仏滅の結婚式が避けられる理由は?逆にメリットはないの?
一生に一度の晴れ舞台と言われる結婚式。
結婚する本人達はもちろん、参列する誰もが幸せな気持ちになって欲しいと願うものですが、縁起が悪いとされる仏滅に結婚式を挙げるのは良くないことなのでしょうか。
しかし、都合によっては、仏滅しか結婚式を挙げるタイミングがないことだってあるかも知れません。
そのような時、「仏滅に結婚式をすると離婚しやすいらしい」と言われたら、戸惑ってしまいますよね。
また、仏滅に結婚式をすると挙式費用が割引になるという話もあるようです。
そこで今回は、仏滅の結婚式について調べてみました。
仏滅に結婚式をすると縁起が悪いと言われる理由や、メリット、デメリットなどをご紹介したいと思います。
仏滅の結婚式は縁起が悪いの?
仏滅には「仏も滅するほど縁起の悪い日」という意味があることから、そのような日に結婚式などのお祝い事を行うのは慎むべきというのが、現在、日本人の多くが思っている共通認識です。
しかし、六曜が中国から日本へと伝わった時には、仏滅は「虚亡」と表記され、その意味は「全てが虚しい日」だったと言われています。
縁起が良いわけではないものの、現在のように大凶日という意味を持つ言葉ではなかったようですが、それが使われる漢字が変化して仏滅と書かれるようになってからは、六曜の中で最も縁起が悪い日という意味になったと言われています。
つまり、元を質せば、仏滅は決して縁起の悪い日ではなかったことがわかりますが、今現在はそうではない意味で捉えられているため、結果的には仏滅に結婚式を行うのは縁起が悪いということになっているのです。
仏滅に結婚したカップルは離婚しやすくなるって本当?
仏滅に結婚式を行うと離婚しやすくなるという噂があるようですが、そのようなことはありません。
これはおそらくですが、仏滅に結婚式を挙げるカップルが少ないため、離婚した場合にどうしても目立ちやすくなってしまうからだと思います。
統計では圧倒的に大安に結婚式を挙げるカップルが多いため、おのずと離婚件数も大安に結婚したカップルの方が多くなるでしょう。
また、最近は六曜を気にせず仏滅に結婚式をするカップルが増えているのですが、一方で離婚件数はここ10年減っていることから考えると、仏滅に結婚式を挙げたからといって離婚するわけではないことがわかるでしょう。
仏滅に結婚式を挙げるのは良くないと言われる理由は?
結論から言うと、仏滅に結婚式を挙げるのは良くないことはありません。
仏滅は中国から伝わった暦注の一つで、その日の吉凶(運勢)を占うものです。
日本では江戸時代に一気に庶民に広がり、現在は慣習として残っていますが、明治時代には政府が「六曜は迷信」として使用を禁止した過去があります。
六曜には科学的根拠がないため、その通りに行わなくても何が起こるわけではありません。
このようなことから、仏滅に結婚式を行っても何ら問題はないのです。
ただし、先ほども触れた通り六曜は政府が禁止したにも関わらず、一般市民に広く浸透し、慣習として現在も残っています。
仏滅はその縁起の悪さから、長く「結婚式などお祝い事を行うべきではない」とされてきたため、結婚式の日取りを決める時には仏滅を避ける人は今も多いと言われています。
仏滅に結婚式を挙げるメリットは?
仏も滅するほど縁起が悪いとされる仏滅ですが、結婚式ができないわけではありません。
結婚式場では、いつでも予約を受け付けています。
とは言え、わざわざ縁起の悪い日に結婚式をするなら、他の日にはないメリットがないと・・・と思いませんか?
そこでここでは、仏滅に結婚式を挙げる際のメリットをご紹介したいと思います。
挙式費用の割引が受けられる
六曜の中で結婚式の予約人気が高いのは、大安と友引です。
「結婚式はいつ挙げましたか?」というアンケートでも、圧倒的にこの2つが多いので、おのずと挙式費用も割高になってしまうことが多いのですが、これとは逆に人気のない仏滅は、結婚式場によっては割引プランを用意しているところもあるようです。
式場によってプランが異なるため一概には言えませんが、場合によっては大安の挙式より100万円近く安くしているところもあるようなので、日取りさえこだわらなければ大幅な挙式費用の節約ができる可能性があります。
日程を押さえやすい
人気の大安、友引に比べ、仏滅は予約が取りやすく、希望の日程を抑えやすいのもメリットです。
結婚式は2人にとっての記念日となる一方で、元々あった記念日に結婚式を挙げたいと思うカップルも多いですよね?
そのような時、仮にそれが仏滅だとしたら、期間にそこまで余裕がなくても希望の日を予約することができるかも知れません。
仏滅に結婚式を挙げるデメリットは?
仏滅の結婚式にはメリットがある一方で、当然ながらデメリットも存在します。
それでは、仏滅に結婚式を挙げる場合、どのようなデメリットが考えられるのでしょうか。
イメージが悪い
六曜をよく知らない人でも、大安は縁起が良く、仏滅は縁起が悪いと言うことは知っている人が多いでしょう。
そのため、仏滅に結婚式を行うとなると「せっかくのお祝い事を、縁起の悪い日にするなんて・・」と思われてしまいやすくなります。
親が反対するかも?
結婚する本人達以上に、日取りを気にするのは親です。
世代の若い本人達は六曜をそこまで気にしていなくても、親世代となると話は別となり、多くの場合は反対されてしまいます。
そのため、仏滅に結婚式を挙げるなら、まずは親を説得することが必要になるでしょう。
六曜と結婚式の関係について!
六曜は仏滅以外に5つありますが、それらと結婚式の関係はどのようになっているのでしょうか。
大安
大安は、六曜の中で最も縁起が良いとされる日のため、結婚式の日取りでは一番人気のある日となっています。
それゆえに予約が取りにくい状態となっていますが、大安は終日吉日となっているので時間帯を気にすることなく予約できるのが魅力と言えるでしょう。
友引
友引は、大安の次に縁起が良いとされ、結婚式の日取りでは人気となっています。
ただし、11時~13時は凶であることから、この時間帯に結婚式を始めるのは避けた方がよいでしょう。
なお、友引という字が友を幸せに引くという意味に繋がり、結婚式の参列はもちろん、招待状の発送も友引にすると幸せのお裾分けができると言われています。
先勝
先勝は、午前中が吉、午後からは凶となる日のため、午前に結婚式を挙げるなら縁起がよいとされています。
先負
先負は、先勝の反対で、午前は凶、午後からが吉となる運気の日です。
ただし、負けるという字が入っているので人気はかなり低く、赤口や仏滅と同様に予約がしやすいというメリットがあります。
赤口
赤口は、六曜の中では仏滅と並ぶほど縁起が悪い日とされ、お祝い事には不向きな日と言われています。
まとめ
仏滅は六曜の中で最も縁起が悪い日のため、結婚式などのお祝い事を避けた方がよいと言われていますが、最近は単なる占いと捉え、仏滅でも気にせず結婚式を行う方が増えています。
仏滅の結婚式にはメリットとデメリットの両方があるため、事前によく調べて、対処が必要なことについては早めに親や身内に相談するなどして、参列者が晴れ晴れとした気持ちで結婚式に出席できるようにするとよいでしょう。
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