仏滅に七五三のお祝いや写真撮りは大丈夫?縁起は悪くないの?
両親や祖父母にとって七五三は、子どもや孫の成長や健康を願う大切な行事です。
それゆえに縁起の良い日に行いたいと思う方が多いですが、必ずしも大安に行えるとは限りません。
都合などによっては仏滅に七五三を行うこともあり得ますが、仏滅は一般的に縁起が悪い日として知られています。
そのような日に七五三をしてもいいのか、悩んでいる方もいるかも知れません。
そこで今回は、仏滅と七五三の関係について調べてみました。
仏滅の七五三お参りは縁起が悪い?
「七五三」と聞くと、多くの方が色鮮やかな着物を身にまとった子どもたちの姿を思い浮かべることでしょう。
この日は、3歳、5歳、7歳の子どもたちの成長を祝う、日本古来の美しい風習です。
しかし、この大切な節目を迎えるにあたり、「仏滅」という言葉が頭をよぎることもあるかもしれません。
仏滅は、六曜の一つであり、一般的には縁起が悪いとされる日です。
では、七五三を迎えるにあたって、仏滅を避けるべきなのでしょうか?
七五三とは?
七五三は、子どもたちの健やかな成長を祝う日本独自の行事です。
この日には、3歳の女の子と男の子、5歳の男の子、7歳の女の子が、晴れ着を身にまとい、神社やお寺で健康と長寿を祈願します。
しかし、この行事は仏教や神道の教えとは直接関連がなく、吉凶の日を選ぶ必要は特にありません。
仏滅とは?
仏滅は、六曜の中で「凶」とされる日です。
しかし、この日が必ずしも不吉な日であるわけではなく、現代ではその意味合いも薄れつつあります。
特に七五三のような家族の行事においては、仏滅を避ける必要はないとされています。
七五三を仏滅に行うメリット
実は、仏滅に七五三を行うことには、いくつかのメリットがあります。
例えば、参拝者が少ないため、お参りをゆっくりと行えることや、写真撮影を他の家族と競合せずに済むことなどが挙げられます。
家族の都合を最優先に
七五三のお祝いは、日取りにとらわれず、家族の都合の良い日に行うことが最も重要です。
子どもたちの成長は待ってくれません。
そのため、家族が揃って祝える日を選ぶことが、何よりも意義深いのです。
心からのお祝いを
最終的に、七五三は家族の絆を深め、子どもたちの健やかな成長を願う日です。
日取りに縛られず、心からのお祝いを行いましょう。
大切なのは、子どもたちの笑顔と家族の幸せな時間を共有すること。
仏滅であろうと、その日が家族にとって特別な日であれば、それが最良の日なのです。
七五三の写真の前撮りは仏滅でも大丈夫?
七五三の日には、子供たちが晴れ着を身にまとい、神社で健やかな成長を祈願します。
しかし、当日の神社は多くの家族で賑わい、小さな子供たちにとっては、長時間の待ち時間や撮影による疲れが心配されます。
そこで、最近注目されているのが「前撮り」という選択肢です。
前撮りとは?
前撮りとは、七五三の本番の日よりも前に、撮影スタジオやロケーションで記念写真を撮ることを指します。
この方法を選ぶ最大のメリットは、子供たちの体調や気分を最優先にできる点にあります。
また、当日の慌ただしさを避け、ゆったりとした時間の中で撮影を楽しむことができます。
縁起を気にする?
日本では昔から、行事や祝事を行う際には縁起を担ぐ風習があります。
しかし、前撮りにおいては、そうした縁起を気にする風潮は薄れつつあります。
なぜなら、前撮りの主な目的は、子供たちが最も輝いている瞬間を捉えることにあるからです。
仏滅であろうとも、子供の笑顔が最高の縁起物となるのです。
予約は計画的に
前撮りの予約は、特に気候が穏やかな秋に集中する傾向にあります。
そのため、希望する日にちで予約が取れないことも少なくありません。
計画的に早めの予約をすることで、スムーズな撮影日程を確保しましょう。
七五三の前撮りは、子供たちのペースを最優先に考える素晴らしい選択です。
縁起の良し悪しよりも、子供たちの健やかな成長を願い、その瞬間を美しく切り取ることが何よりも大切です。
前撮りを検討する際には、以下のポイントを心に留めておくと良いでしょう。
前撮りのポイント
- 子供の体調と気分を最優先に考える
- 縁起の日取りよりも、子供の笑顔を優先する
- 気候が穏やかな時期は予約が集中するため、早めに計画を
- 仏滅でも問題ない。大切なのは家族の幸せな時間
このように、七五三の前撮りは、子供たちの自然な笑顔を残すために、柔軟な日程調整が可能な現代ならではの素敵な選択肢と言えるでしょう。
七五三の日取りの仕方!
七五三の日取り選びは慎重に行いたいものですね。
そこで、お子様とご家族にとって最適な日程を選ぶためのポイントをいくつかご紹介します。
お子様の体調は最優先
まず心に留めておきたいのは、お子様の体調が何よりも優先されるべきだということ。
七五三はお子様の健やかな成長を祝う行事ですから、その主役であるお子様が最高の状態でいられる日を選びましょう。
風邪を引きやすい時期や、アレルギーが心配な季節は避ける、といった配慮が必要です。
家族のスケジュールとの調整
次に、ご家族全員が揃って参加できる日を選ぶことも大切です。
七五三は家族の絆を深める絶好の機会。おじいちゃんおばあちゃんをはじめ、親戚一同が集まることで、お子様にとっても忘れられない思い出になるでしょう。
季節の考慮
一般的に、七五三のお参りは11月15日を中心に前後一ヵ月間が目安とされていますが、お子様の体質に合わせて時期をずらすのも一つの方法です。
例えば、寒さが苦手なお子様であれば、10月の比較的暖かい時期に、暑さが苦手なお子様であれば、12月の涼しい時期にお参りを計画するのが賢明です。
混雑を避ける工夫
また、10月から11月にかけては気候が安定し、多くの家族が七五三のお参りに訪れます。
特に週末は神社が大変混雑するため、人混みが苦手なお子様にはストレスになりかねません。
そんな時は、12月に入ってからの平日を狙うなど、混雑を避ける工夫をしましょう。
七五三の日取り選びのチェックリスト
以下のチェックリストを参考に、お子様とご家族にとって最適な日取りを見つけてください。
チェックポイント | 詳細 |
---|---|
お子様の体調管理 | 風邪を引きやすい時期やアレルギーの有無を考慮 |
家族の予定調整 | 全員が参加できる日程を選ぶ |
季節の特性 | お子様の体質に合わせた時期選び |
混雑の回避 | 神社の混雑状況を考慮した日程選び |
七五三は、お子様の健やかな成長を祝うとともに、家族の絆を深める素晴らしい機会です。
上記のポイントを参考に、お子様にとってもご家族にとっても快適で心に残る七五三の日取りを選んでいただけたら幸いです。
七五三の日取り選びに関するQ&A
Q1: 七五三はどんな日に行うのが良いのでしょうか?
A1: 七五三を行う日は、お子様とご家族が揃って、心穏やかにお祝いできる日が最良です。伝統的には特定の吉日を選ぶこともありますが、現代ではご家族のスケジュールに合わせて自由に選ばれることが多いです。六曜(古来からの暦注)を参考にされる方もいらっしゃいますが、あくまで一つの目安として、ご家族の都合を最優先にされることをお勧めします。
Q2: 仏滅の日にお参りしても問題ないのでしょうか?
A2: はい、全く問題ありません。仏滅は六曜の一つで、昔から「凶」とされがちですが、七五三のお参りはお子様の成長を祝う儀式です。日付に縛られず、お子様の成長を家族で喜び、祝福することが何よりも大切です。
Q3: 大安にこだわるべきでしょうか?
A3: 大安は「大いに安し」とされ、吉日として好まれる日ですが、必ずしも大安にこだわる必要はありません。七五三は、お子様の節目を祝うご家族だけの記念日です。ご家族にとって意味のある日、または皆が集まれる日を選んでいただくことが、一番のお祝いとなります。
七五三のお祝いは、日取りにとらわれることなく、その背後にある「子どもたちの健やかな成長と幸せを願う」という精神を大切にすることが何よりも重要です。
家族で心を込めて過ごす一日は、お子様にとっても、ご家族にとっても、一生の宝物となるでしょう。
日々の忙しさを忘れ、家族が一堂に会して、子どもたちの成長を祝う、そんな温かな時間を大切にしましょう。
七五三に縁起のいい日はいつ?
七五三を縁起の良い日に行いたい場合、どのような日を選ぶのがよいのでしょうか。
ここでは、七五三の日取りにお勧めの縁起の良い日をご紹介します。
大安
大安は六曜の中で最も縁起が良い日とされ、一日どの時間であっても吉日になります。
そのため、七五三のお参り以外にも入籍や結婚式などのお祝い事の日取りとして選ばれることが多く、予約が取りにくい、人で混雑しやすいなどのデメリットもあります。
友引
友引は大安に次いで2番目に縁起が良いとされる日ですが、午前11時~午後1時のみは凶の運気になるため、この時間帯のお参りは避けた方がよいでしょう。
一粒万倍日
一粒の籾(もみ)が万倍に実り稲穂になるという意味があり、この日に始めたことはやがて大きな収穫を得ると言われています。
一ヵ月に5~6日ほどあり、大安と重なる日もあります。
天赦日
天赦日は、百神が天に昇り、万物の罪を許すという意味があり、この日は何をしても上手くいくと言われています。
暦の中での最上の吉日とされ、七五三の日取りとしてもお勧めですが、一年に5~6日しかない貴重な日となります。
七五三に縁起の悪い日はいつ?
七五三の日取りで縁起の悪い日を避けたい場合は、仏滅以外にも気を付けたい日があります。
ここでは、七五三に縁起の悪い日をご紹介します。
赤口
赤口は、六曜の中で、仏滅と並んで縁起が悪い日です。
午前11時~午後1時のみは吉に転じるものの、それ以外の時間は凶の運気になります。
仏滅と赤口では、吉に転じる時間のない(一日中凶になる)仏滅の方が縁起が悪いと捉えられていますが、赤口の赤が血や火を連想させるため、刃物による怪我や火事、事故などに注意をした方がよいと言われ、仏滅よりも不吉な日とも言われています。
不成就日
不成就日は、何も成功しない、成就しない日と言う意味の凶日です。
七五三のお日柄としても不向きとされています。
不成就日は選日のため、六曜と重なることがありますが、大安と重なった場合は大安の良い運気が不成就日の悪い運気によって半減すると言われています。
なお、凶日はこの他にもあります。
どこまで配慮すべきかは人それぞれにあると思いますが、今回は暦注の中でも一般的に知られている凶日をご紹介しています。
七五三のお祝いにおける六曜の意味
まず、六曜とは何かを簡単にご説明しましょう。
六曜とは、古来から日本の暦に記されている、吉凶を表す六つのラベルのこと。
それぞれ「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」と呼ばれています。
中でも「仏滅」は縁起が悪いとされ、逆に「大安」は縁起が良いとされています。
しかし、実際のところ、六曜は科学的な根拠に基づくものではありません。
日本には古くから伝わる迷信や風習が数多く存在し、六曜もその一つに過ぎません。
例えば、「厄年」という概念も同様で、一部の方はお祓いを受けることで心の平穏を得ますが、それをしなかったからといって必ずしも不幸が訪れるわけではないのです。
結婚式や入籍を「大安」に行うことで幸せが約束されるわけではなく、それは七五三においても同じ。大切なのは、その日のラベルではなく、家族が集まり、子どもの成長を祝うことに意味があるのです。
それでも、日頃から「縁起を担ぐ」ことに敏感な方は、自然と「大安」を選ぶ傾向にあります。
また、特に祖父母の世代には、六曜を重んじる方も多く、家族の中で意見が分かれることも。
そうした場合は、事前に家族間でしっかりと話し合い、誤解やトラブルが生じないようにすることが肝心です。
以下の表は、六曜の意味と、それに対する一般的な考え方をまとめたものです。
七五三の日取りを決める際の参考にしていただければと思います。
六曜 | 意味 | 一般的な考え方 |
---|---|---|
先勝 | 朝は吉、午後は凶 | 午前中に大事なことを行う |
友引 | 吉凶が引き分ける | 祝い事には避ける傾向に |
先負 | 朝は凶、午後は吉 | 午後から行動を |
仏滅 | 終日凶とされる | 避ける人が多い |
大安 | 終日吉とされる | 祝い事に好まれる |
赤口 | 午前中凶、午後吉 | 短時間の行事に選ばれることも |
最終的には、七五三を迎えるお子さんの笑顔が一番の縁起物。
六曜にとらわれず、家族が心から楽しめる日を選ぶことが、何よりも大切なのではないでしょうか。
仏滅の七五三のまとめ
六曜による吉凶では仏滅は縁起の悪い凶日となるので、七五三を行うのは避けた方がよいでしょう。
しかし、日の縁起の良し悪しは気にならないという方は、仏滅に七五三を行っても特に問題はありません。
六曜と神社(神事)には何ら関係がないので、神社にお参りの日取りについて問い合わせをしても、「都合のよい日にいらして下さい」と言われることがほとんどです。
神様は仏滅だろうが大安だろうが関係なく、祈りや願いを聞いてくれるので、あまり神経質にならずにお子さんの体調を一番に考えて日取りを決めるのがよいでしょう。
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