六曜の中で七五三のお参りに縁起の良い日や時間帯!
子どもの健やかな成長に感謝し、神様に祈りを捧げる七五三。
お子様はもちろんのこと、お父さん、お母さんにとっても大切な日ですから、縁起の良い日に行いたいと思うものではないでしょうか。
一般的に七五三は11月15日の前後一ヵ月(10月中旬~12月中旬)の期間内の都合のよい日に行われますが、その際に縁起の良い日の指標となるのが六曜です。
六曜はよく知らないという方でも、「大安は縁起が良い」「仏滅は縁起が悪い」ということは聞いたことがあるでしょう。
しかし、それだと七五三は大安にしか行えない?と疑問に思ってしまいますよね。
そこで今回は、六曜の中で七五三のお参りに縁起の良い日はいったいいつなのかをご紹介します。
六曜で七五三のお参りに縁起の良い日はいつ?
六曜をよく知らないという方でも、大安は縁起が良い日で仏滅は縁起が悪い日というのは聞いたことがあるのでしょうか。
七五三の日取りには縁起の良い大安が選ばれやすいですが、六曜は日の吉凶占いの一つで、4つの吉日と2つの凶日から成っており、大安以外にも縁起の良い日があります。
吉日が大安しかないと都合を合わせるのが大変ですが、他にもあれば合わせやすいですよね。
そこでここでは、六曜それぞれの名称や意味、七五三のお参りの向き・不向きをご紹介します。
先勝
先勝は、先んずればすなわち勝ちの意味で、物事は急いで行うのがよく、午前中が吉、午後から凶となる日です。
先勝に七五三のお参りをするなら、午前中に行うのがよいでしょう。
なお、六曜では午前中は午後2時までを指すので、正午を過ぎてしまっても2時までにお参りを行えば、縁起の良いタイミングで行うことができます。
友引
友引は、共引き=勝負がつかない日という意味ですが、六曜では大安に続いて縁起の良い日となります。
ただし、午前11時~午後1時のみ凶に転じるため、友引に七五三のお参りをするなら午前11時~午後1時の時間帯は避けた方がよいでしょう。
先負
先負は、先んずればすなわち負けの意味で、先勝とは反対に午前中は凶、午後からは吉となる日です。
先負に七五三のお参りをするなら午後からがよいですが、六曜における午後は午後2時以降となります。
七五三の期間を考えると日没までが早い時期となるので、お参りをするならできるだけ早い時間がお勧めです。
仏滅
仏滅は、仏も滅するほどの凶日という意味で、六曜の中で最も縁起が悪い日です。
七五三のお参りを始め、入籍や結婚式などのお祝い事の日取りとしてはふさわしくないと言われています。
特に縁起は気にしていないという方でも、仏滅のお参りは避けることが多いようです。
大安
大安は、大いに安いが語源で、何をしても上手くいく日という意味があります。
六曜の中で最も縁起が良い日であり、吉日と言えば大安を思い浮かべる方も多いでしょう。
一日を通じて吉となるので、どの時間帯にお参りをしても縁起の良いタイミングで行うことができます。
そのため、七五三のお参りの日取りに人気があり、早くから予約をしないと希望の日時はすぐ埋まってしまいます。
また、当日は境内が混雑しやすいことから、十分に注意をして下さい。
赤口
赤口は、時刻を干支で表していた時代に、丑寅の刻(午前2~4時)に該当していたのが赤口と言われています。
この時間帯は丑三つ時と言って魔物が出現する不吉な時刻と言われていたことから、その名残で赤口は仏滅と並ぶ凶日になります。
ただし、午前11時から午後1時までは吉に転じるため、赤口に縁起の良いタイミングで七五三のお参りを行いたい場合はこの時間帯がよいでしょう。
とは言え、赤口は赤という字から血や火を連想させ、刃物による怪我や事故、火事に気を付けた方がよい日と言われており、仏滅よりも避けた方がよい日と捉える方も多くいます。
七五三のお参りにオススメの時間帯は?
七五三に限らず、神社のお参りは基本的には午前中に行うのがよいとされています。
これは、午後などの遅い時間のお参りは、あちこちと寄ってからと捉えることができ、神様に対して失礼だという考え方があるからです。
また、朝の早い時間ほど穢れがないと言われていることから、午前中のお参りがお勧めと言えます。
ただし、七五三のお参りに関しては、小さなお子さん連れとなるため、必ずしも午前中がよいとは言い切れない側面があります。
お子さんの調子や機嫌が午後の方がよいということであれば、午前中にこだわらずに午後にお参りをするのがよいでしょう。
七五三のお参りに六曜は関係ある?
六曜は中国が発祥の暦注(暦に掲載される吉凶占いのこと)の一つで、日本には鎌倉時代末期から室町時代に伝わったと言われています。
そこから庶民に広まったが江戸時代と言われていますが、六曜は時代の移ろいの中で幾度となく名称や意味を変化させており、現在の形(先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口)となったのは戦後と言われています。
そのため、歴史としては長く続いているものというわけでもありません。
また、起源については諸説あり、はっきりとわかっていないのが現状ですが、神社(神道)や仏教との関わりはないと言われています。
このようなことから、本来であれば七五三のお参りの日取りを六曜に沿って決める必要はないとされ、実際に神社にその旨を問い合わせても、「縁起の良し悪しは気にせず、都合のよい日にいらしてください」と言われます。
七五三に縁起のいいオススメの日!
暦注は六曜以外にもあるため、大安や友引以外にも縁起の良い日が存在します。
縁起にこだわって七五三の日取りを決めたいと思っても、大安や友引は都合が悪いという場合は、以下でご紹介する吉日を日取りの参考になさってみてはいかがでしょうか。
一粒万倍日
一粒万倍日は、選日という暦注の一つで、一粒の籾(もみ)が万倍に実り稲穂になる、という意味があります。
この日に始めたことは後に大きな収穫を得ると言われていることから、七五三のお参りを始め、入籍や結婚式などのお祝い事の日取りにふさわしい日となります。
大安と同程度の吉日とされ、一ヵ月に5~6日あるので比較的都合も合わせやすいと言えます。
天赦日
天赦日は、選日の一つで、百神が天に昇り万物の罪を許すという意味から、何をしても成功する日、上手くいく日と言われます。
暦の上の最上の吉日であるため、七五三のお参りの日取りにも最適ですが、一年に5~6日しかない貴重な日となっているため都合を合わせるのは難しいと言えます。
七五三を避けたほうがいい日は?
六曜以外に縁起の良い日があるように、六曜以外に縁起の悪い日もあります。
例えば選日の一つである不成就日は、その言葉通り、成就しない日、成功しない日とされ、七五三のお参りはもちろんのこと、入籍や結婚式などのお祝い事の日取りでも避けた方がよいと言われています。
また、選日と六曜はそれぞれ別の暦注となるので、暦の上で重なることがあります。
不成就日と大安が重なると大安の縁起の良さを半減させてしまうと言われていることから、縁起にしっかりとこだわってお参りをしたいという方は六曜だけではなく、選日も合わせて確認するのがよいでしょう。
まとめ
七五三のお参りに縁起の良い六曜は、大安、友引、先勝となります。
先負も吉日の一つですが、縁起のよい時間が午後からとなるため、神社へのお参りにはややふさわしくないと言えるでしょう。
ただし、七五三のお参りはお子さんの体調などを最優先することが何より大切なので、午後の方が都合がよいということであれば先負も縁起の良い日取りとして選ぶことができます。
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