寅の日は金運アップの日としてお金に絡む事柄ととかく相性がいいといわれております。
今回はその中でも多くの人たちに関係するお財布との関係性について解説し、寅の日に財布を使い始めると縁起がいいといわれているのは本当なのか、時間帯によって差異が発生するのか、他にも財布の使い始めに縁起がいいとされている日はあるのかをチェックしてまいります。
財布の買い替えタイミングがいつなのかも見ていきましょう。
寅の日に財布を使い始めると縁起がいい?
結論を先に記載すると寅の日は金運アップにより財布の新調にもぴったりな日とされています。
寅の日は金運をアップさせる吉日の一つで、干支の一つである寅の力がもたらされる日です。
寅の日というのは別名『金運招来日』といわれており、商売人の方々にとっては最たる吉日として扱われることがあります。
寅は皆さんもご存じのあの『虎』で、虎柄はぱっと見金色に見えるため古代中国では『虎=金運をアップさせる存在』と認知していました。
また、古代インドから武神としての側面だけではなく財宝の神様としての側面がある毘沙門天の使いが虎なので、虎は財宝をつかさどる存在という認識もあったようです。
この虎の考え方が日本にも伝わり、虎の力が最も働く寅の日は金運をアップさせ『お金にまつわる運気が上昇する日』となったのです。
虎は邪気を祓う神聖な動物とか守護獣という扱いもされていましたが、現代では金運アップの象徴として扱われることが圧倒的に多くなっています。
また、虎には中国の故事成語で『虎は千里を往って千里を帰る』という言葉を当てはめられており、無事に帰ってくる神聖な動物としても扱われています。
そのことから、旅行などの外出にもぴったりな吉日としても扱われているようです。
財布を使い始める時間帯はいつがいい?
こちらも結論から先に記載すると『3時から5時』と『17時から23時』と『六曜にまつわる時刻の吉凶の変化に合わせる』になります。
虎にまつわる様々なエピソードにのっとった効力を発揮されるのが寅の日ですが、虎の効力をより発揮される時間というのも存在します。
まず、一つ目が『3時から5時』となります。
1日の24時というのは実は干支にまつわる十二支で十二分割されており、寅の刻も存在しているのです。
寅の日の寅の刻に金運アップの行動をすることでより力を増すというお話になります。
ただし、この寅の刻というのが実は3時から5時となっているのでほとんどの方々が寝ているでしょう。
そのため、この時間帯を無理やり生かすために睡眠時間を削るという無茶はしないで、そういう考え方もあるという認識でいいと思います。
次に効果がアップされている時間帯は『17時から23時』ですが、こちらは風水的に金運や財運がアップする時間帯となっているので、この時間帯に財布を新調して使い始めるのが吉であるという考え方があるのです。
『六曜にまつわる時刻の吉凶の変化に合わせる』というのは最も身近にある六曜には時間帯によって吉凶に移り変わるものが存在しているので、その時間帯に合わせるという考え方になります。
終日吉の大安と終日凶の仏滅は例外ですが、他の友引・先勝・先負・赤口は時間帯によって吉凶が異なっているのでこの吉の時間帯に合わせるとより寅の日の効力が増すという認識です。
友引は11時から13時が凶でそれ以外が吉、先勝は午前中が吉で午後が凶、先負は午前中が凶で午後が吉、赤口は11時から13時が吉でそれ以外が凶となっています。
寅の日以外で財布の使い始めに縁起のいい日は?
財布の新調に適しているとされている日は、金運アップや全体的に運が向上する日でしょう。
その筆頭が寅の日でしたが、他には『大安』『天赦日』『一粒万倍日』『巳の日』『己巳の日』の5つが代表的な運気がアップする日とされています。
まず、大安ですがこれは六曜における吉日でありどんな行動でも吉に転ずる日となっているので、財布の新調とも相性がいいです。
次に天赦日ですが『百神が天に昇り会合し天が万物の罪を赦す日』という意味があり、暦注の中でも最上級の吉日であり、金運を含めた全体的な運が向上する日とされています。
ただし、最強の吉日故に1年間でも発生回数がかなり少なく年に5回か6回程度しかありません。
一粒万倍日は『一粒蒔いた籾(もみ)が万倍にもなって実る』という意味がありプラスの行動をするとそのプラスが倍以上になり、マイナスの行動をするとその結果マイナスが大幅に増加するという日です。
このような意味がある一粒万倍日ですが、財布の購入や使い始めというのは金運アップ効果が倍増する日となりますので推奨されることが多くなっています。
ただし、借金をしたり人からモノを借りるという行動をするとそれらのマイナス効果も倍増するので注意しましょう。
巳の日は寅の日と比べると金運アップの日としてはちょっと知名度が落ちてしまいますが、蛇は財宝や芸術を司る神様である弁財天の使いであり巳の日は弁財天の効力を発揮される日なので金運アップの日となっているのです。
また、この巳の日の中でもとびきり効果がアップする日が十干と組み合わせた十干十二支における己巳の日で、60日に1回しか発生しないこの日は金運アップ効果が天赦日並みになる日として扱われています。
財布の買い替えのタイミング!
財布の新調や買い換えは今回紹介した寅の日以外では『大安』『天赦日』『一粒万倍日』『巳の日』『己巳の日』といった金運や全体的な運気が上昇する日が推奨されています。
ただし、財布にまつわる新調には様々なタイミングが推奨されているので、自分にとって都合のいいタイミングで訪れる吉日を活用するといいでしょう。
たとえば、春に財布を購入すると『張る財布』という言葉の通じるために縁起がいいという考え方があり、立春から啓蟄が該当する2月4日頃から3月8日ごろに新調するという考え方もあります(冬至から雨水までという考え方もあり)。
また、実りの秋であり様々な穀物や果実が採れる秋に財布を新調すると金運がアップするという考え方もあるのです。
こちらも9月23日頃の秋分から新嘗祭がある11月23日までとか、8月7日頃の立春から11月6日ごろの立冬までの期間が該当すると言われております。
他にも年末は締めの時期なので12月中に財布を新調すると締め財布という言葉に通じ、財布が締まって出費が減るために金運が向上するためちょうどいいという考え方もあるのです。
財布の選び方!
財布の選び方はいろいろな説があるので、はっきりと断言することは難しいです。
色で判断する場合、黄・茶・緑・ピンク・オレンジ・黒・白・赤・青などの色が様々な理由から金運がアップするとされているので推奨されています。
このように色によって運気が向上するとされていますが、財布において最も大切なのは愛着をもって大切に扱うことにあります。
自分の『気』とマッチしている財布を選び、愛用することでより金運がアップすると言われているのです。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は財布にまつわる寅の日のお話をさせていただきました。
寅の日以外にも色々と金運にまつわる日はありますので、金運アップ効果を得たいという人は色々とチェックしてみるといいでしょう。
ただし、こだわりすぎると財布を新調するタイミングを逸するので、財布が壊れる前にベストなタイミングを自分なりに見つけて購入しておくのが理想となります。
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