自分の身に不運な事柄ばかりが多発するとついつい連想してしまう言葉が『厄』です。
今回はそんな厄を祓うためのお祓いを行くタイミングはいつがいいのか、凶日とされている赤口でも問題ないのか、赤口に行く場合の時間帯はいつがいいのか、そもそもお祓いをする日はどうやって決めたらいいのか、縁起の悪い日や避けた方がいい日は存在しているのかをチェックして参ります。
お祓いと六曜に繋がりがあるのかも見ていきましょう。
赤口にお祓いをすると縁起が悪い?
お祓いをするタイミングについて色々と調べている人も多いのか、その質問に対する答えをお寺や神社側でも出しているところがあります。
それらの答えはある程度一貫しており基本的には『自分が行きたいと思ったとき』とか『決まったタイミングはない』という表現をされているのです。
そのため赤口にお祓いすることへの結論は『六曜を気にしている人にとっては縁起の悪い日になるのでお祓いには向いていない日になるが、神社やお寺側では気にしていないので六曜を気にしていないならお祓いをしても問題なし』となります。
詳しくは後述しますが、そもそも六曜と神道や仏教は無関係であり大安とか仏滅とか赤口といったお日柄を気にする必要がないという指摘があちこちでされているのです。
これが厄払いや車を購入した後に行うお祓いであったとしても同じであり『必ず大安に行く必要がある』といったルールは存在しません。
お祓いは行事化しているところもあります!
こういったお祓いは一部の人達にとっては毎年行う行事として定められていることもあります。
代表的なお仕事はタクシー会社を筆頭としたドライバーの方々で、ドライバーをお仕事にしている人達は新年の仕事始めのタイミングで一斉にお祓いをしているところもあるのです。
こういった行事化されているところは決まった日にお祓いを行うので、六曜のお日柄は気にしていないと言えるでしょう。
赤口にお祓いをする時の縁起のいい時間帯は?
赤口が気になるけど他の日は予定が入っていてずらせないので、仕方なくお祓いするという人は少しでも縁起のいい時間帯を選びたいでしょう。
その場合は11時から13時の時間帯が理想とされています。
というのも、赤口は11時から13時の時間帯が吉であり他の時間帯が凶という時間による吉凶の移り変わりがあるのです。
お日柄が気になり赤口のお祓いがどうもしっくり来ないという人は昼の時間帯に活動してください。
神社の場合スピリチュアルの考え方による時間の決め方も存在する
赤口を優先した場合のお祓いタイミングはお昼とのことですが、これを神社への参拝の理想タイミングだけを考えるとお昼は推奨できなくなってしまいます。
まず、参拝するタイミングとして理想とされているのは朝早くであり、人が多く来る時間帯や夕方は推奨されていないのです。
朝早くがいいとされる理由は以下のとおりです。
・太陽が昇る時間帯は太陽の力をより多く授かることができるから
・お願い事をまだされていない時間帯は自分の祈りや感謝がより届きやすくなるから
・人が少ない時間帯は一人一人に神様が設ける時間が増えるので、よりご利益を授かりやすいから
・夜のうちに空気の浄化が行われるため、朝早くに行けば神聖なエネルギーが充満している環境でお参りできるから
・気持ち的にも清々しく晴れやかな状態になっているので、この状態での参拝やお祓いはプラス思考をうみやすいから
逆に、混雑する時間帯や夕方以降は避けた方がいいとされる理由は以下のとおりです。
・人が多すぎると神様も対応が忙しくなってしまうのでお願い事やお祈りが届きにくくなってしまうから
・人が多くなると邪気をまとった人も確実に訪れるようになるので、神社に邪気が溜まりやすくなってしまいパワースポットの効力が薄れるから
・逢魔が時は神様の力が弱まって邪気が強まってしまうのでお祓いや祈祷や参拝の効果が薄れるから
・神社によっては明かりが十分にないので暗いところは転倒リスクもあり普通に危ないから
このような理由によってスピリチュアル的な観点から神社を訪れるならば朝早くが推奨されているのです。
お昼の時間帯が吉となる赤口ですが、お昼の時間帯は混雑することがかなり多いのでスピリチュアル的な観点で考えると避けた方がいいという指摘をされてしまいます。
お祓いをする日の決め方
・六曜などのお日柄
・自分や家族の日程
・行きたいという気持ちがあるかどうか
この3つのどこを重視するのかでお祓いをする日も変わってきます。
厄払いの場合は1月1日から節分までの間に行くべきという指摘もありますが、通常のご祈祷やお祓いの場合はいつ行くべきであるという指摘はありません。
個人的にかなり重要だと感じているのが『行きたいという気持ちがあるかどうか』で嫌々命令されたから神社に行ってお祓いしてもらうという態度では神様にその態度が見破られて絶対にご利益を賜ることはできないと思っております。
あくまでも心から行きたいと思ったタイミングで神社やお寺におもむき、お祓いをしてもらう事が重要なのです。
お祓いに避けた方がいい縁起の悪い日
お祓いを避けた方がいい日や縁起の悪い日は神社側やお寺側からの意見としては『存在しない』という表現が多くなっています。
どうしてもお日柄が気になってしまうという人にとって避けられることが多い日はやはり仏滅・赤口・不成就日・受死日といった凶日でしょう。
これらの凶日はなんとなく縁起が悪い日と思ってしまうので、何よりも縁起を担ぎたいお祓いや祈祷では避ける人も多くなっています。
実際に神主さんの記事やブログを色々と見てきましたが、その人達の意見を見てみると『六曜は全く気にしないけど大安になると来客数が増えるから気になる』とか『大安などの縁起がいいとされている日は参拝者が増えるので準備をする』といった表現をされているので、そういった意味で意識されることが多くなっているようです。
お祓いと六曜の関係は?
先に記載しましたが、六曜と神社や仏教に繋がりはありません。
六曜は中国の占術や易学と日本の陰陽道がミックスされて誕生していますが、神社は神道でありお寺は仏教なので繋がりは皆無なのです。
しかも仏教的には占いなどの迷信は人を惑わせる原因であるということで全部禁止にしています。
お釈迦様の教えでNGとされているという意見もありますが、浄土真宗を開いた親鸞聖人も何の根拠もない占いや迷信はNGとしているので基本的に六曜と仏教は相性が悪いのです。
神道はどの神様を信じるのかで考え方が大きく変わってしまうので六曜を含めた俗信がNGであるというお話はあまり聞きませんが、神主といった神道に携わっている人達はほとんど信じていないでしょう(筆者の知り合いの神主さんも参拝客数が変わるから気にしているけど、全く信じていないと言っていた)。
ちなみに、江戸幕府や明治政府も六曜は迷信であるということで禁止令を出していたという過去があります。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は赤口とお祓いの関係について解説しました。
赤口が気になるという人はお昼時にお祓いに行くのが理想とされていますが、そもそも神社に行く場合は人が多くなりやすいお昼時は行かない方がいいとされているので、そこで矛盾が生じてしまいます。
これはどちらを信じるのかというお話になりますので、自分が重視している考え方を優先して行動すべきでしょう。
信じるモノが多すぎると行動しにくくなってしまうので、ある程度の見極めは必要です。
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