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六曜で起業・開業・開店に縁起のいい日と日にちの決め方は?

会社から独立して開業や起業をしたり、新規開店する時は、開業日を縁起の良い日にしたいと思う方が多いと思います。

一般的に縁起の良い日として知られている大安は、六曜という吉凶占いの一つなのですが、大安以外に縁起の良い六曜がわかれば開業日を決めやすくなるのではないでしょうか。

また、開業日は縁起の良い日だけではなく、様々な決め方があります。

どのように決めたらよいか悩んでいるという方のために、開業日の決め方についてもご紹介します。

六曜で起業・開業・開店に縁起のいい日は?


六曜は4つの吉日と2つの凶日があり、縁起が良い日として数えられるのは吉日になります。

ここでは、六曜それぞれの名称や意味を解説するとともに、開業・起業・開店に縁起の良い日をご紹介します。

先勝

先んずればすなわち勝ちの意味で、物事は急いで行うのがよいとされることから、午前中が吉、午後からは凶となる日です。

六曜の中では3番目に縁起の良い吉日となるため、開業や開店の日取りに向いていますが、午後からの開業や開店は凶となるので気を付けて下さい。

なお、六曜では午前とは午後2時までを指し、午後は午後2時以降になります。

そのため、先勝に開業や開店を行うなら、午後2時までなら縁起が良いタイミングになります。

友引

勝負がつかないという意味の共引きが語源で、六曜の中では2番目に縁起の良い日であることから、開業や開店にも向いています。

ただし、午前11時~午後1時のみ凶に転じるため、この時間帯は避けた方がよいでしょう。

友引に縁起を担いで開業、開店をするなら、午前11時までか、午後1時以降にオープンするのがよいでしょう。

なお、午前11時前から開業、開店をして午前11時~午後1時を跨いでも、縁起が悪いということにはなりません。

先負

先んずればすなわち負けの意味で、先勝とは反対に午前中は凶、午後から吉となる日です。

負けという字が入っているので縁起が悪い日というイメージを持たれますが、六曜の中では4番目に縁起の良い吉日となります。

とは言え、縁起を担ぐには午後2時以降の開業や開店となることから、業種によっては調整が難しい場合もあるでしょう。

仏滅

仏も滅するほどの凶日という意味で、六曜の中で最も縁起の悪い日になります。

凶日のため、縁起を担いで開業や開店を行いたいという方には向いていません。

大安

大いに安しが語源で、この日は何をしても上手くいく日という意味になり、六曜の中で最も縁起の良い吉日になります。

一日を通じて吉なので、開業や開店のタイミングは時間を問わずに自由に決めることができます。

なお、六曜には大安の他、友引、先勝、先負と4つの吉日がありますが、商売人の中には吉日=大安という意識を強く持っている方も多く、縁起を重視する人ほど大安以外を開業日にすることは考えられないという場合もあるようです。

赤口

丑寅の刻(午前2~4時)を指す言葉であり、この時間帯は丑三つ時と言って昔から不吉な時刻と言われていたことから、六曜でも仏滅と並ぶ凶日となります。

午前11時~午後1時のみ吉に転じますが、赤口は仏滅以上に避けた方がよいと考える人もいます。

その理由は、赤という字から血や火を連想させ、刃物による怪我や事故、火事などに注意をした方がよい日とされるためで、包丁やコンロを取り扱う飲食店などの開業や開店には、特に向かないと言えるでしょう。

起業に良い日や開業日の決め方は?

大安などの吉日

開業、開店をする経営者は縁起にこだわる人が多く、大安などの吉日を開業日にするケースが多数を占めています。

おおよその開業の目安が決まったら、その周辺の縁起の良い日を選んで開業するというパターンが多いようです。

また、開業したい時期に大安に都合をつけることが難しい場合は、大安以外の吉日(下記参照)を選ぶ方もいるようです。

記念日

自分の誕生日や家族の誕生日、結婚記念日など、覚えやすい記念日を開業日にする方も多いと言われています。

月の始まり(1日)

収支の関係もあり、月の始めの1日を開業日にする方もいます。

語呂合わせ

焼肉屋なら29(にく)の日、お客様に感謝という意味で3月9日(サンキュー)の日など、数字の語呂合わせで開業日を決める方もいます。

起業日や開業日や開店日と六曜の関係性は?


六曜は中国が発祥の暦注(暦に掲載される吉凶占い)の一つで、日本には鎌倉時代末期から室町時代に伝わったと言われています。

起源については諸説あり、現在までわかっていませんが、開業や開店などに関わることではないようです。

また、六曜は日本に伝わってから幾度となく名称や意味が変わっていたり、発祥の国である中国ではすでに使われていないなど、その信ぴょう性などに疑問を持たれることが多く、そもそも科学的根拠もありません。

このようなことから、あくまでも開業日を六曜によって決めるのは気持ちの問題が大きく、例え仏滅に開業をしたからと言って必ず失敗するわけではありません。

しかし、商売人は縁起を気にする方が多いですし、取引先や顧客の中に「お祝い事は大安」という意識が強い場合は仏滅などに開店することを不愉快に感じるかも知れません。

お客様ありきで仕事をする以上は、自分は縁起を気にしなくても、関わる人への配慮が必要になることもあるでしょう。

六曜以外にオススメの縁起のいい日!


暦注は六曜以外にもあります。

六曜の日取りでは開業や開店が上手く調整できないという場合は、ぜひ参考になさってみて下さい。

一粒万倍日

一粒万倍日は選日と言う暦注の一つになります。

一粒の籾(もみ)が万倍に実り、稲穂になるという意味があり、この日に始めたことは後に大きな収穫を得ると言われていることから、開業や開店の日取りに向いています。

なお、選日と六曜はそれぞれ別の暦注となるので、暦の上で重なることがあります。

一粒万倍日と大安が重なると、大安の縁起の良さが倍増すると言われています。

一粒万倍日は一ヵ月に5~6日あり、大安とほぼ同じ割合です。

天赦日

天赦日も選日の一つで、暦の中で最上の吉日となります。

百神が天に昇り万物の罪を許すという意味があり、この日は何をしても上手くいく、成功すると言われています。

一粒万倍日と同様に大安と重なると縁起の良さが大きくなりますが、天赦日は一年に5~6日しかない貴重な日となっています。

起業や開業を避けたほうがいい日!


縁起の良い日が六曜に限らないように、縁起の悪い日も六曜だけとは限りません。

そこでここでは、選日の中でも特に避けた方がよいと言われている凶日をご紹介します。

不成就日

言葉の通り、この日に始めたことは何事も成就しない、成功しない日と言われています。

そのため、六曜の赤口、仏滅と並んで、開業や開店を行うのはふさわしくないと言えるでしょう。

なお、不成就日も一粒万倍日や天赦日と同様に、六曜と重なることがあります。

不成就日と大安が重なると大安の縁起の良さが半減し、不成就日と仏滅が重なると仏滅の縁起の悪さが倍増すると言われているので、しっかりと縁起を担いで開業日を決めたい場合は六曜だけではなく選日も確認するのがよいでしょう。

受死日

暦の中で最も縁起の悪い大凶日と言われており、葬式以外は全てNGとなります。

当然ながら、開業日に選ぶのも避けた方がよいでしょう。

まとめ

開業、起業、開店に縁起の良い六曜は大安、友引、先勝、先負となっていますが、終日吉となり、六曜の中で最も縁起の良い大安を選ぶ方が多いようです。

また、日の吉凶は六曜以外にもあるので、大安では開業日の調整が難しいという場合は、一粒万倍日や天赦日を選んでみるとよいでしょう。

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