赤口に契約をしても大丈夫?縁起が悪い?
赤口は六曜の中でも凶日であり不動産などの大きな契約をする日にはふさわしくないという指摘もあります。
そこで、今回はこういった契約事と赤口の関係性や相性について色々と調査しつつ、そもそもそれらの契約と相性のいい日とは一体どうなっているのかもチェックしていきましょう。
車の契約、不動産の契約、土地の契約、賃貸の契約、会社の設立、口座の開設など身近な契約事は一杯あります。
赤口に契約をすると縁起が悪い?
それでは具体的に赤口と様々な契約の関係性について調べていきます。
今回紹介するのは車の契約・不動産の契約・土地の契約・賃貸の契約・会社の開業・口座の開設と赤口の関係性になります。
車の契約
車関係で最も縁起を重視する日は車を購入する日ではなく、納車日となります。
この納車日において避けるべき日とされているのが友引・赤口・仏滅の3つです。
友引は『友を引く』という言葉から『友を轢く』という言葉を連想させるのでNGとされています。
赤口は『赤』という言葉から『血』や『炎』を連想させるので、事故を誘発させる言葉であるということでNGとされているのです。
仏滅は単純に終日凶なので縁起担ぎをしたい人にとっては嫌われる日となっています。
ただし、車を購入は以下の流れが必要になります。
車を探す⇒車を決める⇒
購入先を探す⇒お店を訪問する⇒
オプションパーツなどを決める⇒
見積もりをとる、状況次第では複数店から見積もりをとる⇒
見積もりの比較を行い値切りを行う⇒
必要な書類を集める⇒契約する⇒
支払いする⇒納車する
これらの流れは1日では終わりませんので、どのタイミングに吉日を持ってくるのかがポイントとなってきます。
契約に限ったお話をする場合、赤口であることを気にする人は少なくなっています。
不動産の契約
不動産のような金額が大きな取引の場合、縁起を重視する人はそれなりにいます。
その場合、凶日である赤口は嫌われる傾向にあるのです。
他にも三隣亡や不成就日や地火日は不動産取引を避けたい縁起の悪い日とされています。
しかし、実際に契約する立場で働いたことがある方々の意見を集めてみると日程や時間の調整しやすい日を優先して選ぶ傾向にあり、六曜を気にしている人はかなり少なくなっていると言われております。
不動産売買の決済や引き渡しは銀行の融資が絡んでくるのでどうしても平日に行う必要があり、土日が休日のサラリーマンの方々にとっては予定を立てにくいというのも大きいのでしょう。
六曜にこだわる人も確かにいますが、こだわりすぎると契約が円滑に進まなくなるので要注意です。
可能であれば避けた方がいいけど、そこまで気にされない存在が不動産契約における赤口となっています。
土地の契約
土地の契約の場合オススメされる吉日はやっぱり大安です。
それ以外に推奨されるのが二十八宿の『婁』が契約にいい日として紹介されていますが、赤口を推奨する人はほとんどいません。
しかし、基本的には不動産の取引と同じような考え方が該当しますので、現代日本では気にする人のほうが少なくなっているのです。
とりあえず避けられるのならば避ける程度の認識でいいでしょう。
こだわりすぎると契約が円滑に進まなくなるので要注意です。
賃貸の契約
アパートやマンションなどを賃貸契約する場合は契約日や引っ越し日のどちらかを意識する必要があります。
どちらにしろ赤口は縁起が悪い日とされているので、縁起を気にしているのならば引っ越し日も契約日も避けるべきです。
ただし、引っ越し日の場合は絶対に避けるべきとされている三隣亡という存在がありますので、赤口よりも三隣亡がいつになっているのかをチェックした方がいいでしょう。
三隣亡は引っ越しや地鎮祭と被ると、隣り三軒まで火事で滅ぼす厄日として認識されているので建築業界では仏滅以上に嫌われています。
こういった背景もあるので、赤口の引っ越しは好まれることはほとんどないでしょうが仏滅や三隣亡よりはマシという扱いを受ける可能性が大です。
会社の設立や開業
会社の設立や開業というのは会社の門出を祝うべき一生に一回あるかないかの大イベントなので、縁起を重要視する人がかなり増えます。
そのため、赤口のような縁起の悪い日はかなり嫌われてしまうでしょう。
基本的には大安を開業日にする人も多いのですが、一粒万倍日や天赦日といった吉日もありますのでそれらの吉日が重なった日を開業日や設立日とする会社もあります。
口座の開設
口座の開設は金運が高い日が推奨されることが多いので、これといった金運アップのお話を聞かない赤口とは相性は良くないでしょう。
金運アップを狙っている方は寅の日や己巳の日といった金運が上昇する日を活用しますので、赤口を活用することは非常に少ないです。
契約日の決め方はどうしたらいい?
契約の内容にもよりますが、昨今の人達の考え方を顧みると六曜などのお日柄をほとんど気にしないで行動していることがほとんどです。
そのため、基本は相手の人と自分の人にとって都合のいい日がいつになるのかで判断することになります。
不動産の契約や売買のお話でも契約時と決済時には必ず売主と買主が揃っていないといけませんので、自分一人で勝手に予定を立てることはできません。
どちらか一人がお日柄を意識すると日程が狂ってしまうことが多々ありますので、こういった契約事とお日柄を結びつけない人が多くなっているのです。
ただし、これが自分側の意志で行える口座開設や会社開業などのイベントだった場合、自分都合で日程を決めることができるので少しでも縁起のいい日を選ぶことができます。
要するに、『相手ありきの契約の場合、お日柄よりも相手の都合を優先すべき』となり『自分が主体で動かせる開業などの行事の場合、縁起を担いで都合のいい日を意識すべき』となります。
契約に縁起のいい日は?
契約にとって縁起のいい日は色々とありますが、取り上げられる事が多い吉日は以下のとおりとなっています。
大安は、六曜の中でも終日吉とされている吉日であり一番知名度が高い吉日とも言えるでしょう。
一粒万倍日は『一粒が万倍にも膨れあがる日』という意味がありプラスの行いをするとプラスが倍に、マイナスの行いをするとマイナスが倍になる日とされています。
天赦日は大安以上の最強の吉日とされており、1年間で5日か6日程度しかない吉日なのです。
寅の日は十二支の寅にまつわる日で12日に1回巡ってくるのですが、金運アップの効果が発揮される日とされています。
巳の日はいわゆる十二支の巳にまつわる日であり、こちらは弁財天の遣いや化身である蛇の力によって金運アップ効果が発揮されると言われております。
さらにこの効果が高まるとされているのが十干と組み合わせた己巳の日で、この日はより弁財天のご利益が増す日とされています。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は赤口と契約についてのお話をまとめました。
赤口は縁起の悪い日なので基本的に契約との相性が悪いのですが、相手がいる場合の契約の場合日程を決めるために六曜を意識しすぎるとチャンスを逃す可能性があるので意識されないことが多いのです。
ただし、開業や口座開設などのこちら側が主導で行える行事は自分にとって縁起のいい日を選ぶことができますので、大安や天赦日などを選んで運気を向上させましょう。
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