縁起のいい日はいろいろとありますが、その中でも商売人にとってのありがたい日が寅の日となっています。
そんな虎の日ですが、実は入籍や結婚とは相性が悪いとか縁起が悪いという情報があり、日取りの決め方においての注意すべきポイントとしても紹介されているのです。
今回はこの寅の日と入籍との関係性について詳しく解説しつつ、逆に入籍と相性のいい日はあるのか、入籍するときの日取りの決め方はどうなっているのかを紹介いたします。
寅の日に入籍すると縁起が悪い?
寅の日は基本的に縁起がいい日とされており、寅の毛皮が金色に輝いて見えることから金運アップの象徴として商売人にとってはありがたい日となっています。
実際に商売の神様としての側面もある毘沙門天は財宝の神様でもあり、その財宝の神様である毘沙門天の神徒が寅なのです。
また、中国の故事成語で『虎は千里を行って千里を帰る』という言葉があり、このことから使ったお金も直ぐに戻ってくるという意味を持っています。
しかし、この『虎は千里を行って千里を帰る』が悪さをするのが結婚や入籍なのです。
いわゆる『使ったモノや出て行ったモノが直ぐに戻ってくる』という意味がある故事成語が、入籍や結婚の場合『結婚のために家を出た人が出戻りしてくる』という意味に繋がってしまうのです。
もっとかみ砕いて説明すると、離婚しやすくなってしまうから寅の日はアウトというイメージがついてしまっているのです。
特に寅の日を意識していない人にとっては知らない情報となっていますが、縁起を担ぎたいという人にとっては入籍と寅の日はマッチしないように意識していることが多くなっています。
入籍するときの日取りの決め方や注意点
入籍するときの日取りの決め方は色々とありますが、その中でも代表的な決め方は以下のとおりでしょう。
・二人の誕生日のどちらかを選ぶ
・二人にとっての記念日から選ぶ
・11月11日や2月2日や1月23日といった覚えやすい日から選ぶ
・結婚式当日に入籍する
・クリスマスやハロウィーンといったイベントがある日を選ぶ
・縁起のいい日を選ぶ
このように決め方は色々とありますので、その中から二人が納得できる日を選ぶといいでしょう。
ただし、こういった日取りを選ぶときは縁起の悪い日と被ってしまうことがありますので、縁起を担ぎたいと考えている人は避けるようにして下さい。
また、祝日や休日に入籍する場合は役所の時間外窓口に婚姻届を提出することになってしまうので要注意です。
何らかの不備があった場合の訂正が後日になってしまう可能性が高く、後日になってしまうと予定入籍日からずれてしまいます。
これは注意点とはまた違いますが、男性の場合入籍日といった記念日に対する思い入れが薄く忘れてしまうことがとっても多いので、覚えやすい日にした方が後々楽になるという考え方もできます。
入籍に相性のいい日は?
こちらもまずは箇条書きでご覧ください。
これらは基本的に吉日で、結婚式や入籍をすると縁起がいい日とされています。
大安と友引は六曜の中でも吉日として扱われており、特に大安は終日吉なので行動しやすいでしょう。
友引は11時から13時の時間帯が凶とされているため、時間による吉凶の移り変わりもチェックしたいという人にとっては扱い注意となります。
次に天赦日ですが、この日は『百神が天に昇り天が万物の罪を赦す最上の日』とされており、大安や友引といった吉日を上回る吉日とされています。
1年に5回か6回程度しかない吉日ですので、縁起を担ぎたい人にとっては意識される日でもあります。
一粒万倍日は『一粒の籾(もみ)が万倍にも実る日』という意味があり、新しい物事をスタートさせるには最適な日とされています。
ただし、プラスの行いをすると大きなプラスになって返ってきますが、マイナスの行いをすると大きなマイナスになって返ってくる日でもありますので取扱注意な日でもあるのです。
神吉日は祭事で吉、不浄事には凶という扱いを受ける日で単体ではそこまで結婚や入籍にご利益を発揮しません。
ただし、他の吉日の効果に神様の御利益を付加させることができるので、他の吉日とセットでこの神吉日があると効果が倍増すると考えられています。
母倉日は『母が子を育てるように天が人間を慈しむ日』という意味があり、特に結婚や入籍に大吉とされる吉日です。
大明日は『天と地が明るく照らされる日』という意味があり、何事にも吉とされる日なので入籍とも相性がいい日となっています。
天恩日は『天の恩恵を受ける日』という意味があり、慶事と相性が良く凶事とは相性が悪い日とされています。
入籍を避けた方がいい日は?
逆に入籍を避けた方いいとされている縁起の悪い日は以下のとおりです。
仏滅と不成就日と黒日はいわゆる凶日であり、慶事の筆頭である入籍や結婚とは相性が悪い日とされています。
寅の日や巳の日は基本的に縁起のいい吉日とされているのですが、寅の日は故事成語がマイナスに働いて入籍や結婚とは相性が悪い日となっており、巳の日は嫉妬深い弁財天の遣いである蛇を司る日として婚約関連のイベントとは相性が悪い日とされています。
寅の日の意味や由来は?
黄金色の縞模様がある寅は金運の象徴として扱われており、寅の日は金運がアップする日として商売人にとってありがたがられる日でもあります。
ちなみに、十二支は年だけではなく日も同じように『子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)」』というサイクルでまわりますので、とても覚えやすいでしょう。
また、十二支は『甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)』という十干とセットで十干十二支として扱うことも多く、この十干十二支を割り当てる事で暦注の動きを探ることもできます。
寅の日と他の吉日が重なるとどうなる?
基本的に吉日は重なることでその効力が増すとされていますが、その中でも寅の日はより効力がアップするという情報があります。
たとえば、仕事始めや種まきなどと相性がいい一粒万倍日が寅の日とセットになった場合、金運がさらにアップすることになるので会社の創業や起業といったお金に関わる行動をとることで最高に縁起のいい日となってくれるでしょう。
他にも天赦日と寅の日が重なった場合もより金運がアップして商売繁盛のキッカケとなる日になってくれます。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は寅の日と入籍との関係性について詳しく解説いたしました。
入籍日の決定は二人にとっての吉日や覚えやすい行事やイベントがある日にするという人が多くなっているという情報があります。
やはり、縁起を担ぐよりも二人にとっての記念日であるということがとっても重要であり、覚えやすいというのもポイントなのでしょう。
入籍日を決めるときは縁起のいい日にだけこだわらないで、二人にとっての大切な日がいつなのかをまずは考えた方がいいかもしれません。
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