門天の遣いが虎なので毘沙門天の加護をうけられるという考え方もあります。

他には故事成語の『虎は千里を往って千里を帰る』という言葉に通じる事柄とも相性が良いとされているのです。

この言葉は元々『すさまじい勢いがあって行動力がある様子』とか『母親が子供を思うが故に行動力がすさまじい』という意味がありますが、もっと簡単な解釈に『どんなに遠くに行っても無事に帰ってくる』とか『いなくなったと思ったら直ぐに手元に戻ってくる』というものがあるので、そちらから相性の良し悪しが叫ばれています。

たとえば、『どんなに遠くに行っても無事に帰ってくる』という解釈から旅行などの遠出に最適な日とされていますし、『いなくなったと思ったら直ぐに手元に戻ってくる』という解釈から返ってきてもらいたい高額なお買い物に最適な日とされているのです。

神社へのお参りの日取りの決め方は?


神社へのお参りの日取りの決め方に厳格なルールはありません。

神社へのお参りは自分が行きたいと思ったタイミングで行くことが推奨されているのです。

六曜暦注が気になりすぎて神社に行くタイミングを逸することのほうが問題だと思いますので、なんとなくお参りしたいと思ったときに行動した方がいいでしょう。

実際に神主の人達に大安といった六曜を意識した方がいいのかという質問をすると高確率で『気にする必要はない』という回答が返ってくるでしょう。(色んな神社のホームページに六曜に関する質問があるが気にしなくていいという回答が多い)

それでも神社に行く側がなんとなく六曜の中でも吉日である大安に行きたいという考え方があるので、大安の日は神社が混み合うのです。

神社で働いている人達も六曜を気にしてはいる人は少ないのですが、混雑するかどうかに関わってくるので大安の日はなんとなく気になってしまうという情報もあります。

神社へのお参りに縁起のいい日はいつ?


先ほど記載したように、神社へのお参りは自分が行きたいと思ったタイミングで行くのが理想ですので、お日柄を気にする必要はありません。

どうしても、縁起がいい日が気になるという人は六曜における吉日の大安や友引、そして暦注の神吉日天赦日一粒万倍日などが推奨されます。

六曜における大安は終日吉なのでお参りとも相性がいいとされていますし、友引も六曜の中では吉日なので参拝しても問題なしという意見が多いです。

また、暦注下段に該当する神吉日は祭礼・お参り・祖先を祀る行事との相性が良しとされている吉日でありお参りをするにはまずこの神吉日を意識してもらいたいです。

天赦日は大安を超える最強の吉日であり、万事良しとされているのでお参りなどの行事も確実に吉とされている日となっています。

一粒万倍日は『一粒の籾が万倍に実り稲穂になる吉日』であり、プラスの行いをすると何倍にプラスが大きくなって返ってくる日という意味があります。

お参りも確実にプラスに繋がる行為ですので、一粒万倍日を推奨する人が多いのです。

神社へのお参りに縁起の悪い日はいつ?


神社のお参りに縁起の悪い日は神社側の考え方を色々と調べて見た限りでは『存在しない』が回答となっています。

仮に神社へのお参りに縁起の悪い日を無理矢理考えた場合、いわゆる凶日がアウトとなるでしょう。

具体的には六曜の赤口仏滅、そして不成就日受死日などが該当すると思われます。

ただし、これらの凶日は全体的に凶とされる日であって具体的にお参りがNGという記載はありません。

暦注には様々な種類がありますが、ピンポイントにお参りはしてはいけないという日は筆者が色々と調べた限りでは見つかりませんでした。

どうしても、お日柄が気になって仕方がないという人はとりあえず有名な凶日は避けるようにするといいと思われます。

寅の日にすると縁起のいいこと!


寅の日にすると縁起のいいことはお金にまつわる行動全般です。

具体的に寅の日と相性がいいのは財布の新調や開業といったお金にまつわる行動、そして旅行や出張といった遠出が必要な行動となります。

また、お金が出ていっても戻ってくるという意味で大きな買い物とも相性がいいとされているのです。

他には、物事を始めるのに最適な吉日という扱いをする人もいるので、納車や引っ越しや宝くじの購入とも相性がいいという意見もあるのです。

このように相性がいい事柄は色々とあるのですが、神社へのお参りと相性がいいという情報はないのです。

あくまでもこれらの効果が神社に行くことで高まると考えてください。

寅の日にやってはいけないこと!


寅の日にやってはいけない事は結婚や入籍、そして葬式となっています。

虎の故事成語である『虎は千里を往って千里を帰る』という言葉が、結婚や葬式ではマイナスイメージに繋がってしまいます。

結婚や入籍の場合はこの故事成語から直ぐに出戻りしてしまう、つまり離婚して戻ってきてしまうので寅の日に結婚式をするのはNGとなるのです。

次にお葬式ですが、お葬式は死んだ人を弔うために行うものなのに寅の日に行うことで『死んでいるはずなのに戻ってきてしまう』つまり弔いにならないという解釈になってNGとされているのです。

ただし、こういった寅の日の葬式に関する解釈の認知度は、六曜における友引の解釈の認知度よりも圧倒的に低いので、寅の日を避けるよりは友引を避けた方がいいでしょう。

こういった吉凶の考え方で多くの人達に関係するイベントの場合は知名度がすべてですので、優先されるのはどうしても六曜となってしまいます。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回は寅の日とお参りの関係性について詳しく解説いたしました。

寅の日は吉日ではありますが、お参りを推奨されるような吉日ではないということがわかりました。

しかし、寅の日を高めるためにお参りをするという考え方がありますので、商売繁盛の効果がある神社にお参りに行くのは納得できるお話ではないでしょうか。

個人的には毘沙門天や弁財天のような財宝の神様にお参りすることを推奨したいと思います。

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