六曜といえば大安や仏滅が有名で、大安が大吉であり仏滅が大凶であるということももちろん知っている人が多いでしょう。
しかし、友引や先負や先勝となると吉なのか凶なのかあやふやという人も多いのです。
今回は友引と先負ではどちらが縁起がいいのかをチェックしつつ、友引と先負でやっていい事とやってはいけない事はなんなのかもまとめていきます。
友引と先負の縁起がいい方はどっち?
まず、六曜には大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅の6種類が存在します。
この6種類を吉の順番で表すと大安>友引>先勝>先負>赤口>仏滅となるのです。
つまり、友引と先負を比較した場合は友引の方がラッキーデイという扱いになります。
ただし、大安と仏滅以外は時間帯による吉凶の移り変わりが存在しているので時間によって縁起の善し悪しも大きく変わるという指摘もあります。
大安の場合はその日1日が吉で仏滅の場合はその日1日が凶となりますが、友引の場合は0時から11時までが吉で11時から13時までが凶で13時から24時までが大吉とされているのです(夕方までが大吉という説もあり)。
先負は先勝とは逆で急ぎすぎると勝機を失う日とされており、午前中が凶で午後が吉という扱いになっています。
この時間帯の移り変わりによる吉凶の考え方によって導き出される答えも変わってくるのでなんとも言えないのが実状です。
時間帯の吉凶よりもその日の吉凶が重要であるという考え方
時間帯による吉凶よりもその日の吉凶の方が重要であるという考え方をしている人にとって、友引の凶の時間帯は先負の吉の時間帯よりも吉であるという考え方をしています。
理系人間の筆者が六曜におけるその日の吉凶を数字で表してこの考え方を解説しましょう。
そして、友引が80点で先勝が60点、先負が40点で赤口が20点と考えます。
その日の時間帯の吉凶が存在するがぶれ幅はプラスマイナス10点くらいで、友引の昼の時間帯は10点マイナスの70点となるという計算です。
逆に先負は元々が40点なので午後が吉となっていてもプラス10点くらいなのでせいぜい50点止まりとなります。
つまり、時間帯による吉凶の移り変わりがあったとしても友引は先負よりも吉であるという立場は変わらないということです。
その日の吉凶は時間帯の吉凶よりも重要であるという考え方
これは先ほど紹介した考え方とは逆で、時間帯の吉凶の移り変わりの方がその日の吉凶よりも重視すべきという考え方となります。
友引は11時から13時までが凶で11時になるまでの午前が吉で1時以降の午後が大吉、先負は午前が凶で午後が吉と紹介しましたがこの場合は12時から13時までの時間帯は先負の方が吉という扱いになるでしょう。
先ほど友引が80点で先負が40点で、その日の時間帯の吉凶が存在するがぶれ幅がプラスマイナス10点くらいと記載しましたが、こちらのその日の吉凶は時間帯の吉凶よりも重要であるという考え方をしている人はぶれ幅が10点ではなく30点や50点となっているのです。
友引の昼の時間帯が凶でマイナス50点された場合30点になり、先負は午後が吉であるため50点プラスされると90点となるのでたちまち逆転されるのです。
このように何を最重要として考えるのかで大きく結果が異なってしまうのが六曜なので自分なりの考え方を持ってから六曜による吉凶を利用しましょう。
友引や先負にやっていいことは?
友引や先負にやったほうがいいと推奨されている事柄はいろいろとありますが、それを知るには友引と先負の意味を理解しないといけません。
友引には『何事も勝負がつかない日』という意味がありますが『友を引く』という言葉から様々な俗信が存在しています。
この『友を引く』という言葉から誕生した俗信が『幸せな場面を提供すると幸運をお裾分けして、不幸な場面を提供してしまうと不幸をまき散らす』というモノです。
先負は『何事も先んじてはいけない』とか『平成に保つことで吉となる』という意味があり、急ぐことや勝負事がNGとされているのです。
これらの意味を理解した上で推奨される行動やイベントや行事は何なのかを見ていきましょう。
友引にやっていいこと
・お通夜
・法事
・入籍
・内祝いの送付
・招待状の送付
・引っ越し
・寺や神社への参拝
・出産祝いなどの贈り物を渡す
・大きい買い物
・賭け事
・開業
先負にやっていいこと
・葬式
・お通夜
・法事
・入籍
・納車
・内祝いの送付
・招待状の送付
・引っ越し
・寺や神社への参拝
・出産祝いなどの贈り物を渡す
・大きい買い物
・開業
・お見舞い
友引や先負にやってはいけないことは?
友引は『友を引く』という言葉から誕生した俗信が『幸せな場面を提供すると幸運をお裾分けして、不幸な場面を提供してしまうと不幸をまき散らす』と言われています。
先負は『何事も先んじてはいけない』とか『平成に保つことで吉となる』という意味があり、急ぐことや勝負事がNGとされています。
それを踏まえてNG行動は何かを見ていきましょう。
友引にやってはいけないこと
友引でやってはいけない事は人を招く凶事全般と『友を引く』という言葉がマイナスになってしまう行事全般となります。
・葬式
・お見舞い
納車の場合は『友を引く』という言葉が『友を轢く』という言葉にとらえることもできるということで、縁起が悪いという認識をしている人が多く納車をする日が友引にならないように調整する人も多いのです。
葬式は『故人が仲の良い友人を冥土に引きつけてしまう』という考え方があるのでNGとされています。
ただし、この考え方は仏教とは無関係な俗信でありお坊さんは気にしていないのです。
しかし、俗信でも広まりすぎてしまったので葬儀屋や火葬場は友引がお休みとなっているところも多々あります。
現代日本では若者を中心にこういった六曜を全く意識していない人が多いので、友引でも稼働している葬儀屋や火葬場が増えていますが、基本的には友引はお休みとなっています。
また、NGとされているのはお葬式だけであり法事やお通夜は友引でもOKとされているようです。
お見舞いに関してはその人の考え方次第のところがかなり多いのですが、友引は勝負事に決着がつかないという意味から『病気を引き分けてなかなか良くならない』と解釈する人もいるためNGとされています。
相手が全く六曜を気にしていない場合は友引でもお見舞いをすると喜ばれますが、入院患者が六曜を強く意識している場合は友引にお見舞いをすると『こいつは自分に良くなってもらいたくない』という悪い解釈をされてしまうので避けた方がいいでしょう。
先負にやってはいけないこと
先負にやってはいけない事は勝負事に繋がることや急ぐ必要がある事柄全般です。
・何らかの勝負
先負は午後が吉とされていますが、賭け事や勝負事はとにかくNGとされている日なので宝くじの購入や馬券の購入は避けた方がいいとされています。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は友引と先負について詳しく解説し、どちらが縁起のいい日なのかを記載して参りました。
六曜の考え方は人や地域の考え方や風習によって大きく変わってくるので、正確な答えがありません。
一応友引の方が吉とされていますが、時間帯による吉凶の移り変わりをどうとらえているのかで認識も変わってくるので自分たちの地域ではどんな風に考えているのかを調べて見るといいでしょう。
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