母倉日と仏滅が重なると縁起はどうなるのでしょうか?
母倉日は吉日、仏滅は凶日です。
そのため、母倉日と仏滅が重なった場合はお祝い事の日取りを変えた方がよいのでは?と悩んでいる方が多いようです。
そこで今回は、母倉日と仏滅が重なった時の縁起について調べてみました。
2024年の母倉日と仏滅が重なる日も併せてご紹介します。
母倉日と仏滅が重なると縁起はどうなる?
一般的に、吉日と凶日が重なるとそれぞれの縁起が影響し合うと言われています。
つまり、吉日側から見ると凶日の縁起の悪さが影響して、吉日のみの日よりも縁起の良さが下がってしまい、反対に凶日側から見ると吉日の縁起の良さが影響して、凶日のみの日よりも縁起が良くなると言うわけですね。
それでは、母倉日と仏滅が重なるとどうなのでしょうか?
実は母倉日は凶日の影響を受けないと言われています。
そのため、仏滅が重なっても母倉日の縁起の良さは下がることがなく、吉日のままということになります。
ただし、暦の上で最悪の大凶日となる受死日(黒日)と重なると、母倉日であっても影響を受けて縁起が悪くなってしまうので注意して下さい。
入籍や結婚などの日取りを変えた方がいい?
これについては人それぞれ考え方が違うので、何とも言えない部分があります。
仏滅が重なっていても母倉日に影響を及ぼすことはない(縁起の良い日のままになる)と言われても、入籍や結婚の日取りに凶日が重なっているのはどうしても気になってしまうという方もいますよね。
しかし、仮に入籍や結婚の日取りに母倉日と仏滅が重なっていても、それが毎年続くわけではありません。
母倉日と仏滅はその年によって日付が変わるので、来年は凶日の重ならない吉日のみの日になる可能性もあります。
このようなことから、その日付にこだわりや縁を感じているのなら、母倉日と仏滅が重なる年は我慢をしてみるのも良いかも知れませんね。
2024年の母倉日と仏滅が重なる日はいつ?
2024年の母倉日と仏滅が重なる日はいつなのか調べてみました。
お祝い事の日取りなどを決める時に、参考になさってみて下さいね。
月 | 日付 |
---|---|
1月 | |
2月 | |
3月 | 12日(火)、24日(日) |
4月 | |
5月 | 14日(火)、26日(日) |
6月 | |
7月 | 16日(火)、28日(日) |
8月 | |
9月 | |
10月 | 4日(金) |
11月 | 1日(金) |
12月 |
母倉日は年によって日数が変わりました、年間70日前後となるのが多いようです。
なお、母倉日はどのようにして決められているのか気になりますよね。
母倉日は、季節によって該当する日が変わります。
母倉日の決め方は次のようになっています。
・春は十二支による日が「亥」と「子」の日
・夏は十二支による日が「寅」と「卯」の日
・秋は十二支による日が「丑」と「辰」と「未」と「戌」の日
・冬は十二支による日が「申」と「酉」の日
十二支による日とは、昔は日を現在のような数字ではなく十二支に当てはめて数えていました。
十二支には「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の12種類があり、12日で一周をして繰り返します。
そのため、多い月では一ヵ月に3回同じ十二支が登場することもあります。
一方の仏滅は次のようなルールによって日が決まっています。
・旧暦の1月と7月の1日は「先勝」
・旧暦の2月と8月は「友引」
・旧暦の3月と9月は「先負」
・旧暦の4月と10月は「仏滅」
・旧暦の5月と11月は「大安」
・旧暦の6月と12月は「赤口」
そして、月の初めとなる日は「先勝」→「友引」→「先負」→「仏滅」→「大安」→「赤口」→「先勝」・・の順番を繰り返します。
例えば旧暦の11月であれば1日は大安なので、2日は赤口、3日は先勝、4日は友引、5日は先負、6日が仏滅となります。
このように母倉日と仏滅は、暦注(暦に掲載される吉凶占い)の中でもそれぞれ種類が違うため(母倉日は暦注下段、仏滅は六曜という暦注の一つ)日の吉凶の決め方が違います。
そのため、同じ日に吉日と凶日が重なることがあるのです。
母倉日にすると縁起のいいことは?
母倉日は吉日なので万事に縁起の良い日なのですが、『母が子を育てるように、天が人を慈しむ日』という意味があり、主に婚礼関係の行事の日取りにふさわしい吉日と言われています。
婚礼関係とはまさに今回ご紹介している入籍や結婚が該当しますよね。
その他にも結納や、結婚前の顔合わせの食事会などの日取りにも向いていると言えるでしょう。
また、結婚をするとカップルが一つ屋根の下で暮らし始めます。
そのため、住居に関する日取りにも母倉日は縁起が良いと言われています。
具体的には家を建てたりリフォームをしたり、引っ越しをする日取りに母倉日はお勧めとなります。
このように、入籍や結婚の日取りに母倉日は縁起の良い日と言うことがわかりましたが、日本では吉日と言えば圧倒的に大安(六曜という暦注=暦に掲載される吉凶占いの一つ、の中の吉日)が有名ですよね。
吉日=大安という認識を持っている祖父母世代や年配者が多いので、母倉日に入籍や結婚をすると言っても「どうして大安じゃないの?」と疑問に持たれるかも知れません。
その場合は母倉日が入籍や結婚に向いている縁起の良い日であることを、説明したり理解してもらう必要があるでしょう。
入籍や結婚は当事者2人だけの問題とならないケースが多いので、母倉日に入籍や結婚をする場合は事前に丁寧に伝えておくことが大切だと言えます。
母倉日にすると縁起の悪いことは?
しかし、母倉日にすると縁起の悪いことは特にありませんでした。
母倉日は大安に比べて知名度が低く、吉日であることを知らない方も多いですよね。
そのため、大安であれば葬儀などの弔事を行うことは、ある地域にお住まいの方や年配者の中では「故人を弔う日が吉日とは縁起が悪い」として避ける場合もあるようですが、母倉日は気にしない(そもそも存在自体を知らない)という方がほとんどのようです。
このようなことから、母倉日に行って縁起の悪いことは特にはないと言えるでしょう。
しかし、母倉日は万事に吉となる縁起の良い日だからと言って、犯罪やギャンブルを行うのは避けて下さい。
罪を犯せば吉日だろうが逮捕されますし、「今日は母倉日で縁起がいいから」とギャンブルに大金をつぎ込んでも必ず勝てるとは限りません。
母倉日が吉日であるのは「あなた」だけではなく、「世の中の人全員」になりますよね。
吉日にギャンブル運が高まって大勝できるのであれば、世の中の人全員がそうなってしまうということになります。
母倉日が吉日だからと言って、安易にギャンブルなどは行わないようにしましょう。
まとめ
母倉日と仏滅が重なると縁起がどうなるのかについて調べてみたところ、仏滅の影響を受けることなく、母倉日の縁起の良さが保てることがわかりました。
ただし、これは他の吉日全てに当てはまるのではなく、母倉日だからこそ、になります。
そのため、母倉日と仏滅が重なってもお祝い事の日取りは変える必要はありませんが、せっかくのお祝い事に凶日があるのは嫌だという方もいますよね。
そのような時は、凶日が重ならない日を日取りにするのがよいでしょう。
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