友引に契約をしても大丈夫?
大口の契約をするときは可能であれば縁起がいい日に行いたいモノです。
今回は六曜の中でも縁起がいいと言われている友引に契約をすると縁起がいいとされているのは本当なのかを調査しつつ、時間帯のしばりはあるのかもチェックしていきます。
六曜で契約に向いている日はいつなのか、契約にオススメの縁起のいい日は他に何があるのか、契約に向いていない縁起の悪い日は存在しているのかも見ていきましょう。
友引の契約は縁起がいいの?
友引は『勝負の決着が付かない日』や『引き分けの日』という意味がありますが、六曜の中では2番目の吉日として扱われており、大安に行動できない場合は友引に動くという人もいるぐらいです。
この友引は特に慶事で大きな力を発揮し、結婚式といったお祝い事だと幸せを招いたお客様にお裾分けする力があるとされています。
ただし、葬式といった凶事との相性は最悪で、凶事を取り扱う場合には友引はNGという意見も多いのです。
今回紹介するのはマンション契約といった契約と友引の相性になりますので、基本的には慶事に該当しており相性はいい方と言えるでしょう。
ただし、こういった契約後とは相手もいるので吉日だけ活動するわけには行きません。
とりあえず大安や友引といった吉日と契約日が重なった場合はラッキー程度の認識にしておくのが理想でしょう。
現代日本人は若い人達を中心にこういった六曜を一切気にしていない人も多く、仕事の都合と相手方の予定で日程を調整してしまいます。
時間帯はいつがいい?
あくまでも縁起にこだわりたいという人は時間帯にも注意するべきです。
友引の場合は0時から11時までが吉で、11時から13時までが凶、13時から24時までが大吉(13時以降は吉という意見もある)とされているので、11時から13時までの時間帯で契約をするのは避けましょう。
こういった時間による吉凶の移り変わりは六曜の特徴でもあり、大安と仏滅以外は時間帯で吉凶が変わってくるのです。
大安は1日吉で仏滅は1日凶ですが、友引は先ほど記載したようにお昼だけ凶で他が吉、先勝は午前が吉で午後が凶、先負は午前が凶で午後が吉、赤口はお昼だけ吉で他は凶とされています。
友引を有効活用したいという方はお昼頃に契約がまとまらないように、午後になってからお話を詰めていくといった作業が求められるでしょう。
ただし、時間にこだわりすぎて契約そのものが難航してしまっては本末転倒なので、あくまでも一つの目安程度に考えた方がいいです。
六曜で契約に向いている日は?
これもなかなか難しいのですが、六曜にこだわるのであれば『大安』と『友引』と『先勝』と『先負』が推奨されます。
まず、大安は六曜の中でも最も吉とされる日であり1日吉なので時間帯を気にすることなく契約に向いている日と言えるでしょう。
ただし、大安は吉日であるという情報をほとんどの方々が理解しているので金融機関や司法書士や不動産業者はかなり忙しい日になってしまいます。
そのため、そもそもこの日に契約を結ぼうと予定を立てようとしたら埋まっているというケースが多いのです。
次に先勝ですが、この日は『先んずれば勝つ』という意味があり勝負事と相性が良く急ぐことで幸運を招く日とされています。
午前中が吉で午後が凶となる日であり、ある意味では勝負事である契約とも相性が良いとされているので先勝の午前中に契約するというのも有効と言えます。
先負は勝負事は避けるべき日とされていて『先んずれば負け』という意味がある日で、午前中が凶で午後が吉とされています。
そのため先負の午後を活用すれば契約するのに有効という意見もあるのです。
ちなみに赤口や仏滅は凶日として扱われていますが、結婚式といったイベントの日とも相性が悪くあえて結婚式と行ったイベントを開催する場合料金が安くなるというメリットがありました。
しかし、不動産契約といった契約事の場合は赤口や仏滅でも安くなることはほとんどないのでメリットは薄いといえるでしょう。
赤口と仏滅はあまり人気のない日なので予約が取りやすいというメリットはあるかもしれません。
契約にオススメの縁起のいい日!
六曜以外には『巳の日』や『寅の日』は金運が上昇する日とされているので大きくお金が動くような契約をする場合には最適な日という意見もありますし、さらに貴重な『己巳の日』は強運日として大きな契約をするにはうってつけの日という意見もあります。
何らかの案件をスタートするような契約の場合は『一粒万倍日』といった一粒の種籾が万倍にも膨れあがるため新しい物事をスタートするには最適な日を活用するのもいいとされています。
他には暦の中で最上の吉日でありその力は大安を超えるとされている『天赦日』に契約事を進めると縁起がいいと言えるでしょう。
年間を通じて極めて日数が少ないので大安よりも優先すべきという意見も多いのが天赦日なのです。
吉日はたくさんあり、他には家の増改築や新築と相性がいいとされている『月徳日』を契約に用いるとか、同じく建築や移転と相性がいいとされている『大明日』を契約に用いるのが理想という考え方もあります。
かなりマイナーなものだと古代中国で誕生した『二十八宿』においても契約に用いるのが最適とされた『婁』を活用するべきとされています。
このように吉日はかなり一杯あるので、どれを有効活用するのかはその人の考え方次第なのです。
契約に向いていない縁起の悪い日!
契約に向いていない縁起の悪い日といえば、六曜的には『仏滅』と『赤口』でしょう。
この二つは六曜においても凶日という扱いなので大きな契約をする日には避けている人もまだまだいます。
このように六曜における吉凶はかなり有名ですが、他にも『不成就日』『受死日』『大禍日』『十死日』『狼藉日』『三隣亡』など凶日はかなりたくさんあります。
これらの凶日は基本的に契約事とは相性が悪いとされていますが、他の吉日と被ることも多いので相殺されているととらえた方がいいでしょう。
むしろ多くの吉日と凶日を調べると切りがないほどの量になってしまいますので、吉日だけ認識した方がメンタル的に幸せになります。
契約に縁起を気にした方がいいの?
縁起を気にするかどうかというのはその人の考え方次第なので、正解はありません。
しかし、若い人達を中心に六曜といったその日の吉凶を気にする人はかなり少なくなっていますので、現代における契約では気にする必要はなくなりつつあると考えましょう。
むしろこだわりすぎると契約に時間がかかってしまったり期間が延びてしまうということがありあすので、できる限りスピーディーにお話をまとめるには気にしない方がいいという指摘すらあります。
家族向けのマンションを購入するとか家を新築する場合、家族の誰かが六曜をかなり気にしていた場合は多少は意識してあげた方がいいでしょう。
家族内の不和を作る要因になりかねないのが風習やしきたりなので、多くの人達を巻き込む場合は意識して行動しましょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は友引と契約についてのお話をしました。
友引のような六曜を意識しないで契約事に挑む人は増えていますが、意識してみると多くの吉日が存在していることがわかりました。
それでも六曜の中でも友引は吉日という扱いなので、大安が活用できない場合はとりあえず友引に行動するという考え方をするといいでしょう。
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