不成就日と仏滅はどっちが縁起が悪いのでしょうか。
2023年の不成就日と仏滅が重なる日はいつなのでしょうか。
どちらも凶日ですが、より縁起が悪い日を知りたいですよね。
また、不成就日と仏滅が重なった場合の縁起はどうなるのか気になります。
凶日と凶日が重なると吉日になることはあるのでしょうか。
そこで今回は、不成就日と仏滅の縁起について調べてみました。
不成就日と仏滅どっちが縁起悪い?
不成就日と仏滅は凶日ですが、それぞれ別の暦注の種類になります。
暦注とは暦に掲載される吉凶占いの総称で、不成就日は選日、仏滅は六曜という種類に属しています。
不成就日は何も成就しない、成功しない日という意味があり、特に新しく何かを始めるのにはふさわしくない日です。
これに対し仏滅は、仏も滅するほどの凶日という意味があり、意味だけを捉えると仏滅の方が不穏な日と言えるのではないでしょうか。
また、日本では圧倒的に六曜が有名で、一般的に縁起の悪い日と言えば仏滅を指すことが多いでしょう。
そのため、入籍や結婚式などのお祝い事の日取りとして仏滅は避けられやすく、六曜をよく知らない方でも仏滅が凶日であることは知っています。
一方で不成就日は仏滅ほど知られていません。
このようなことから、不成就日と仏滅のどっちが縁起が悪いのか?という疑問については、知名度があり、意味も不吉である仏滅の方が縁起が悪いような気もします。
しかし、実際には、不成就日と仏滅のどっちが縁起が悪いかについては定かではありません。
不成就日と仏滅が重なると縁起はどうなる?
凶日と凶日が重なることでマイナス×マイナスでプラス(吉日)になる、と考える方もいるようですが、残念ながらそうはなりません。
凶日と凶日が重なるとさらに縁起が悪くなり、大凶日になってしまいます。
しかし、暦注には選日や六曜以外にも、十二直、二十八宿、暦注下段などがあります。
暦注の種類によって日の吉凶の決め方が違うので、様々な種類の吉凶が同日に重なることは珍しくありません。
つまり、不成就日と仏滅が重なっている日でも、実はそれ以外にも吉凶が重なっている可能性もあるのです。
例えば、不成就日と仏滅の他に十二直の平や満が重なっていれば、大凶日を脱することができるかも知れません。
なぜなら、平と満は十二直の中でもとりわけ縁起が良い吉日であり、吉凶的には大吉となるからです。
また、不成就日と仏滅に暦注下段の天赦日が重なっていたらラッキーです。
天赦日は暦の上で最上の大吉日になり、他の凶日が重なっても天赦日だけはその影響を受けないと言われています。
不成就日と仏滅が重なっていても、このように他の吉日が重なっていることで最悪の縁起は免れるかも知れませんよ。
2023年の不成就日と仏滅が重なる日
しかし、2023年に不成就日と仏滅が重なる日は何と「0」日でした!
これは2023年がたまたまなのか、2023年以外も不成就日と仏滅が重なる日がないのかはわかりません。
なお、不成就日と仏滅の決め方はそれぞれ次のようになっています。
不成就日の決め方
・1月と7月 3・11・19・27日
・2月と8月 2・10・18・26日
・3月と9月 1・9・17・25日
・4月と10月 4・12・20・28日
・5月と11月 5・13・21・29日
・6月と12月 6・14・22・30日
上記は旧暦なので、これを新暦に直した日が現在の不成就日となります。
続いて仏滅の決め方です。

仏滅の決め方
・1月と7月の1日は先勝
・2月と8月の1日は友引
・3月と9月の1日は先負
・4月と10月の1日は仏滅
・5月と11月の1日は大安
・6月と12月の1日は赤口
こちらも旧暦のためさらに新暦に直す必要があります。
そして、六曜は月の初日が決まっている上に、先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口→先勝・・と日の順番も決まっています。
例えば4月1日は仏滅と決まっているので、ここから4月2日は大安、4月3日は赤口・・となります。
なお、旧暦と新暦には一ヵ月から一ヵ月半のズレがあるので、旧暦を新暦に直した時に必ずしも1日が一致するわけではありません。
新暦の月の途中で旧暦の1日が始まる場合もあり、そのため新暦においては必ずしも六曜の順番が上記の通りとは限りません。

不成就日にやっても問題ない事とやってはいけない事は?
不成就日にやっても問題ない事とやってはいけない事は何なのでしょうか。
不成就日は何も成就しない、成功しない日という意味から、新しく何かを始めるのは避けた方がよいと言われています。
それでは具体的に、不成就日にやっても問題ない事ややってはいけない事をご紹介します。
やっても問題ない事
新しく始めるわけではない事なら、不成就日に行っても問題がないでしょう。
例えば毎日の生活。
仕事や家事、育児などこれまでやっていた事は、不成就日に行っても大丈夫です。
凶日は外出せずに家で大人しくいた方がよいのでは?と思いますが、これについても親しい友達や恋人、家族との食事や外出は、新しく始める事ではないので問題はないと言えます。
ただし、初めて行く場所や合コンなどは控えた方がよいでしょう。
やってはいけない事
不成就日は何か新しい事を始めるのに、ふさわしくない日と言われています。
また、基本的に凶日なのでお祝い事は避けた方がよいでしょう。
具体的には、不成就日には次のような事をやってはいけないと言われています。
・入籍や結婚式
・赤ちゃんの命名
・引っ越し、移転
・契約
・納車
・建築
・相談事
仏滅にやっても問題ない事とやってはいけない事は?
仏滅にやっても問題ない事と、やってはいけない事をご紹介します。
仏滅は仏も滅するほどの凶日という意味があり、何とも不吉で縁起の悪い日のイメージがありますよね。
それでは、仏滅にやっても問題ない事や、やってはいけない事とはどんな事なのでしょうか。
やっても問題ない事
葬儀や通夜、法事などは、仏滅に行っても問題がありません。
ただし、仏滅の「仏」は仏教などとは関係がないので注意しましょう。
また、宝くじの購入は縁起の良い大安に行う方が多いと思いますが、とある調査で一等当選者の最も多かった日は仏滅ということがわかっています。
縁起の良し悪しよりも確率を重視して宝くじを購入したい方は、仏滅がお勧めとなります。
やってはいけない事
入籍や結婚式、お宮参り、七五三など、一般的に慶事とされる事は仏滅には不向きとなります。
仏滅(六曜)は日本で最も知名度のある暦注になるので、例え当人が仏滅に行っても問題がないとしても、身内や親戚などから反対されることも少なくありません。
また、お祝い事ではないものの、引っ越しや納車、契約なども仏滅にはやってはいけないとされています。
ただし、仏滅は元々は物滅と書いており、「ぶつめつ」という読み方が転じて仏滅になったと言われています。
そのため、一旦物が滅びて0になり、新しく始まるという意味にも捉えることができ、最近は入籍や引っ越しなどは仏滅に行うことで敢えて「新しい出発」となると考える人も増えているようです。
まとめ
不成就日と仏滅はどっちが縁起が悪いかについて調べてみました。
不成就日と仏滅はどちらも凶日ですが、意味合いやニュアンス、そして知名度などから仏滅をより縁起が悪い日と捉えて避ける人が多いようです。
なお、不成就日と仏滅が重なると大凶日になりますが、2023年にはそのような日はありませんでした。
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