安産祈願は赤ちゃんが無事に出産できるようにお祈りを込めて行う特別な習慣の一つです。
今回はこの安産祈願の縁起の善し悪しのお話で、六曜の中でも縁起がいいとされている友引に安産祈願をするのは縁起がいいという扱いになるのか、時間帯は気にした方がいいのかをチェックして参ります。
安産祈願にオススメの日はいつのなるのか、逆に安産祈願に向いていない日は存在しているのか、そもそも安産祈願はどこで行うべきなのかも調べていきましょう。
友引に安産祈願をすると縁起がいい?
友引に安産祈願をする場合の縁起の善し悪しですが、他の仏滅や赤口といった凶日と比べると縁起がいいとされています。
ただし、安産祈願において重視されるのは六曜における吉凶よりも出産が暗算になるような祈りを込めるために『戌の日』にお参りすることを重視することが非常に多く、六曜を気にしていない人も多いのです。
ただし、その妊婦さんの体調も加味しなければいけないので優先事項の考え方としては現状『妊婦さんの体調>戌の日>六曜などのその日の吉凶』となっています。
体調が万全で参拝できる戌の日を見つけたら、そこがどのような選日や六曜なのかをチェックして、友引や大安ならばラッキーという考え方が主流と言えるでしょう。
友引の安産祈願は時間帯に気をつけた方がいい?
友引の安産祈願をより縁起のいいものとしたい場合は時間帯にも気をつけなければいけません。
こちらの『友引とは – コトバンク(https://kotobank.jp/word/%E5%8F%8B%E5%BC%95-343473)』を見てもらうとわかるように、友引は昼が凶でそれ以外が吉とされているのです。
厳密には0時から11時までが吉で11時から13時までが凶となり13時から24時までが吉とされています(13時から24時までが大吉とか夕方までが大吉という説もある)。
友引という日により縁起を担ぎたい場合はこれらの情報からできるだけ13時以降の午後がいいと言えるでしょう。
神社へのお参りが推奨される時間帯はそもそも何時なの?
先ほどは友引における時間帯の吉凶の移り変わりによって13時以降の午後が推奨されていますが、そもそものお参りに推奨される時間帯というのは存在しているのでしょうか。
こちらも結論を先に記載すると『スピリチュアル的な観点から朝早くが推奨されることが多い』となります。
というのも、夜の内に空気の浄化が行われることで朝の空気は邪悪なモノが一掃されており神様も力が一番溜まっている時間帯だから神様の効力を一身に浴びることができると考えられているからです。
また、朝早くの場合は人がとても少ないので参拝している一人一人の顔や名前をしっかりと覚えてくれることで効力が上がるというお話もあります。
他にも、太陽が昇ってくる時間帯は太陽のエネルギーも得ることができるのでまさに最強の参拝時間であるという指摘も多いのです。
ただし、神社によっては参拝時間が厳密に決まっておりこんな朝早くに参拝できないというケースもあるので、訪れる神社はどうなっているのかは事前に調べておく必要があります。
また、夕方以降は多くの参拝客が集まった結果神様も疲れてしまっているので効力が薄れるという意見もあれば、混雑する時間帯に訪れた場合は神様も忙しくて一人一人へのご利益が減ってしまうという指摘もあるのです。
それ以外にも、昼と夜が移り変わる逢魔が時に参拝するのはNGという意見もあれば、そもそも夕方以降は神様がいない時間帯であるという意見もあります。
こういったスピリチュアル的な観点以外にも十分な明かりがない神社も多いので夕方以降は危ないという指摘や、そもそも夕方以降は社務所が閉まっているので御朱印などを貰えないので行かない方がいいという指摘もあるのです。
こういったスピリチュアル的な観点で見てみると午後の参拝は避けた方がいいという結果になるのです。
友引の場合は13時以降が大吉とされているので、13時以降に参拝したいと考えたくなるのですが、こういった参拝にまつわるスピリチュアルなお話を見ると朝早くの時間帯が推奨されることが多いので、どちらを信じるのかで変わってくると考えましょう。
安産祈願にオススメの日は?
安産祈願に推奨されることが多い日は安定期になって妊婦さんがある程度動きやすくなった妊娠5ヶ月前後の戌の日となっています。
詳しくは後述いたしますが、安産祈願には『戌の日参り』という別名があり六曜よりもこの戌の日かどうかを意識する人が多いのです。
住んでいる地域の風習などによって考え方は変わってきますが、基本的には安産祈願は『妊娠5ヶ月前後の戌の日』が推奨されているということを覚えておきましょう。
それを踏まえた上で推奨されるオススメの日は大安や友引といった六曜的に吉日とされている日となっています。
戌の日にうまく予定が立たないという人は大安・神吉日・天赦日・大明日・天恩日・母倉日などの吉日に赴く人が多くなっています。
ただし、これらの吉日での行動というのは『行動すべき妊婦さんの体調が良好であること』を大前提としていますので、無理矢理吉日にあわせる必要はありません。
安産祈願に向いていない日は?
安産祈願に向いていない日は『行動すべき妊婦さんの体調が良好でない日』でしょう。
体調不良を感じる場合はたとえ戌の日であったとしても安産祈願に赴くのは止めた方がいいです。
体調が良好で問題がないという状態ならば、仏滅や赤口といった凶日扱いされる日が縁起の悪い日と感じている人も多いです。
ただし、こういった六曜を特に意識していないという人はそこまで気にする必要はないという意見もかなり増えています。
戌の日は12日に1回しか訪れませんので、戌の日を優先した場合は吉日なのか凶日なのかをこだわるのはちょっと難しく、凶日だからといって日程をまた12日ずらすのはちょっと大変なので変に意識しない方がいいでしょう。
安産祈願はどこでしたらいい?
基本的な考え方は大きく分けて2つで『最も身近なお世話になっている神社に向かう』か『安産祈願で有名な神社に向かう』のどちらかになります。
昔から引っ越しすることなく何度もお世話になっている神社があるという方は、そのときの氏神様にはかなりお世話になっているのでその神社で安産祈願をするという人も多いでしょう。
そういった神社がないという人や安産祈願は有名な神社で行いたいという人はそこまで遠くない場所で有名な神社に赴くことになります。
安産祈願は妊婦さんが直接行動しなくても代理での安産祈願を受け付けているところも多いので、山中諏訪神社といった安産祈願で有名な神社のそばに知り合いがいるという人は安産祈願のお守りをとってきてもらうというのもありでしょう。
戌の日参りとはなに?
戌の日参りとは安産祈願の別名でもあり、安産祈願をする日として推奨される日でもあります。
戌の出産は比較的軽いのに多産であることから、同じように出産が安定してくれるようにというお祈りを込めて戌の日に祈願すると縁起がいいという考え方に至ったようです。
ただし、この戌の日参りも神社によってルールが異なっているのでどんなお参りになっているのかは事前に確認した方がいいでしょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は友引と安産祈願の関係性についてまとめました。
六曜と安産祈願の関係性ははっきり言ってかなり薄く、それよりも戌の日かどうかを重視されているのでそこまで六曜は気にする必要はないでしょう。
12日に1回しか戌の日はありませんので、そこにその日の吉凶を追加すると最適な日がなかなか訪れなくなってしまいます。
自分たちの予定を立てられるかどうかもありますので、まずは戌の日を探して行動できるかどうかを考えてください。
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