新しい財布を買う時、財布の使い勝手やデザイン、値段などにこだわる他にも、購入日が気になるという方がいますよね?
昔から財布は、縁起の良い日に買ったり使い始めるとお金が貯まりやすいと言われていますが、それでは赤口に財布を買うのは縁起が悪いのでしょうか。
そこで今回は、赤口の財布購入にお勧めの時間帯などを調べてみました。
赤口に財布を買うと縁起が悪い?
赤口は、中国から伝わった暦注(※)の一つである『六曜』の一つになります。
六曜には赤口以外にも大安、友引、先勝、先負、仏滅があり、合計6つの吉凶日がありますが、六曜の中で最も縁起の良い日である大安と、反対に六曜の中で最も縁起の悪い日である仏滅以外は、あまり知られていません。
そのため、赤口も縁起が良い日なのか悪い日なのかわからないと言う方も多いと思いますが、赤口は六曜の凶日の一つになります。
凶日は縁起が悪い日になるので、赤口に財布を買うのは縁起が悪いと言えるでしょう。
なお、赤口は赤という字が血や火を連想させることから、刃物による怪我や火事に注意をした方がよい日という意味があります。
このようなことから、赤口は財布を購入する以外にも何もせずにじっとしていた方がよい日と言われています。
(※)暦注とは簡単に言うと暦に掲載される吉凶を日のことを言います。暦注には六曜以外もありますが、六曜が最も有名であり、今も冠婚葬祭の日取りを決める時に利用されています。
赤口の縁起のいい時間帯は?
赤口は六曜の中では凶日の一つですが、実は縁起の良い時間帯があります。
午前11時~午後1時がその時間帯です。
そのため、どうしても赤口に財布を買いたい場合は、午前11時~午後1時であれば縁起が良い状態で買うことができます。
六曜における縁起の良し悪しは、縁起の良い時間の長さによって決まっています。
例えば六曜の中の凶日である赤口と仏滅の場合、赤口は午前11時~午後1時が吉となるのに対し、仏滅は一日を通じて凶のため、順番としては赤口の方が縁起が良い日になります。
大安、友引、先勝、先負の4つの吉日についても、一日中吉となる大安が最も縁起が良い日となり、続いて午前11時~午後1時のみが凶(それ以外は吉)の友引が2番目に縁起の良い日、午前中(午後2時まで)が吉となる先勝が3番目に縁起の良い日になり、午後(午後2時以降)が吉となる先負が4番目の縁起の良い日になっています。
赤口と縁起のいい日が重なっていたらどうなる?
選日はあまり聞き慣れないかも知れませんが、一粒万倍日や天赦日などの吉日や不成就日と言った凶日があり、六曜と同様に吉凶を占うものになっています。
六曜と選日にはそれぞれ発祥が異なるため、暦の上で重なることがあります。
例えば、六曜では大安だけど選日では不成就日、六曜では仏滅だけど選日では天赦日、といったことが起こることがあります。
そのため、六曜では赤口であっても、選日では一粒万倍日となる日も十分にあり得ます。
この場合、吉日である一粒万倍日の縁起の良さが、赤口によって半減になるとされています。
つまり、せっかくの縁起の良さを十分に得ることができないということです。
しかしその一方では、どうしても赤口に財布を買い替えたい時に、一粒万倍日などの吉日と重なっていれば赤口の縁起の悪さが半減になるので、赤口だけの日よりも縁起は上向きになります。
財布を買うのにオススメの日は?
大安
六曜の中で最も縁起の良い日であり、一日を通じて吉日となります。
そのため、入籍や結婚式、お宮参り、七五三などのお祝い事の日取りとして選ばれやすい他、納車や引越し、財布や宝くじの購入日などにも選ばれています。
一粒万倍日
一粒の籾(もみ)が万倍に実り稲穂となるという意味があり、この日に始めたことは後に大きな収穫となると言われています。
財布の購入にもよく、お金が貯まりやすくなると言われています。
一ヵ月に5~6日あるので、六曜の吉凶日に重なりやすい選日の一つです。
天赦日
すべての神が天に昇り、万物の罪を許すとされる日で、暦の中で最上の吉日と言われています。
神様が悪事でも許してくれる日なので、何をしても成功すると言われていますが、天赦日に財布を購入すると金運が上がると言われています。
一年に5~6日しかない、とても貴重な吉日になります。
寅の日
虎の黄金色の毛並みが金に通じることから、金運アップの効果がある日と言われています。
また、虎は「千里を行って千里を戻る」と言われていることから、お金を使ってもすぐに戻ってくる日とされており、財布を新調するのに良い日と言われています。
巳の日
巳とは蛇のことで、白蛇は弁天財の使いと言われており、蛇は金運アップの効果があると言われていることから、巳の日に財布を買うのは縁起が良いと言われています。
また、巳の日は12日に一度巡ってきますが、それよりも稀な60日に一度しか巡ってこない己巳の日は、巳の日よりもさらに金運アップによいと言われている日になります。
財布を買わない方がいい縁起の悪い日は?
仏滅
六曜の中で最も縁起の悪い日で、午前11時~午後1時までは吉となる赤口に対し、仏滅は一日を通じて凶日となります。
そのため、日本では昔から入籍や結婚式を始めろとしたお祝い事の日取りには避けられています。
縁起を担いで財布を買いたい場合にも、仏滅は避けた方がよいでしょう。
不成就日
文字通り、何をしても成就しない、成功しない日とされ、お祝い事はもちろん、特に不動産の契約、購入では縁起が悪いと避けられる日です。
財布や宝くじの購入も避けた方がよいと言われています。
そもそも財布を買うのに六曜を気にした方がいいの?
財布を買う時に、六曜の吉凶日以外にも風水によって色を選んだり、使い始める前に満月の光に照らすなど、様々な方法を行う方がいます。
一方で、六曜は元より風水なども気にせず、自分の好みの財布を自分の好きな日に買う人もいるでしょう。
つまり、財布を買うのに六曜を気にした方がいいのかどうかは、それぞれの考え方や性格によって変わると言えます。
普段はあまり六曜を意識しないという場合でも、入籍や結婚式と言った大切な日だけは六曜にこだわるという方もいますし、今まで財布を買うのに日取りを考えたことはなかったけれど、今、この記事を読んで「大安を選んでみようかな」と思った人もいるかも知れません。
六曜には科学的根拠はないので、大安に財布を買ったからと言って必ずお金持ちになるわけではないですし、赤口に買ったとしてもお金がなくなってしまうこともありません。
とは言え、縁起の悪い日よりは、縁起のよい日に財布を買った方が何となく気持ちが高まり、その財布を大事に使おうと思うのではないでしょうか。
人の気分は行動に繋がるもの。
毎日を気持ちよく前向きに過ごしたいなら、縁起の良い日に財布を買ってみるのもよいかも知れません。
まとめ
赤口は六曜の中では凶日になり、縁起が悪い日となります。
そのため、縁起の良い日に財布を買いたいと思っている方には、赤口は不向きな日となります。
ただし、赤口は午前11時~午後1時のみ吉となり、縁起の良い時間があるので、どうしても赤口にしか都合がつかず、なおかつ縁起を担いで財布を購入したいのであれば、午前11時~午後1時に買うようにするとよいでしょう。
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