納車はできる限り縁起のいい日にしたいのですが、一般的に有名な縁起のいい日は友引なので友引ばかり人気があり予約が取れず他の縁起のいい日にずらすことすらあります。
今回は大安とは別の縁起のいい納車日として寅の日はピックアップできるのかを紹介しつつ、時間帯についての注意点や納車日の決め方も見ていきましょう。
寅の日以外に納車にお勧めとされている縁起のいい日がどうなっているのかも見ていきましょう。
寅の日に納車をすると縁起がいいの?
寅の日は虎柄が金色に見えることや武神でもあり財宝や宝石の神様である毘沙門天の遣いである虎によって金運がアップする日とされています。
別名は『金運将来日』であり、この日は金運にまつわる事柄全般が良しとされる日なのです。
お財布の新調にはまさにもってこいと言える吉日となっています。
そんな寅の日ですが、どうやら納車とも相性がいいとされているようです。
寅の日には虎にまつわる故事成語の『虎は千里を往って千里を帰る』にちなんだ効力が発揮するとされています。
この言葉は元々『千里を1日で帰るようなとっても勢いがあり行動力があること』とか『千里も移動した親虎でも急いで巣穴にいる子供を心配して変える様子から、親の愛情が強いことを表す』とされていますが、そこから『どんなときでも無事に帰ってくる』とか『大きな移動でも無事にたどり着ける』という意味も持たれるようになりました。
つまり、長旅となる旅行や大きな移動をするときにも寅の日は最適であると考えられるようになったと言うことです。
こういった考え方があるため、外出で使う車を購入する日や納車日とも相性がいいとされています。
時間帯はいつでもいいの?
寅の日は虎の時刻になるとその効力が増すとされていますが、その時刻が何と3時から5時なので納車のタイミングとは絶対にマッチしません。
夜勤でその時間帯起きているという人でも、納車をする側がその時間帯に車を持ってくれることはないので無理と言えるでしょう。
なので、寅の日のみを意識する場合は時間帯を気にする必要性は皆無となります。
ただし、寅の日と六曜などの他の暦注をセットで考える場合はそれらの暦注の考え方を念頭に置かないといけないでしょう。
たとえば、六曜の場合は仏滅が終日凶で大安が終日吉ですが他の友引・先勝・先負・赤口は時間帯によって吉凶が変わるのです。
これらの吉凶の移り変わりが気になるという日とは、納車のタイミングも調節するようにしてください。
ただし、納車タイミングは筆者の経験則もありますがかなりずれることがありますので、自分で調製できない部分も多いこの時間の吉凶の移り変わりは気にしない方がいいと思います。
納車日の決め方と注意点!
納車日の決め方はいくつかありますが、大きく分けると『お日柄から選ぶ』か『最速を選ぶ』か『店頭納車ができる自分の予定が空いている日』になります。
お日柄から選ぶというのは寅の日を含めたいわゆる納車に最適な吉日から選択するというやり方です。
ただし、大安は人気があるため納車日に設定することができないケースもあります。
その場合は大安ではなく寅の日や天赦日や一粒万倍日といった別の吉日を選ぶといいでしょう。
最速を選ぶというのは言葉通りで、できる限り早く新車を乗り回したいという人はお日柄を気にしないで最も早い日に納車してもらうといいでしょう。
『店頭納車ができる自分の予定が空いている日』とは自宅納車以外にも店頭納車というやり方もあり、この店頭納車を選ぶ場合は自分が受け取りにいける日を選択するという意味です。
店頭納車は納車費用をカット出来ますし、店長や工場長やサービスフロントの人達との顔合わせもできるので意外とメリットが多く、自宅納車ではなくこの店頭納車をいつも選んでいるという人も多くいます。
店頭納車について詳しく解説
店頭納車とは車を自宅に届けてくれるのではなく、自ら車をとるために店頭に向かうことになります。
しかし、この店頭納車には納車費用をカット出来るという最大級のメリットがありますし、点検整備や車検でお世話になるお店の人達や工場長やサービスフロントの人達との顔合わせができるというメリットがあるのです。
ここで名刺交換ができておけば、何かあったときに対応できるので是非ともしておきましょう。
また、店頭納車はお店にも寄りますが特別なおもてなし演出をしてくれるところもありますので、その演出をうけたいがために店頭納車を選ぶという人もいます。
シャンパンの用意や花束贈呈そしてテープカットといった演出がありますので、なかなか楽しめるイベントとなるのです。
寅の日以外で納車にオススメの縁起のいい日は?
納車に縁起のいい日は今回紹介した寅の日以外にもいくつかあります。
具体的に紹介すると『大安』『天赦日』『一粒万倍日』の3つが該当するでしょう。
どれも慶事と相性がいいので、基本的には慶事となる納車との相性もいいのです。
大安は六曜の中でも最も吉とされる日であり、終日吉となっています。
とりあえずイベント事のお日柄が決められないという人は大安にしておけばOKというぐらい信頼度の高い日となっているのです。
ただし、大安は知名度も非常に高いので納車予定日の予約もできないケースがあります。
昨今ではお日柄を全く気にしない人も多くなっているため、大安だからといった納車日予約ができないというケースは減りつつあるという情報もありますが、ゼロではないので覚えておきましょう。
天赦日は1年に5回程度しか存在しない最強の吉日であり『百神が天に昇り会合し天が万物の罪を赦す日』という意味があります。
六曜とは日の決め方が異なっているので、大安と天赦日が重なる日も存在するのです。
この日はまさに最強の吉日となっているので有効活用してください。
一粒万倍日は『一粒蒔いた籾(もみ)が万倍にもなって実る』という意味がありプラスの行動をするとそのプラスが倍以上になり、マイナスの行動をするとその結果マイナスが増加してしまう日になります。
そのため、慶事との相性が良く納車日としても相性がいいとされているのです。
納車を避けた方がいい縁起の悪い日は?
納車日を避けるべき縁起の悪い日は『仏滅』『赤口』『不成就日』『受死日』『十死日』といった凶日でしょう。
基本的に納車は慶事となりますので、凶日との相性も良くないのです。
特に指摘されることが多い避けるべき凶日が赤口であり、赤口はその文字から『血液』を連想するので『事故を起こす』と考えることができるとされています。
そのため、仏滅よりも赤口を納車日にするのはNGであると指摘する人がいまでもいるのです。
これと同じような考え方で、友引も納車日にしないほうがいいという指摘があります。
友引は基本的に吉日なのですが、その言葉から『友を轢く』という言葉に繋がり縁起が悪いとしている人もいるのです。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は寅の日と納車についてのお話をさせていただきました。
基本的に寅の日は金運と旅行に相性が良い吉日であり、それに連なるイベントや行事とも相性がいいのです。
今回紹介する車もお出かけに使いますので、寅の日と相性がいいとされています。
また、店頭納車について軽く紹介しましたが本当に面白いイベント仕立てにしているところもありますので、興味があるという方は店頭納車を一度でも体験してもらいたいです。
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